さくらももこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「こうして私の話はどんどんすすんでゆきます。あなたと一緒に。」
再読。さくらももこさんのエッセイは旅行中や移動中にちょこちょこと読み進めやすくて、カバンに常に1冊は入っている。
エッセイが面白いのは言うまでもなく。さくらももこさんは、例えば「腹痛で苦しんだ日」で1つの文をかけてしまうのだ。人の体験ってもしかしたらいつもこのようにドラマティックなのかもしれない。私がそれを見つけられていないだけで。描写する力がないだけで。
この本内の『さくらももこの手引き』が大好き。
私がさくらももこさんのエッセイを集め出したのはもう亡くなった後だったので、現実で会いにいきたいと思ったのは全てが終わった後だ -
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Posted by ブクログ
感想文を書くうえで、参考にしたいことがたくさん載っており、非常にためになる本でした。
読書感想文に、こんなに基本的な「型」があったのかと驚きました。
小学生のころに知りたかったです。
自分がどんな書き方をして、どこがダメだったのか振り返られて良かったです。学生ではないので、もう読書感想文を書くことはありませんが…
といっても、やはり自分の感じたことを言葉にするのはすごく重要だと思いました。大人になってからは余計大切だなと痛感しています。
自分が何を感じて、何を考えているかを把握せず、自分を完全に見失った経験があるからです。
同時に、自分の思いを言葉にして伝えることは、とても素敵でカッコい -
Posted by ブクログ
すごい!こんなに幼いころのことをつぶさにに覚えていられるんだ…!
今7歳と4歳の子どもを育てる立場として、「子どもなりに毎日考えて、懸命に生活している」ということを教えてくれるいいエッセイだった。
日々の忙しさの中で、子どもの衣食住のお世話をしてるとついつい「子どもも一個人である」っていう視点が抜け落ちちゃうから。「うわ!子どもってこんなに思慮深く考えてる可能性あるんだ!」って思うだけで、子どもを「小さな大人」として尊重しやすいと思う。
子どもたちに「なんでこんなことすんの?」って感じた瞬間に、この本のことを思い出したい。
何か理由があるのかもしれない。それは親の私に話せないこと、話したくな