朝倉宏景のレビュー一覧

  • 白球アフロ

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    都立高の弱小野球部にやって来たアメリカからの転校生は、長身で褐色の肌、そして天然アフロヘアー。謎の助っ人外国人を思わす彼の加入により巻き起こるトラブルと団結。青春の素晴らしさを再認識できる群像劇小説。
    世の中は理不尽なことばかり。そして、野球という競技も理不尽が戦略になる変わったスポーツだ。攻撃側と守備側が一球ごとに作戦を立て実行する。失敗が成功にもなる不思議さもある。ストーリーの面白さも勿論あるが、試合のシーンが野球に詳しい者ほど堪らなく深い味がある。文庫カバーの装画も憎いほど巧い。

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    2016年11月09日
  • 日向を掬う

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    生を受けてこの世に生まれてくる者もいれば、死を受け入れて去る者もいる。互いに大切に思い合う心があれば、血を越えて一緒に生きていけることを考えた。

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    2026年09月13日
  • あめつちのうた

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    丸善ジュンク堂書店札幌で開催していた、講談社文庫フェアから見つけた一冊。
    「阪神園芸」という聞いたことがある職業がモデルになっているとのことで、面白そうと思い購入。

    主人公の大地は、弟の運動神経の良さに嫉妬し、父親からも期待されていないことを感じていた。
    父も弟も野球が上手く、自分(大地)も野球に携わって父に「すごい」と認めてもらおうと、阪神園芸に入社する。
    それでも仕事は失敗の連続で、誰かのために仕事をするのは、自分のためにならないなと思った。
    仕事は、自分のためになる目標があって、初めてやりがいを感じられるのかもしれない。

    登場人物は皆、不器用だけど愛おしく感じる。
    冒頭では、素直ではない部分が多くて互いに誤解してしまうけれど、次第に少しずつ素直になっていくところが良かった。

    昨今、色んなことがロボットやAIに切り替わっていくけれど、阪神園芸という職業はいつまでも人間であって欲しいなと思う。

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    2026年09月12日
  • つよく結べ、ポニーテール

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    転機は、高校の監督からセクハラ受けた事、物語が急変する。そういう展開は望んでいなかったけど、読み終えたのは、あのセクハラだか、主人公に望んではいなかった。
    1 二〇一五年 君澤龍也/二十三歳
    《真琴先輩が、いよいよ一軍に上がる。小川雫という、後輩、同棲相手の七海、
    2 二〇〇二年 鳥海真琴/十歳
    美少女戦士になりたかった。桜井拓斗と自己紹介、タクトの出会い
    3 二〇一五年 君澤龍也/二十三歳
    主審が右手を上げて「プレー」を宣告する。
    4 二〇〇六年 鳥海真琴/十四歳
    雫は美術部の一年生だ。た。「お前は今日から、サイドスローに転向しろ」、雫の好きな先生「先生って、諸角先生?」、「俺、三組の君澤龍也」
    5 二〇一五年 君澤龍也/二十三歳
    「さぁ、一波乱ありましたが、ワンナウトです!」
    6 二〇〇六年 鳥海真琴/十四歳
    キャッチャー・小田島、いいか、鳥海。夢をあきらめられるヤツだけが、夢をかなえられる」
    7 二〇一五年 君澤龍也/二十三歳
    「二番、センター・赤沼。背番号、00」
    8 二〇〇九年 鳥海真琴/十七歳
    「それじゃあ、1番から。後藤!」、「2番、君澤!」「俺、鳥海のことが好きなんだ」、「俺、めちゃくちゃ頑張れるかもしれない」、甲子園出場、一回戦敗退、つて全く内容の無い負け、試合が小説になって無い、甲子園出場が決まって、龍也に呼び出されて初キスされたってどういう展開かわからない。
    9 二〇一五年 君澤龍也/二十三歳
    俺は真琴を切り捨てたんだ」
    10 二〇〇九年 鳥海真琴/十七歳
    「監督は昨日、逮捕された。示談は成立した。楠元監督は五本木学園野球部を辞任した。
    11 二〇一五年 君澤龍也/二十三歳
    「鳥海続投です!」実況の声が響く。「
    12 二〇一〇年 鳥海真琴/十八歳
    埼玉県の高校の野球部と練習試合が組まれた。
    13 二〇一五年 君澤龍也/二十三歳
    「五番の北田に対して敬遠です!」
    14 二〇一四年 鳥海真琴/二十二歳
    《女子プロ野球史上初 鳥海真琴投手 完全試合達成!》「……鳥海真琴、投手、ウエストフローラ」
    15 二〇一五年 君澤龍也/二十三歳
    「能瀬が、三球三振に倒れました! 試合終了です!」
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    「私、ただ野球がしたかっただけなんだよ……」鳥海真琴、23歳、サウスポー。史上初めて、プロ野球のマウンドに立った女子投手。3歳からバットを握った彼女は、中学で習得したシンカーを武器に、高校野球の世界に飛び込んだ。甲子園に出られなくてもいい。だって、私には野球しかないのだから。大好きな野球への想いを抱え、強豪校の野球部に入部した真琴だったが、待っていたのは、目を覆いたくなるような「現実」だった……。

