さくらももこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
さくらももこの世界観が好き。
『あのころ』は、大人になってから子どもだった頃を振り返って、面白くなおかつ虚しく(?)語っているエッセイである。
決して楽しくて良い思い出ではないが、一癖あるこういうことが最も記憶に残るんじゃないかなとも思う。
大人になってからは、一つ一つの出来事をビッグに捉えることはもはや不可能とさえ言えるのかもしれないが、何事も間に受ける姿勢を持ちたいと思う。
特にヒロシの無神経さと母の「アンタ」呼びが私のお気に入りで、『きょうだいゲンカの話』はケンカの仲裁に全く役に立たないヒロシとケンカに加え、さらにイラだつ母の模様が面白い。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこちらのシリーズの方が刺さりそう。
共感と、面白い考え方と、表現にやられる。
ご両親は本作を読んで、子供時代こう思っていたのか、とかどういう感想を抱いたのだろう??
・てきや
『…変わらずに怒られるのである。それなら欲しいものを手に入れてから怒られた方が、怒られがいがあるというものだ。』
『人は経験により学習していくものである。あの時…買っていなかったら、私は大人になってもまだ…信じ続け、大恥の人生を送っていたかもしれない。』
・夏休みの宿題
『夏休みに宿題があるというのは…つまり休むのはあくまでも学校であり、子供が休むのではない。』
『どんなに母が怒っても、決して口答えしてはいけない。 -
Posted by ブクログ
おもしろすぎて一気読みの一冊。朝井リョウさんのエッセイがスキな方は絶対に好きです。なぜなら、雰囲気が近いから。それもそのはず、朝井リョウさんは子供の頃にさくらももこさんのエッセイに衝撃を受け、読み漁ったそう。子供の頃の記憶をどうしてこんなに鮮明に覚えているんだろう。さくらさんの子供時代を追体験しているような感覚を覚えました。他の作品も絶対に読みたいです。
●尿意ネタ
「今!今行けるっ!!」と心の中でトイレ行きを応援したエピソードが複数個あります。特に遠足のときのトイレエピソードは辛かったです。昔は遠足に行った先でトイレがないって・・。何かの罰ゲームですか?行きたくなくなる気持ちがめちゃくちゃわ -
Posted by ブクログ
ネタバレ『なんとなくさくらももこさんのエッセイが読みたくなり、通勤バスの帰りに読んだ。
開放感に満ちた時間にたまにウトウトしながら。
ふとさくらももこさんはもういないんだと寂しくなったりもしたけど、作品は永遠に残るんだなぁと思った。
「モモエちゃんのコンサート」では、観たいだろうと家族がチケット代を出してくれたり
「家庭内クリスマス」では普段と変わらない流れになる家族の団らんをどうにか特別なものにしようとするももこさんを家族が温かく接している。まるで日曜日の夜6時だと思いながら読んだ。
巻末の糸井重里さんとの対談もよかった。
「これでいいのだ」って改めていい言葉だね。 -
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白い
久しぶりにさくらももこのエッセイ読んだ
やっぱりいい
エッセイを出版してる集英社の編集者の新福さんをめちゃくちゃお祝いするパーティをさくらプロダクションの社員みんなで企画してお金と時間をかけて盛大にふざけるのとか本当に最高
あとはくいしんぼう同盟の4人でバッチと証明書を作っておいしいものを食べに行ったり遠足に行ったりしてるのも可愛いし楽しそう
さくらももこすぐバッチとか記念品作るのかわいい
面白いことを思いついて実行するからさくらももこの周りの人は楽しかっただろうな〜って読んでてすごい思った
あと、息子の山根が一番好きっていうのもうけた
あとは縦線引き攣り笑いってい