さくらももこのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
キレッキレのさくらももこ節が堪能できるエッセイデビュー作。
日常の出来事をここまで面白くする笑いのセンスはやっぱりすごい。
「メルヘン翁」「結婚することになった」が個人的ベスト。土屋賢二氏との対談もたいへんよろしい。
ただ、さくらももこの魅力は、単なる「面白いエッセイスト」ではないところにもあると思う。彼女の笑いの根っこには、人間関係や社会を少し距離を置いて眺める、冷静でドライな観察眼がある。
「"身内だから"とか"血がつながっているから"という事だけで愛情まで自動的に成立するかというと、全くそんな事はない。かえって血のつながりというものが、わずら -
Posted by ブクログ
ネタバレ子どもの頃のキラキラした思い出がぎゅっと詰まった、宝箱みたいな一冊だった。
さくらももこ先生ならではの、独特の感性とテンポの良いユーモアがどの話にもあふれていて、読んでいると自然と顔がゆるむ。
特に好きなのは、ラジオ体操の話。
ぐうたらなまる子、叱りつけるお母さん、ふざけて場を和ませる父ヒロシ。この三人の掛け合いが本当に面白くて、声を出して笑ったなぁ。
家族のほっこりした空気がそのまま伝わってくる。
それから、「自分の部屋が欲しい」という話の中で、さくらももこ先生がこんな言葉を残している。
ーーー
こんなかんじの記憶をもとにして、私の漫画はできているのである。虚しい思い出も、今となっては役