鳥原隆志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書してもなにも変わらない、自己満足になっていないか?その問いに対して、自分のためになる読書法を教えてくれる本。
鳥原氏の本は、昇格試験のインバスケット対策としていろいろと読んだが、ストーリー仕立てで難解な言葉を使わず分かりやすい。
これまでも読書法について学んで、もうやれていることもあったけど、またやっていること腑に落ちたり、新しく取り入れたいこともあった。
[学び]
読書は自分自身を知って、アップデートさせるために読む。そのためには、本を一言一句読んで全部理解する必要はない。ざっと概要を掴んで、大事な部分だけ読む。自分自身に置き換えて考えたり、自分と違うなと感じる箇所を大切にする。それ -
Posted by ブクログ
行動習慣の改善につながる一冊です。著者はインバスケット技法の研修講師として長い経験を持っているとのことです。インバスケット技法は、かなり前に聞いたことがあり、経営者・管理者の優先順位付けや意思決定力を養う研修技法という記憶があります。
本書が少し異色だと感じるのは、著者の考えを一方的に述べるものではなく、研修の中で受講者が感じたこと、つまりこの意思決定をするためには、普段からこういうことをしたらいいのではないか、といった気付きを紹介していることで、本当にちょっとしたことが多数掲載されています。
その行動はわずかなことでも、そこからどのような効果があるか解説していますので、試しやすく、そして効果 -
Posted by ブクログ
自己啓発本でありながら、ひとつのストーリーを元に話が進んでいく構成で、最近よくあるマンガでわかるシリーズに似ている部分があると感じた。
内容的には就職活動を経て会社で働き始め、ようやく会社の内情や世の中がわかり始めた20代後半〜30代には刺さるのだと思う。
良い思考の習慣をすると、以下の10個の能力が高まるという。
・優先順位設定力
・問題発見力
・問題分析力
・創造力
・意思決定力
・洞察力
・計画組織力
・当事者意識
・ヒューマンスキル
・成長力
思考の習慣を変えることはすぐにでも出来ること。
思考を変えれば行動が変わり、能力が高まる。
でも自分だったらなにか揺るがない目標がないと -
Posted by ブクログ
インバスケットの実践トレーニングとして読んでみた。同日に読んだ本同様のトレーニング本と同じく難易度としては低い。ただストーリー性があるため、もう一つの本よりは楽しんでトライできた。
「問題」と「課題」についての考え方の違いという点が非常にためになった。
「問題」は単純に何が悪いか?であるのに対して、「課題」は問題を解決するために何をすべきか?ということである。いかに「問題」を「課題」に昇華できるか?がリーダーとして大事なことであると感じた。思い返せば、これまでも「問題」と「課題」を混同していたと反省した。
また常に課題を考える上で、表面的ではなく本質的な課題の発見に務めなければならないと改めて