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    2026年09月06日
  • あの冬の流星

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    ネタバレ

    竜星が生きた時間は短かったけど濃密な生涯だった。余命宣告を10歳で受ける、しかも残された時間は半年。あまりにも過酷。昔大好きだった祖母がガンで余命が少ないと知って悲しくて夜な夜な泣いたことを思い出した。竜星本人はもちろん、両親、姉祖父母に叔母という肉親にとっても辛い宣告。
    でも家族の絆が竜星の生きる希望だったように思う。良い子過ぎ。

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    2026年09月05日
  • 白球アフロ

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    1
    新生都立等々力高校野球部、大佐古はうまいこと総括した。監督としたら、ショートの大野、「須永Christopherデス!」転校生のクリストファー君、マネージャーのマユミ、キャプテンのキャッチャー・岡崎先輩
    3
    ショートクリスの指導役セカンド「瀬山「キョーイチ!」と、学習指導役小野寺さんというアメリカからの帰国子女、ショート・大野、クリスの頭撫ぜた「児島サン」、ファーストの辻村先輩
    4
    四番・宮増先輩と五番・岡崎先輩、先発ピッチャー、二年生の岡崎悟、「ウソつき」
    5
    「私もいっしょに行くよ」、「瀬山君とクリス君には野球があるじゃん」、「高校野球ってそんなに意味ないかなぁ」
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    弟ピッチャー、岡崎悟、兄キャッチャーキヤツブテン岡崎翔先輩が練習前にみんなを招集する。「相手は港北大渋谷だよ」
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    サード・宮増先輩、ファースト・辻村先輩、「二番・セカンド、瀬山君」
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    ワンボール・ナッシングとは、野球のボールカウントで「1ボール・0ストライク」の状態を意味します。

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    都立高校の弱小野球部に、アメリカからの転校生、クリスが入部する。黒人の父と日本人の母を持つクリスの守備の腕前は超高校級。それに比べてバッティングが粗いクリスに日本野球のお家芸「送りバント」を理解させようとチームメイトは秘策を考えつくが――。笑ったあと、腹底にグッとくる爽快青春小説。選考委員の伊集院静氏、角田光代氏激賞の小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。

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    2026年09月04日
  • あの日のつづきを生きている

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    高校球児にまつわる人々の
    短編が繋がっているけど
    思ったより面白かった
    先日まで甲子園で熱戦が
    繰り広げていたけど
    裏では色々あるのだろう
    そしてその後も糧として
    生かして進んでいくために
    ケジメをつけるために集まった
    結幕は意外すぎる展開で
    びっくりした

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    2026年08月27日
  • あの冬の流星

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    ネタバレ

    途中からもう誰目線で読み進めていいのか全く見失ってしまい、でもページを捲る手が止められず…号泣しながら一気読み
    初めて「スピリチュアル」という単語を素直に受け入れられたかもしれない
    泣き過ぎてちょっと頭が痛いし、明日は絶対目が腫れるけど、読めて良かったと心から思える一冊だった

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    2026年08月16日
  • 駅と旅

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    東京駅、残すべしか異質で前から順番に読んでいたため何の話や?と頭がこんがらがった。他の作家さんのお話は読みやすくて青春だったり人間関係のアレやこれやが共感できる内容だった。特に最後の鳥山まことさんはほんとの旅行記かな?と思うほど具体的で言葉の流れが綺麗で締めにふさわしかった。

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    2026年08月09日
  • あの冬の流星

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    10歳でこんないい子はいないと思うけど、竜星のガンが分かってからの家族の葛藤と絆はよく伝わってきた。父親の竜司と姉の亜沙美の視点はよく書かれていだけど,母親の詠美の視点は少なかったので、母親の視点がもっと多かったら,自分にはもっと感動があったかもしれない。終章の竜星の視点で描かれているところは涙が止まらなかった。

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    2026年06月28日
  • あめつちのうた

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    甲子園球場で活躍する阪神園芸さんで働く青年を中心とした物語。
    主人公だけではなく、その周りの登場人物も含め、揺れ動く気持ち、過去のトラウマ、少しづつ成長していく姿がしっかり描かれています。
    最終的にみんな前を向いて進めていく明るいストーリーで読み口もスッキリ。

    プロ野球も、高校野球も好きで、甲子園球場にも数えきれないほど行っていて、阪神園芸さんの整備を見るのも大好きです。
    ある程度の知識も持っているつもりでしたが、「あめつちのうた」で、さらに詳しく知り、改めてそのプロフェッショナルな仕事に感銘を受けました。
    ただ、個人的には、お仕事小説としてもう少し阪神園芸さんの仕事を掘り下げて欲しかったな…と思います。

