あめつちのうた
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あめつちのうた

小説・文芸
946円 (税込)
473円 (税込) 10月22日まで

2pt

土と向き合う。雨を信じる。
そうして、日本最高のグラウンドが生まれる。
甲子園の神整備、「阪神園芸」が小説に!

絶望的な運動神経の持ち主・雨宮大地は、自分とは正反対の弟や頑なな父への鬱屈を抱え、甲子園のグラウンド整備を請け負う阪神園芸へと入社する。ところが、持ち前のセンスのなさから、仕事は失敗続き。広いグラウンドのなかで、たったひとりうろたえる自分は、本当に一人前のグラウンドキーパーになれるのか?同性愛者であることを周囲に隠す親友・一志や、重い病気を患いながら歌手を目指すビールの売り子・真夏、ケガでプロへの道を断念した、同僚の長谷。大地は同じく「選べなかった」運命に思い悩む仲間たちと関わり合いながら、自らの弱い心を掘り起こすように土へ向き合っていく。

タイガースファン、高校野球ファンのみならず、
すべてのスポーツファンに捧げる、唯一無二のグラウンド整備お仕事小説!
今日も彼らは、地味に地道に、あのグラウンドを守り続けている。

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あめつちのうた のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本、野球好きなら絶対読んでほしい!阪神園芸さんのお仕事小説っていう帯が目に入って、何気なく手にとった古本屋さんで即購入。本当に泣けるのかな?どんな事が書かれてるんだろう?阪神ファン、野球ファンなら誰しもがあの神がかったお仕事の裏側を見たい!知りたい!と思うはず。
    読んでみたら、面白くて笑えて、感動して泣ける小説でした。強いて例えるなら、あの大人気シリーズの成瀬版かなぁー。
    いろんな人に勧めたい一冊です!

    0
    2026年07月13日

    Posted by ブクログ

    とても良かった。
    高卒で阪神園芸に入社した、雨宮大地の1年間の物語だけど、彼を通じて自分自身の仕事への向き合い方とか、家族や友人との関わりとか、自分の心との向き合い方とか、いろいろ考えさせられた。

    雨降って地固まる。
    雨が降らないと、強くならない。
    でも雨の後には太陽が出ないと、強くならない。
    いつか、弱った時に思い出そう。

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    お仕事小説!と思って手に取りました。
    「阪神園芸」は、一度は耳にしたことがある人が多いと思いますが、グランドキーパーの仕事の内容の詳細はなかなか知ることはないと思います。まずそこがただただ興味を惹かれておもしろい!
    そして主人公が自己肯定感の低いダメダメな18歳。野球は好きだけど自分はうまくできないから、名門校で野球部のマネージャー、からの阪神園芸就職。設定もまたまたおもしろい!
    そして仕事への誇りを感じながら、少しずつ自分という人間を見つめ直し、成長していくところが応援したくなります。おすすめです!

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    甲子園球場には何度か行った事があり
    突然雨が降ってきた時の阪神園芸の人達の整備の一部始終に釘付けになった。
    ここに書かれてる通りの職人集団だ。
    ただ、詳しい事がわからないので読んでみたくなりこの本を購入。
    グラウンドがどんな形で整備されているのか、とても興味深い内容だった。そして描かれてる物語も素晴らしい。

    0
    2025年05月07日

    Posted by ブクログ

    野球好き、甲子園好き、阪神タイガース好き、そして阪神園芸さんリスペクトな私ですが、これを読んで更に阪神園芸さん、そして甲子園球場が大好きになりました。
    さらに、単なるお仕事本というのではなく、様々な人間模様や、その狭間で悩み成長していく主人公の姿が描かれています。

    0
    2024年11月03日

    Posted by ブクログ

     野球を見る人も見ない人も、知らない人はいない夏の高校野球の大会が行われる『阪神甲子園球場』——通称甲子園を主戦場とする『阪神園芸』のグラウンドキーパーのお仕事を通して、雨と土に向き合いながら成長していく青年のお話です。

