あらすじ
『あめつちのうた』の著者が贈る、ブラインドマラソン×青春小説!
フリーターの亮磨は、夢が持てない日々を送る。
ある日、視覚障害があるランナーから、伴走者に誘われ――
大学生から熱い支持!
【第24回島清恋愛文学賞受賞作】
漫然と過ごすフリーターの亮磨。
バイトからの帰り道、視覚障害者の女性にぶつかり転倒させてしまう。
気が動転して無言で立ち去りかけたが、罪悪感から第三者を装って助けに戻る。
その場で、ブラインドマラソンの伴走者に誘われてしまい――。
爽やかな風が吹き抜ける青春小説!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
42195キロを走るのは並大抵じゃないのに、目が見えないで、よくぞよくぞだよ。走るサチの心の中は描かれていないが本当に凄いって事。あの場面で自分がついた嘘の告白とそうじゃない私もだよ、亮磨を選んで私は間違ってなかったと叫ぶサチ 甲子園の園芸にブラインドに主役ではないけど無くてはならない重要な役割にスポットを当てるの凄くて、世の中の風潮も盛り込んで、単なる誰と誰が付き合うとか成功したとか浅い話じゃない朝倉さん素敵だな
Posted by ブクログ
最後のマラソン大会のシーンは、こっちも隣で走っているかのような緊迫感がありました。
みんな何かを抱えている中で、どう生きていくかを考えさせられました。
Posted by ブクログ
マラソン大会前にモチベーションを上げるために読んだ本。
視覚障害者の伴奏ランナーに挑戦する主人公。
過去に犯罪を犯し家族とも疎遠の中、ひょんなことからさちと出会う。
マラソン大会での最後の場面は、鳥肌が立った良いシーンであったな。
Posted by ブクログ
「あめつちのうた」「サクラの守る街」
の印象から、これもまた熱い青春小説だという
【思い込み】で楽しみに読み始めると、
ドロドロが止まらない…
バイト先の「底辺」が重く、さちの眩しさ。
眩しさに導かれて浮上していく亮磨。
怪しさ満点のバイト先と店長のこともいつしか、見方が変わってくる。
青少年の成長、視覚障害者のブラインドマラソンの伴走、愛のアスペルガー、恋愛、過去の事件を乗り越える。
盛りだくさん。
中でもハッとしたのは、
目次の色使い。
どういった配色なのか途中から気になって
早く先を読みたくなりました。