山田悠介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
天才精子バンクを起業し、パーフェクトベイビーを望む女性たちに、オークション形式で人工授精を施す。
近未来的な設定ながら、現実にもそうした事例が話題になった記憶があります。
かつて『素直な戦士たち』(城山三郎)でも、優秀な子供を求めて結婚・妊娠・出産を逆算する母親が描かれていました。(昭和ですよね)
親たちの欲望に振り回される子供たちという構図は、時代を超えて繰り返されるテーマなのかもしれません。
今作では、優秀な長男と、勉強はできないが心優しい次男との対比が印象的です。
優秀な遺伝子は確かに魅力的ですが、思いやりや他者を大切にできることもまた、人間の大切な能力のひとつだと思います。
時代