さくらももこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回もやっぱり面白かった!
子ども時代から漫画家としてデビューするまでが描かれていて、さくらももこさんがさまざまな葛藤を抱えながら成長していく姿を見られたのがとてもよかったです。
初恋の終わり方や東京への憧れなど、どのエピソードもさくらさんらしくてクスッと笑える一方、「わかる!」と共感したり、「そんなふうに考えるんだ、素敵だな」「私とは違うな〜」と思ったり。いろいろな感情を味わいながら楽しく読めました。
これまで読んだエッセイとはまた少し違って、皆が知っている“さくらももこ”につながっていく過程を知れた気がする。
そして、あとがきもとても素敵でした。
今の自分だから感じたこともきっとあると思うので、またいつか年齢を重ねてから読み返したい一冊です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ数多くの著名人が面白いと口にするエッセイで以前より気になっていた。最近に上白石萌音ちゃんお勧め書籍の一冊との紹介動画が決定打となり購入。
「読んでいると笑ってしまうので人がいる場所では読めない」というお勧めのされ方だったため、かなり笑いへのハードルが高くなってしまっていた。読み始めた頃は「あれ?私には面白いの感覚が異なる作品だったかも…」と少し沈む気持ちもありながらも、読み進めていく内にさくらももこさんの物の捉え方や表現の仕方にジワリジワリとハマっていき、メルヘン翁のエピソード当たりからはすっかりさくらももこワールドにハマっていた。ゲラゲラ笑うほどではないけども、喫茶店での読書中に一人で破顔してしまう威力を持つ作品だった。
エッセイそのものだけでなく、あとがきにも著者の想いや考え方をさらに深めたり拡げられていて、あとがきも楽しく読めた。
笑えるだけでなく、感情移入をして目が潤むエピソードも盛り込まれていた。結婚式を挙げる夫婦が減り、また私の年齢が上がるとともに結婚式に出席する機会も無くなったこともあり、著者の結婚式での父の心情に感情移入にしてしまい、想像するだけでジーンとした。
面白いエピソードの中にも、世には決して円満な家族だけでないことを著者自身の経験からも綴ってくれていて、家族だから当たり前のように愛し愛される関係でないこともある。そのことをありままに書いてくれていることにも救われる作品だった。