山田悠介のレビュー一覧

  • スイッチを押すとき 他一篇

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    ネタバレ

    面白かったのですが、最後が「ん?」という感じでした。
    施設内では絶望してスイッチを押す者が多い中、外に出れた仲間達は自分の望みを叶えて満足してスイッチを押していきました。
    そこは、確かに人間って足りなさすぎても辛くて死を選ぶこともあるけど、満足したからこれ以上は大丈夫、と死を選ぶこともあるのかも、と自殺について考えさせられました。
    ただ、最後に堺があの2人の母親をわざわざ連れてきて、2人の亡骸を見せて終わってしまったので、このラストシーンの意味がよく分からなくて、私にとっては微妙な読後感になってしまいました。。

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    2025年08月21日
  • パズル

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    めちゃめちゃ読みやすい。
    けど内容は小中学生が読んでも楽しめるような感じなので、大人は物足りないかも。
    小中学生の時にこの本と出会いたかったなと思った。
    私は友達と遊んだり、行事に打ち込む学校の方が断然いいなと思った。

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    2025年08月20日
  • オール ミッション2

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    2025(R7)7.21-8.5

    萩原健太郎の勤める何でも屋に舞い込んでくるドタバタ劇第二弾。

    「続編」というのは難しいもので、前作を大きく超えないと「前作より面白かった」にならない。
    本作は、個人的には、「前作よりは面白くなかった」という評価。
    物語も人物の振る舞いもご都合主義的なところがあって、物語が淡々と進んでいく感じでした。
    さりとて「つまらない作品」ではなく、健太郎の恋の行方は気になるところ。
    気楽に、ライトに読める作品でした。

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    2025年08月05日
  • ドアD

    匿名

    購入済み

    怖い。自分ならどうするか、最後まで必死になるだろうか。何でこんな目にあっているのか、この先はただ同じ事を繰り返し、それが終わってもまた続くのか?疑問ばかりです。

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    2025年08月04日
  • キリン

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    ネタバレ

    すごく久しぶりに山田悠介さんの小説を読んだ。やっぱり読ませる力がすごいな〜。内容は本当にずっっっっとむかついてました、子供は親の夢をかなえる道具じゃない…どいつもこいつもよ〜〜
    麒麟がいいこすぎる、殴ったれ!こいつもそいつも!と憤ってたけど最後までいいこだった 幸せであれ…

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    2025年07月13日
  • ライヴ

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    2025(R7)6.9-6.25
    死のウイルスに感染した家族を守るため、特効薬をもらえるトライアスロンに死に物狂いで挑戦する選手たち。

    2005年に刊行された、2010年の近未来の物語だが、ところどころ新型コロナの初期状態と似ているところがあって、少しドキリとした。

    物語そのものと、最後の種明かし、さらにその後については、個人的にはイマイチ、ご都合主義的なところも多かったかな、といった印象でした。

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    2025年06月25日
  • パズル

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    学校が設定なので、イメージが湧きやすく、表現もわかりやすい感じがして、勝手に俳優をキャスティングして読んでいました。個人的には最後まで青春ものという印象の、エンタメ性の高い小説でしょうかね。

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    2025年05月22日
  • 神様のコドモ

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     山田氏が短編の中で、自身の作品を遠回しに出演させているストーリーがあり、鬼ごっこの話をしていましたね。同著者だから出来る演出だと思いますし、面白いなぁと思います。
     ショートショートなるもので、非常に読みやすい。神様のコドモなので、やっていることはまだ幼いです。ですが、神様としての能力、人間離れした力を発揮し、人間の運命を左右できるという能力は侮れません。

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    2025年05月18日
  • Aコース

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    ネタバレ

    日常に退屈仕切った不良と金持ちのぼんぼんの高校生5人が、リアルなゲームを楽しめるアトラクションのバーチャルワールドを体験する話。ゲームにはいくつかコースがあり、そのうちのAコースを難易度マックスで挑む。ゲームの舞台は火事で燃えている病院内から始まり、クリア条件は病院を脱出すること。クリアのため病院内に配置された10個のボタンを探す主人公たちだが、敵キャラとして甲冑骸骨がゲーム進行を妨げてくる。ダメージは痛みを伴うため、リアルな感覚を味わうことができるのが醍醐味である。病院の窓から飛び降りる女性や取り残された子供など謎が深まる中、続々と脱落者が増えていく。物語の終盤では本性が現わになったり、素性

