山田悠介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『子供を親の道具として扱った末路』
学力、性格、容姿など、全ての要素において完璧な人間を“作り出す”ことは可能だと思ったことはあるだろうか?
即ち、優秀な父親がおり、周囲が驚く(寧ろ引いてしまう)程の英才教育を施せば、自分が望んだ通りの完璧な子供を作り出すことはできるのかということである。
本作は、そのような子供を望む親の子の運命を描く。
本作は、天才児を望む母・皆川厚子からの“歪んだ愛情”を受けて育つ兄弟の物語。
厚子は保険会社で働く独身女性であり、天才的頭脳を持つ子供を産むため、世界的数学者やノーベル賞受賞者などの精子を扱う「ジーニアスバンク」から精子を競り落とし、秀才・麒麟の兄弟を産 -
Posted by ブクログ
押すと心臓が止まるスイッチ。
それを持たされた子供たち。
そして、それを監視する大人。
残酷な現実の中で、それでも夢は叶うのか。
どうしようも無い結末の中で生きる、主人公や子供たちの気持ちが、とてもリアルで切ない作品です。
何が正しかったのか、やるせない気持ちが残ります。
感動と、切なさと、悲しさと、色んな感情が押し寄せてきて、気がついたら読み終わっていました。
また、私はJR横浜線沿いに住んでるのですが、作中、JR横浜線近辺の地名がよく出てくるため、なんだかドキドキしました。
住んでる地名が作品に出てくると、なんだか嬉しくなりますよね。