朝倉宏景のレビュー一覧

  • あの冬の流星

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    まだ10歳…。
    健やかに成長したサッカー少年・竜星がユーイング肉腫を発症する。

    両親に告げられた余命は半年。
    どこにでもいる四人家族に突然悲劇が襲い掛かる。

    これはフィクションだと自分に言い聞かせながら読み進めたが第四章から終章まで涙が止まらない。

    僅か10歳の息子に余命を告知すべきか葛藤する両親の姿に胸が締め付けられる。

    子どもが苦しむ物語は苦手で、読むのを躊躇したが最後まで読んで良かった。
    病で苦しむ子ども達が一人でも多く救われます様にと祈りながらの読書時間だった。

    生まれて来た意味、生きている意味を考えさせられる。

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    2026年01月20日
  • あの冬の流星

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    ネタバレ

    子供の死を扱った物語という、子持ちの父親には感動せざるを得ないモノ。

    サッカー少年で聡明な弟の流星くんがユーイング肉腫という骨のガンになり、どんどん転移して余命宣告されて抗がん剤も聞かず緩和に切り替える。

    中学生の反抗期姉にどこまで開示するか?そもそも当人にはどこまで開示するのか?と言った問題。
    高校生以下の当人には、告知するのは一般的ではなく、心が持たないと考えられているらしい。色々辛すぎて心がしんどい。その友達には?退院したんでしょ!?遊ぼう!と言ってる友達には?


    迷ったらその子が心から笑う時を思い浮かべて。どっちの選択をすると、その心からの笑顔に辿り着くのか。

    心と魂は違う。心

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    2026年01月03日
  • あの冬の流星

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    ネタバレ

    10歳の我が子に告げられた残酷な宣告。
    そのとき、親としてどうすればいいのか。

    よくある「泣けた」とか
    「心揺さぶる名作」などの帯文。
    (この本には書かれていません)
    それが苦手なのだけれど
    朝倉さんは冷静に、でも家族の葛藤を
    丁寧に静かに書き切った。
    お涙頂戴でなく、だからこそストレートに響く。
    命を繋ぐ炎を移し、受け取るというメッセージもあたたかく新鮮だった。

    命を見守る皆の優しさがじんわりと染みてくる。

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    2025年12月29日
  • あの冬の流星

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    参考文献を見て、ハンカチを用意して読み始める。

    あー、辛い。もしも、もしも、もしも自分の子供が癌になり、あと半年の命と言われたら。。。

    お父さん、お母さん、お姉ちゃんが難しい決断を一つずつしていくのが辛くて、偉いなぁとも思ったし、運命は過酷すぎる、竜星は家族に愛されて幸せだとか、色々思った。残り半年で竜星に何をしてあげられるかと同時に、竜星からも何かを受け取る、という考え方に救われた。

    竜星が、大好きな子に「僕はきっとすぐそばにいる。空に、雲に、風に、葉っぱに、星に。。」「不安なときは一度立ち止まって、周りをよく見て」「僕はそばにいるから」と最後に伝えた言葉、私も覚えておきたい。

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    2025年12月23日
  • あめつちのうた

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    甲子園のグラウンドキーパー大地くんのお話し
    『雨降って地固まる』
    わたしの結婚式で父が言った言葉とおなじですが、ここでは文字通り『地』が固まるのよね
    グラウンド整備にこんな作業をしているのだとは知りませんでした
    とてもおもしろいお仕事小説

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    2025年11月04日
  • ゴミの王国

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    孤独を埋めるための方法は、人それぞれ。真逆の存在だと思えた2人の部屋も、実はどこか似たような境遇が土台となっていることに気づき…。自分も他人も否定しないことで、新たなスタートラインを見つけた登場人物たちにエールを贈りたくなる一冊です。

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    2025年07月20日
  • 死念山葬

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    大量の人骨、霊能力、山の怪。ゴリゴリのオカルトだった。
    でもそれだけじゃなくて、互いを思いあう二人を応援したくなったし、死生観にはハッとさせられた。
    蒸し暑い日に読むのにいい本だと思った。

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    2025年07月03日
  • 雨を待つ

    購入済み

    本の題?

    「雨を待つ」この本の題名と内容がつながりにくいかなと思いました。私も現在、2人の孫がスポーツをしていて、この主人公のお母さんの気持ちの変化、また当の子供にどう接していいか、娘や息子から聴いていて手に取るようにわかりました。
     私たちの頃の、単純に「好きだからやる」時代とは今は違うようですね。スポーツが、子供の頃から自分として生きていく手段にもなってきている現代、いかに自分をアピールして生存競争に打ち勝っていくか、楽しいだけではいけない、哀しい時代です。
     単純に面白かったです。もしかしたら、親が思うほど子供は傷ついてないのかもしれないと思いました。

    #共感する #胸キュン #切ない

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    2025年05月25日
  • 野球部ひとり

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    ヤンキー高校の野球部と進学校の野球部が
    合同でチームを組みことになり試合に臨む
    高校野球のお話でした
    試合までの道のりは長く感じました
    試合も楽しめました
    みんな青春してました
    よかったです

