【感想・ネタバレ】空洞に響け歌のレビュー

あらすじ

メジャーデビューを果たしたロックバンド「サイナス」。バンドの中心的存在である天才ボーカリスト・ミツトがマンションのベランダから転落し、突然この世を去った。事故か自殺かも判然としないまま、大切な存在を失ったメンバーの日常は一変する。バンドを存続させるのか、解散か。これからどうやって生きればいいのか──。悲しみと不安を抱えながらも未来を切り拓こうとする若者の姿と音楽でつながった仲間の絆を描く、喪失と希望の物語。
※本作品は2020年2月に小社より刊行された『空洞電車』を文庫化に際し改題したものです。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

双葉文庫いいね。下段に名前と内容と書かれているのが斬新な。朝倉宏影さんは野球の小説でだいぶ入り込んでお世話になってる、好きだ。バンドの物語はピンと来ないと思っていたが、手に入れて良かったしかない。和菓子屋の作業中がバンドだねとか言うのも良いよねー。最後のジムで先輩が来てくれた場面でクズの猿レベルの輩3人来たのが嫌な気分不愉快な。でもそう書く事でメンバーの存在とジムが気付かない場所とわかったのだろうなとは理解した。紬の性格がよく分かったのが一番、話の始め多摩川と追悼ライブの件と出ているのも好きだ

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2023年09月08日

Posted by ブクログ

一人の天才の死と残されたバンド仲間たち。各メンバー視点で描かれる物語の連なりに、人の心模様は途方もなくそれぞれ違うということを改めて思った。音楽が担う役割や音楽家たちのビーグルとしての使命といったことにも新たな視点を得た。最高。

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2023年01月09日

Posted by ブクログ

俺たちのボーカルが死んだ。仲間の訃報に、悲しみと不安を抱えるバンドメンバーが選ぶ未来は…。音楽で繋がった絆を描く喪失と希望の物語。
グループの中心人物は太陽であり、周囲の人間を照らしてくれる存在である。太陽を失った地球には生命は宿らない。個々のメンバーの喪失感と次の太陽を求める姿がやるせない。

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2023年06月19日

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