朝倉宏景のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ
めちゃめちゃ泣いてしまいました。
2025年終わりも近づいて、まだこんな作品があったのか…!と衝撃を受けました。
これは物語だけど、
物語じゃなくて実際に経験している人、した人がいるはなし。大人であっても、なぜ自分が…と思ってしまうがん。ましてや幼い子供がかかるなんて、本人も家族も想像できないぐらい辛いことだと思います。
こんなに医療が発展していても、まだまだ治すことのできない病気があるということを改めて思い知らされますし、それが自分の家族だった、自分の好きな人だったときの衝撃たるや。
先日もがんで亡くなられたまだ学生の方が、
X上で様々な人に影響を与えていました。
なのでこの作品が世に出るのは、個人的にはすごくタイムリーだなと思います。
しかし実際に、当事者となるような方々が読むのはすごくしんどいのではないかと感じました。けれど、当事者のまわりにいる人たちには読んでほしい。作中では千羽鶴の話が出てきましたが、当事者が求めているのはそんなことではないと気づいてほしい。彼らが悩みに悩んで決めた決断を、容易に否定しないでいたい。
そういう考え方をできるように、読んでおくべき本だと思います。 -
Posted by ブクログ
10歳の我が子に余命を告げるのか…。
自分ならどんな選択をするのか、その考えもまとまらないまま、最初から最後までずっと涙が止まらなかった。
旭川に住むサッカー好きな少年・竜星が、試合中にラフプレーを受け、背中の痛みを訴えたのが始まりで、ただの怪我だと思っていたのだが、肋骨にできた腫瘍が悪性で、ユーイング肉腫という骨の癌だった。
辛くて過酷な治療をしても癌は大きくなり、余命半年という命だと知ったあと、家族の答えは…。
竜星があまりにも良い子過ぎるが故に余計に辛くなる。
「僕がガンで、よかったよ」
「姉ちゃんじゃなくて。父ちゃんや母ちゃんじゃなくて、僕がガンでよかった」などと10歳の子が言うことじゃないだろうと。
竜星の思いを汲み取り、彼の笑顔を最後まで見ることができるように寄り添い、見守り続けた家族。
この家族に無限の愛を感じた。
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Posted by ブクログ
ネタバレ野球を題材にした小説が得意なイメージの強い元スラッガーの朝倉宏景さんの新刊
野球と離れたと思ったらゴツい剛速球を投げ込んできやがった
一応蓋するが、ギリネタバレにはならんのちゃうかと個人的には考えている
旭川に住む四人家族の物語
大工のお父さんは元サッカー小僧で激熱のちょいウザ
お母さんはそんなお父さんをうまくコントロールする元サッカー部のマネージャー
13歳の長女は反抗期真っ只中でお父さんと喧嘩ばかりだけど弟にはいいお姉ちゃん
そして10歳の竜星はサッカー少年で誰にも好かれるよい子
しかし竜星は小児がんに冒され余命半年と告げられてしまうのです
そして家族は竜星に余命を告げる決断をくだすのです
マ、マジか…(゚A゚;)ゴクリ
悩み苦しみながら絆を強くし、死と向き合う家族の姿が描かれてゆくのですが…
マ、マジか…
マジなのか
告げる?余命
10歳の子にあと半年って言う?
いやー、難しい
つかわからん
ぜんぜんわからん
それっていいことなん?
もちろんもう家族はみな、そして恐らく作者自身も迷いまくっている
恐らくこの「迷い」を描きたかったのかとも思う
わからん
ちょっともう自分に当てはめて考えるのも無理
わからん
いや、マジか言うてるくらいだから、たぶん否定的なんだろうな
だって10歳
いやでも10歳微妙やわ〜
たぶん気付くだろうしな
いや〜わからん
やっぱぜんぜんわからん
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Posted by ブクログ
たくさん泣いた。後半は嗚咽に近かった。
本でこんなに泣いたのは初めて。
それはきっと竜星が良い子すぎるから。。
サッカーが大好きだった少年竜星が、ユーイング肉腫という骨の癌に罹り、彼の父母と姉と共に病と闘い、そして近づく死と向き合っていく物語。
病気に関する情報をどれだけ伝えるのか、竜星の痛みをどうやって和らげていくかなどの問いに家族が向き合うようすが、それぞれの視点から描かれている。だからこそ、それぞれの葛藤や想いが伝わってきて、より感情移入した。
竜星の素直さに、「そんなこと竜星にしないで!」という悔し涙から、「もっとやりたいことを叶えてほしい」という切ない涙、たくさんの涙を流した。
病に侵され絶望maxではなく、どんな状況でも登場人物が前を向いているからこそ心を引っ張られて感情が大きく動いた感覚。不思議だった。