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    2025年04月24日
  • 駅と旅

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    松崎有理さん目当てでしたが、他の方々の作品の駅・旅・旅人のどれもひかれるところがあり、思わぬ出会いがありました。
    旅モノの作品集として楽しめ、今度はここに行ってみようと旅ガイドになるのと同時に、こんな面白い作品を書いている作者の他の作品はどんなのだろう?と新しい作家と作品への旅立たせてくれる、そんな1冊です。

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    2025年04月16日
  • あめつちのうた

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    たまに見る高校野球
    雨が降って一時中止になり、グラウンド整備をする様子がテレビに映ると

    大変だなぁ

    くらいで見ていることがありました

    実際に、当たり前ですがこんなに計算されて整備されているのですね

    野球を見る時に、視点が変わる、そんな本です

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    2025年01月08日
  • ゴミの王国

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    そこそこに片付いた部屋で生活したいけど、油断するとものが増える。よくよく考えて持ち込まないと捨てるのが大変なんだよね。相反する二人のようで抱えているものは似通っていたのかも。それを理解した上での付き合いなら長く続けられそう。

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    2024年12月28日
  • ゴミの王国

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    ごみ収集の仕事に就いていながら、自宅の部屋はチリひとつ落ちていない潔癖症・ミニマリストの朝陽と、不用品を次々と部屋に持ち込んで半年足らずで汚部屋にしてしまった友笑が、アパートの隣同士であることが判明する冒頭。

    普通ならばお互い関わりは持ちたくないはずだけど、小説なので、どうして2人ともそうなったのか、半生が語られます。少しずつ歩み寄る中で、特に汚部屋の解消に近づいていく過程が描かれます。ほとんど想定内のストーリーですが、何故読んだかというと、わたしの部屋も友笑さんほどではないけど、汚部屋だから。

    でも、結局参考にはなりませんでした。

    2人とも、やはり両親の影響が大きくて、潔癖症も汚部屋も

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    2024年10月09日
  • あめつちのうた

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    一つの仕事に誇りを持って打ち込むのはいいなと思う。阪神園芸が舞台なのも良かった。もう少し仕事のことが詳しく描かれていたら、さらにいいなと思う。

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    2024年09月22日
  • あめつちのうた

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    野球好きには阪神園芸という実名が舞台でたまらない。そういう意味で評価は上げたものの、色々詰め込んでてなんだか勿体無い。

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    2024年08月27日
  • あめつちのうた

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    【ダメダメ少年だった主人公が、たくさんの人たちとの出会いを経て自己肯定感を増していく、今風青春小説】

    高校の野球部に入るも、甲子園出場の際にはマネジャーだったため、負けたときに「土を集めて帰る」場所に入れなかったという微妙な経験の末に、球場のグラウンド整備を担う会社「阪神園芸」に就職するという選択をした主人公、雨宮大地。

    彼は、同じ高校の野球部のエースで関西の大学に進んだ一志、甲子園のスタンドでビールの売り子をしながら歌手を志す真夏、会社の先輩で、野球選手としては捲土重来を期している長谷ら、周りの人たちに支えられながら少しずつ前に進んでいくという話だ。

    「神整備」で最近話題になる阪神園芸

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    2024年06月26日
  • ゴミの王国

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    ゴミ収集の大変さは、想像以上だなと感じる。尊敬しかないのに、悪態をつく住人に腹が立つとともに、小学生からゴミ収集の大変さをもっと教えるべきだと思った。
    粗大ゴミの問題は人ごとでなく、ソファーを買い替えたいと考えているが、リサイクルできないゴミになるかなと躊躇してしまう。

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    2024年06月23日
  • ゴミの王国

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    主人公はゴミ回収の作業員。潔癖症の男性。
    隣の部屋は汚部屋で、住人は女性。彼女がゴミを拾ってきて部屋に溜め込むようになった事情が悲しい。
    終盤に、主人公以上に潔癖症な父親が家出した妻を迎えに行き
    「いっしょに、粉をまきちらそう」
    と言うところが良い、と思った。

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    2024年06月23日
  • ゴミの王国

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    お仕事小説かと思いきや、
    そんな単純な話ではない。

    でも、ゴミと人間の関係、
    身につまされました。
    ゴミって、人生の縮図だな。
    出るものは仕方がないが、
    捨て方は考えないとなあ。

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    2024年05月16日
  • ゴミの王国

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    読み始めて真っ先に感じたのはゴミ清掃員の方々への感謝。
    今日からゴミを減らす事を心掛けようと思った。

    本作の主人公は、ゴミ清掃職員として働く日下部朝陽。
    朝陽は超潔癖症で「片付けたい男」。

    だが隣の部屋に住む佐野友笑は「ゴミを拾って来る女」。
    部屋はゴミで溢れかえり足の踏み場もない。

    そんな真逆な二人がゴミをきっかけに自分自身を見つめ直していく。
    外からは窺い知れない二人の生い立ちと苦悩を知ると、簡単に潔癖、ガサツとは言えなくなる。

    少しずつ歩み寄り、距離が近づく二人の様子が微笑ましかった。

    ゴミ問題にも警鐘を鳴らす一冊。

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    2024年04月22日