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    2025年04月29日
  • ライヴ

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    不治の病に苦しむ愛する人を助けるために治療薬が手に入るトライアスロンに参加する人が200人。高齢のため小さすぎるために挑戦することすらできない人もいる。治療薬が間に合わずすでに亡くなった人の遺族は治療薬を手にする人を恨んでの参加。私も参加して愛する人を助けたかった。夢のような物語。

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    2025年04月25日
  • サブスクの子と呼ばれて

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    違法サブスクが行われている世界線に違和感を抱けない自分の心に少し落胆しながら読み進めた。
    産まれたスタート地点は人によって違うから仕方がないけど、周りよりも苦労しないといけなくて、他の子よりも少し早めに大人にならなければならなかった子たちの気持ちを考えるといたたまれなくなった。正直、想像していたラストではあったけど、考えさせられるテーマだったと思う。

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    2025年04月23日
  • スイッチを押すとき

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    ネタバレ

    ☆3.8
    設定が面白かった
    主人公も実験体なんだろうなと最初から思いながら読んでいたので驚きはなかった

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    2025年04月09日
  • スピン

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    今までの山田の作品からするとテイストが大きく変わっていますね。
    テーマなどは比較的ありきたりと言えます。犯人たちのバックグラウンドや状況については淡々と読めるものでしたが、最後の方からは山田の作品らしい結末でした。

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    2025年03月15日
  • ライヴ

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    レースで走る競技者が脱落して死んでいくというよりも、その家族などのために、、、という前提でしたのでタイトルから勝手に解釈してしまっていました。
    競技者が多くて最初は手間取りましたが、的場のようないい引き立て役もおり、全体としてはハラハラしつつ、また最後の黒幕まで予測できずに楽しめました。

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    2025年03月14日
  • Aコース

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    学生の頃Aコースを初めて読んだ時、山田の作品からして、実際にメンバーが死ぬのでは?と思っていましたが、いい意味で裏切られたのを覚えています。

    何より衝撃なのは、この作品は2000年初めの頃ですから、今のようなVRやバーチャルリアリティという言葉も流布されていない時、子供が考えそうな設定で作り込まれた内容だったことに驚きですね。

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    2025年03月14日
  • 8.1 Horror Land

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    山田の初短編集。
    ホラー系のストーリーは流石というか、この短さでゾワゾワ感をしっかり感じることができました。
    真ん中のストーリーは感動的な話となっており、短いながら読み応えがありました。

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    2025年03月13日
  • パズル

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    山田の5作目ということでまだまだ初期作品といえるでしょう。
    今までの4作とは異なり、超自然的なテーマはなく、現実的な落とし込みが図られている点で新しい視点での作品となっています。そのため、新しい視点での書き方に試行錯誤が見られ、個人的には感情の起伏なく読めてしまう作品です。

    「パズル」とある通り、紆余曲折がありながらもピースを探すことになる一行。そして、それを指示する者たちの秘密。
    全体的にバランスが取れた作品だと思います。

    一方で、敵方に対して「なぜこんなことをしなきゃいけないのか?この手段でなければならないのか?」という違和感は、私にとっては最後まで拭えませんでした。説明自体はあるも

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    2025年03月13日
  • Fコース

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    ネタバレ

    同じ『バーチャワールド』であってもAコースとは全く異なった設定で新鮮だった。結局前作と同じエンドかと思いきやどんでん返し。現実世界にもゲームが干渉しているのが現代社会とリンクしているなあと。ゲームに夢中になる人を騙す犯罪がやけに現実味があって引き込まれた。かや乃ちゃん幸せになってくれ。

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    2025年03月11日
  • スイッチを押すとき

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    ネタバレ

    なんとなく展開が読めていたけど、山田悠介の作品の中である意味きれいに終えたストーリーだったと思います(全くハッピーエンドではないけれど)

    主人公も実は実験の被験者で高宮とは兄弟というのは途中からそんな気がしていた

    坂本さんいい人だったー

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    2025年03月08日
  • その時までサヨナラ

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    うーん、令和の今読むと、結婚して子供が産まれたのに全く家庭を省みない主人公がありえなさ過ぎてあまり共感できない。
    あと、細かいことだけど亡くなった妻の亜紀さんの料理の作り方がちょいちょい違くね?と気になってしまいました…

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    2025年03月06日