さくらももこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
さくらももこの、少し距離を置いたところから人間や社会を眺めてる感じが好き。
日常の出来事をここまで面白くする笑いのセンスの根っこには、このドライな観察眼がある気がする。
「メルヘン翁」「結婚することになった」が個人的ベスト。土屋賢二氏との対談もたいへんよろしい。
「"身内だから"とか"血がつながっているから"という事だけで愛情まで自動的に成立するかというと、全くそんな事はない。かえって血のつながりというものが、わずらわしい事である方が多いとすら思う。」
「もう、学生時代には戻りたくない。画一化された"学校"という組織の中で生きる時間は非常に苦痛である。学生の頃は「そういうもんだ」と思って過ごしてきたが、そういうもんの外に出た今、意味のない抑圧が多すぎると痛感する。」
(『その後の話』) -
Posted by ブクログ
ネタバレ子どもの頃のキラキラした思い出がぎゅっと詰まった、宝箱みたいな一冊だった。
さくらももこ先生ならではの、独特の感性とテンポの良いユーモアがどの話にもあふれていて、読んでいると自然と顔がゆるむ。
特に好きなのは、ラジオ体操の話。
ぐうたらなまる子、叱りつけるお母さん、ふざけて場を和ませる父ヒロシ。この三人の掛け合いが本当に面白くて、声を出して笑ったなぁ。
家族のほっこりした空気がそのまま伝わってくる。
それから、「自分の部屋が欲しい」という話の中で、さくらももこ先生がこんな言葉を残している。
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こんなかんじの記憶をもとにして、私の漫画はできているのである。虚しい思い出も、今となっては役に立つのだ。日々虚しさを感じている方々は、いつか何かの役に立つ日も来るかも知れないと思ってがんばってほしい。
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この言葉がすごく好きで、大人が子どもの頭を撫でてくれるような温かい気持ちになった。
さくらももこ先生のエッセイで語られるお話は、どれも平凡な日常を描いたもの。だけど、先生の人生において笑いをとても大事にしているからこそ、先生の目を通して描かれる世界はとても面白くて魅力的、だからこそ多くの読者を惹きつけるんだと思う。 -
無料版購入済み
1巻に比べて登場人物のキャラクターもはっきりしてきて、ちびまる子ちゃんの型ができてきた感じ。
ちょっと毒のあるセリフもあれば、ほろりとする場面もあったりしてやっぱり面白い -
無料版購入済み
遠い昔、私がまる子くらいの年齢だったときに読んで以来の再読。
ちびまる子ちゃん本編も声出して笑うところあったが、ハートウォーミングなところもある。
それより何より、面白エピソードに振り切った読み切り数本が強すぎる。
一個一個の破壊力たるや。爆笑もんである。 -
購入済み
アニメしか知らなかったけど
アニメしか知らなかったけど、マンガも読むことができてよかった!アニメで見たところもマンガで読むことができて、マンガにしかない魅力もあって楽しかった!他の人にもマンガ読んでほしいなと思いました!
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発売当時、あまりの面白さに笑いを止められず、電車の中で大変な思いをしました。友人にも読んでもらったところ、当然ながら皆大笑いでした。ほのぼのして何だかよく覚えています。
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Posted by ブクログ
さくらももこのエッセイ。私はちびまる子ちゃんにもさくらももこさんのエッセーにもフラットな感情なのだが、朝井リョウさんが勧めていて久々に読んでみた。たまたま朝井さんが言っていた「ひろしが歌の歌詞を間違いまくる話」が収録されていてよかった。
フラットな読者として分析すると(多分もう百万人が同じ分析をしてると思うが)、さくらさんは子供の頃の話を子供の気持ちのままで分析できる人なのだと思う。不思議と母はこのときこんな気持ちだったに違いないという母への思いは少なく、これを自身も子供を持った身で書けるのはすごい。どうしても親目線で考えてしまうもの。
私は子供の頃はなぜ一家庭の平凡なエピソードが、しかもリボンという媒体で人気が出るのだろうと不思議だった。自分は妹ながらまる子的な要素がなかったためでもあり、また時代も違うのであまり重ねられなかったのかもしれない。
大人になって読んでみると、これは発達グレーというか個性的な子供の話…?と思ってしまい、それを特性ではなく怠け(←当時はそうだったから仕方ない)として捉えてしまうお母さんと、母に理解されないためにかえって意固地になる子供の悲しいエピソードに読めてしまった。漫画家という職業に華開いたからよいものの、違っていたらどう育てたらいいのだろうと考えてしまう。つまり私は大人の立場で考えてしまっているわけで、子供のころのタイムカプセルをそのまま持ち続けられるさくらさんは、やはり稀有な存在だったのかもしれない。