     読後一番に、羨ましいと思ってしまいました。
     私は、こんなに自分の仕事に誇りと自信を持って向き合ったことがあっただろうかと。

     運動神経ゼロ人間と自分で言ってしまうほど運動に自信のない主人公は、運動のできる父と弟との確執を抱えながら高校卒業と同時に『阪神園芸』に就職し、甲子園のグラウンドキーパーとしての一歩を踏み出します。
     このお話は、プロローグに主人公が入社二年目の春、本編が入社一年目の春、夏、秋、冬、次の春(そしてプロローグへ)という形で一年を追いかけていくように構成されています。
     彼らの一年は、とても濃密です。
     初めはおどおどと、うまくいかないことに焦る主人公でしたが、一つずつ、着実に仕事を覚えていくたびに、働いている最中の描写もどんどんと落ち着いていって、こうしてこの子は強くなってきたんだなと感じさせてくれます。
     どうにもならないと思いながら、諦めきれずにいたこと。固く蓋をして閉じ込めてしまっていたこと。自分も、自分の同級生も、職場で出会った心惹かれる女性も、職場の先輩も、みんながそれぞれに抱えるそれぞれの『運命』にお互いが触れて、少しずつ誰かが誰かに影響を与えていく様子。
     どれもが丁寧に、グラウンドの土と向き合っていく様とリンクするように描かれていきます。
     戦後、大量の焼夷弾が突き刺さり、GHQに接収されてトラックで踏み荒らされたグラウンドが、日本で最高の土と天然芝のグラウンドと言われる程になったように。これから先も、どれだけ雨が降っても、柔らかく受け止めてくれる強いグラウンドを育て続けていくお仕事。

     彼らの心を掘り起こす様を見ることで、私自身も内面を耕してもらったような心地になりました。
     不透水層を作らないように、時には思い切り心の中もひっくり返して、焦らずじっくり、心を強くしていきたい。そう思わせてくれる、爽やかな読後の一冊でした。
     春の選抜や、夏の甲子園で、高校野球を見る際に、また阪神園芸の方の働きにも注目したいと思います。

    0
    2023年11月16日

    Posted by ブクログ

    野球は、あまり興味がないのですが、球場整備が、こんな風に行われることを初めて知りました。実在の会社が出てくるので、リアルに感じる事ができ、これから高校野球を見るときは、整備の仕事に携わる方々にも注目してみたいなと思いました。仕事の仲間、友達から色々なことを学び成長していく主人公。父親との関係も、親子なのだから、本音をぶつけ合うことは大切なことかなと思います。

    0
    2023年09月28日

    Posted by ブクログ

    まず本屋で見つけて迷わず購入する、正解でした。吹部2以来かな、とにかく読みやすいです、出来事を細かく砕いて提供してくれるので、まさに甲子園の土の様に掘り起こして踏み固める場面がたくさん出ていた。夏美との恋愛ものかと思ったら、野球部の延長かと思ったらまるで違った。まるで知らない阪神園芸に触れてくれて非常に勉強になりました。よく鬼釡神工だと阪神園芸は聞きますがやってることは知らないんです。長谷と親父が同じに見えるのって、確かに感じる、自分の劣等感を口に出して叫んでたよ、よくやった。登場人物の劣等感がテーマかと

    0
    2023年09月08日

    購入済み

    爽やかな読後感

    高校野球は感動ポルノの趣きが強すぎて苦手です。ただこの作品は、高校野球の騒乱に巻き込まれた人たちに優しく寄り添ってくれます。読後、気持ちが柔らかくなって『自分も頑張ろう』と前向きになる元気をもらいました。お仕事小説としても面白く、甲子園球場からの中継に目を留めた折には、バックヤードの人々の動きに注目したくなります。

    #アツい #エモい #カッコいい

    0
    2023年07月26日

    Posted by ブクログ

    丸善ジュンク堂書店札幌で開催していた、講談社文庫フェアから見つけた一冊。
    「阪神園芸」という聞いたことがある職業がモデルになっているとのことで、面白そうと思い購入。

    主人公の大地は、弟の運動神経の良さに嫉妬し、父親からも期待されていないことを感じていた。
    父も弟も野球が上手く、自分(大地)も野球に携わって父に「すごい」と認めてもらおうと、阪神園芸に入社する。
    それでも仕事は失敗の連続で、誰かのために仕事をするのは、自分のためにならないなと思った。
    仕事は、自分のためになる目標があって、初めてやりがいを感じられるのかもしれない。

    登場人物は皆、不器用だけど愛おしく感じる。
    冒頭では、素直ではない部分が多くて互いに誤解してしまうけれど、次第に少しずつ素直になっていくところが良かった。

    昨今、色んなことがロボットやAIに切り替わっていくけれど、阪神園芸という職業はいつまでも人間であって欲しいなと思う。

    0
    2026年09月12日

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