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    2026年06月18日
  • あの冬の流星

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    「あの本、読みました?」で紹介されてた作品。紹介されてた通りの秀作で、泣かされますが、こういうストーリーは反則だよなあ。まあ、筆力があるから読ませるんだけどね

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    2026年06月11日
  • あの冬の流星

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    人を知るには知ること

    息子の余命が半年です。・・・
    その宣告を受けた家族たちが息子に何を伝え真実を伝えるべきか選択をする。

    なかなか10歳には酷な話でもあり、自分自身が同じ立場に置かれた時に、どのように行動し意味を見出すか思考ながら読むことができました。
    ただ、あまりにも家族や友人たちの立場が辛く感じました。
    それでも、短い時間の中で自分自身の生きた意味を見出し導く感じも良かったです。

    自分自身が次に繋ぐための火はなんなのだろと考えたいと思います。

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    2026年05月29日
  • あめつちのうた

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    有名な阪神園芸さんのお仕事小説。仕事の話は興味深く読みましたが登場人物になかなか共感できず、でした。特にLGBTを絡める必要はあったのかな?と。お話自体は若者よ頑張れ!で読後感は良かったです。

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    2026年05月27日
  • あの冬の流星

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    常に目がうるうるしながらの読書となった。

    小学生、ガン、告知、死、辛く悲しい題材だが、優しさがいっぱいのお話だった。

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    2026年05月21日
  • あの冬の流星

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    ネタバレ

    あの本、読みました?」の医療小説特集で紹介されていた一冊。

    小児がんで余命半年と宣告された10才の息子に宣告するかどうかが物語の主軸。

    息子の強さと優しさに甘えてると義父(子供からは祖父)に言われる父親。まさにその通りだと思ったし、告げることは子供に嘘をつきたくない、自分が悪者になりたくない保身だとも思ったし、今回、余命宣告できたのは大人びた子だったからで、本当はこんなにうまくいくのか、チャプレンみたいな結末を迎える場合が多いのではと考えてしまった。
    最期といいちょっと出来すぎなのではと。
    冷めすぎですかね。

    とはいえ、ハンカチいやタオル必携、ティッシュは箱で準備。最初から最後まですごく泣きました!

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    2026年05月05日
  • 白球アフロ

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    実にピュアな青春小説だった。
    今からでも高校生に戻って全力で部活やってみたいなぁ。
    大して強くもない都立高校という設定もいい。強豪校だろうが、初戦敗退校だろうが、真剣さもすべてを犠牲にして取り組んできた気持ちも変わらないだろう。
    エンディングにもう一捻り展開があるのでは、と期待してしまった。

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    2026年04月23日
  • 死念山葬

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    久しぶりに良いホラーでした。
    夜中に会った宮司が偽物だと分かったあたりからワクワクが止まらない。
    シリーズ物だとどうしてもキャラクターに気を取られてしまうので、たまには単発の作品がいい。
    六体の地蔵と座棺まで夢花一人で掘り出すのは無理があると思うけど、マナブと地蔵菩薩の加護ってことにしておこうか。

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    2026年04月18日
  • あの冬の流星

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    涙なしでは読めない作品
    両親と姉、そして竜星くんの思いを強く感じた
    最後まで涙が止まらなかった
    こんな小説に出会ったことは無かった
    素晴らしい
    感動した

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    2026年04月11日
  • あの冬の流星

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    うっ、……ぅ、ぐうぅ……っ、あああぁ…っ
    ん、ぐ……っ、……ふ、ぅ……
    。゚(゚´Д`゚)゚。

    びまわ…ぃめ……どぉ…んさんの本棚からでずぅぅ…
    。゚(゚´Д`゚)゚。

    だ…だめ……でずぅぅ…
    。゚(゚´Д`゚)゚。





    1時間後…





    感情が爆発していました
    すみません
    少し落ち着き冷静になれました


    改めてひまわりめろんさんの本棚からです


    ひま師匠、とんでもない本を紹介してくれましたね

    こりゃ、あかんですよ!

    花粉症ですでに目も鼻もボロボロなにの、それに追い打ちをかけるかのように涙腺崩壊!
    鼻水止まらず呼吸困難一歩手前までいってしまいました!

    マジで一旦本を閉じました

    家族の前で読んでたけど、涙と鼻水が止まらず、恥ずかしくて本閉じました
    子どもたちもオヤジの涙なんて見たくなかったでしょうしね

    このときだけは花粉症ナイスと思いました
    なんとか涙と鼻水を花粉症で誤魔化せました


    と、まあくだらない言い訳はさておき単刀直入に言います


    もし、あなたの愛する10歳の我が子が余命半年の癌と宣告されたらあなたはその真実を子どもに告げますか──


    きっとこの質問はどれだけ考えても正解はわからないと思います
    でも、答えを出さなければならないです


    あなたが、あなたたち家族でないと導き出せない、あなたたちだけの答えを…

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    2026年03月21日