あらすじ
2011年、国はニートと呼ばれる若者たちを“世の中のゴミ”として流罪にする法律を制定した。ある日突然、孤島に“棄民”された章弘と五人の若者たち。刑期は500日。絶えず襲いかかる敵の襲撃と飢餓の恐怖。生死を賭けたサバイバルの中で、仲間同士の裏切り、殺し合い、そして友情と恋愛。この島から、いったい何人が生きて出られるのか。
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悔しいくらいに希望を信じてしまう自分がいて、読めば読むほど苦しくて気持ち悪くなる
けど最後まで見守りたい気持ちが勝ってしまう
こんな法律が成立しないことを願ってしまう
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この頃から漫画などでも○○島でサバイバルという前提のストーリーが多くなりましたので、この設定自体に目新しさは個人的に感じません。
構成としても、仲間とのトラブルや殺し合い、ヒロイン的な存在との恋愛というありきたり感は否めないと思います。
しかし、なぜその島に行く必要があるのか?そして、その後の結末までの流れは作者自身の個人差があり、私は楽しめる作品でした。
また、山田の作品の中でも最大級にページ数があり、読み応えも抜群です。
個人的にはもう少しヒロインとの関係性と付き合うまでのプロセスを丁寧に書いていただきたかった。読んでると分かりますが、お互い初対面なはずなのに、生活を始めて結構最初からお互い好きになっているのは、展開ありき過ぎる感じを受けます。
何時読んでも感動する
中学生の時に読んでから、時々読み返したくなる位
本当に面白く感動する作品です。
山田さんの作品はいくつか読まして頂き
どれも読みやすく楽しませて持ってますが
この作品は本当にハマります!
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山田悠介の中でも上位に好きな作品
後半は畳み掛けるような展開。胸糞だけど面白かった。
主人公にとっての
数十年間が盛り込まれていてボリューム満点。
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すごい。
すごいとしか言い表せられない。
さすが。
悲しかったり、壮絶すぎたり、
絶望を鮮明に書くもんだから、いつも惹かれる。
最後の再会シーンは、間違った家族だと思ってしまうから
私は大人になったんだなと切なく思う。
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“世の中のゴミ”
ニートは流刑500日。
絶えず襲いかかる敵と襲撃、飢餓への
恐怖。 愛した人を守るために、
いったい何が出来るのか??
長編で面白く読んでいて、
とてもハラハラします♪( ´▽`)
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2011年9月、財政難に悩まされた日本は、その打開策として、ニートと呼ばれる未就業者、未納税者である18歳以上の国民を無人島へ棄てる法律を制定した。
ただし、親族が免罪金を支払えば流刑は免除される。
島に強制投棄された若者たちは、国からも家族からも棄てられた事実に呆然とする。
法律も適応されない無法地帯の無人島で500日間。
繰り広げられる争いと裏切り。
そこで芽生えた友情と愛情。
果たして何人生き残ることができるのか…。
山田悠介さんの作品は初めて読みましたが…この発想力が怖いですね。
非現実的なようで、妙にリアル。
思わず背筋がぞくっとする場面が何度もありました。
人間の汚さや怖さ、優しさやあたたかさ。
いろんなものを感じることのできる作品だと思います。
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【広瀬章弘:ニート】
ニートを「世の中のゴミ」とし流罪に処すという法律が制定される。
いわゆるニートであった章弘は、ある日突然連行され
孤島に棄民された。
同時に棄民された5人の若者たちが
刑期である500日を生き延びようと壮絶な戦いが繰り広げられる。
敵の攻撃、餓え、病に襲われる恐怖と立ち向かい
仲間との友情と恋が生まれ、そして裏切り。
500日を生きるという途方もない希望は
叶うのだろうか。
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設定が上手くてボリュームある本だけど読みやすい。2011年に18歳以上の働いていない人納税していない人は孤島に500日棄てられる、という法律ができた。それがDUST法。
垣谷 美雨
七十歳死亡法案、可決
を思い出した。必要ない人材は一言で言えば捨てる、今の経済状況を考えるとそれほど間違ってはいないように感じてしまう。
内心、生き残った人は住まいと仕事を与えられ給与も手取りで18万円もらえる、今の時代ならまあまあの生活が送れるような気もする。
そう感じる自分が、悲しい。
読みやすいので読書苦手な人にもおすすめ。
Posted by ブクログ
おもしろかったあ
やっぱり山田悠介はハズレがない
生き続けた主人公はほんとに強い。辛いことばかりの人生だったけど必ず生きていれば幸せと思える日が来るんだな。そう信じて辛い時も乗り越えていこうと思われてくれる本。
Posted by ブクログ
とっても面白い本でした!!
山田悠介さんの本めっちゃ面白い!!
絆って愛ってこういうことなんだなあって思いました!
正直羨ましい限りの友情や、愛情でした!!
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二〇一一年、国はニートと呼ばれる若者たちを“世の中のゴミ”として流罪にする法律を制定した。ある日突然、孤島に“棄民”された章弘と五人の若者たち。刑期は五〇〇日。絶えず襲いかかる敵の襲撃と飢餓の恐怖。生死を賭けたサバイバルの中で、仲間同士の裏切り、殺し合い、そして友情と恋愛。この島から、いったい何人が生きて出られるのか。
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棄民となってからのサバイバル話がメインかと思いきや、それだけではなかった。
無人島生活ではちょっとダレたところもあったけど、結構おもしろかったです。
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2011年、国はニートと呼ばれる若者達を「世の中のゴミ」として
流罪にする法律を制定した。
ある日突然、孤島に棄民された章弘と五人の若者達。
刑期は500日間。
絶えず襲い掛かる的敵の襲来と飢餓の恐怖。
生死をかけたサバイバルの中で、仲間同士の裏切り、
殺し合い、そして友情と恋愛。
この島から、一体何人が生きて出られるのか?
山田悠介の作品の中では「スイッチを押すとき」と
同じくらい面白かったです。一、二を争うくらいですね。
話は良く出来てるなぁと思うし、主人公章弘の心情が
痛いほど伝わってきました。
これを読むと今の日本がいかに恵まれてるかわかります。
ニートがこの作品の中で問題視されてますが
このまま増えるとこんな世界がやってくるのかもしれません。
Posted by ブクログ
今までにないようなストーリーで読みごたえありました!
現在自分もニートなので、このストーリーのようなDUST法が施行されたらと思うと怖くなります。
Posted by ブクログ
ダスト法、それは現代社会の弱者を排除するための法律。
働かない若者は社会に必要ないということで無人島で500日間生き延びなければならない。もちろん食糧なども自分で何とかしなければならない、そんな絶えず飢餓に追われる状況で起こる多数の暴力や殺人。はたして生き残れることができるのか・・・
現実にその状況に置かれたら起こりそうなことがリアルに描かれていました。山田悠介さんの作品に多い傾向で極限状態に追い込まれたら人間は大きく2つに別れる、自分を1番に考える人・他人を必死でまもろうと何でもする人。
人と闘うのではなくダスト法と闘っている姿を見て、「人を憎むな、罪を憎め」という言葉を思い出しました。
中身の詰まった面白い話でした。
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激しめのホラーと、現実離れした国の政策、若いときなら良かったかもしれませんが、ちょっと疲れました。
リアル鬼ごっこやバトルロワイヤル系が好きな方にはおすすめです。
Posted by ブクログ
社会風刺を感じる。ニートに対するイメージも、実際こんな感じだし、こういった法が作られても普通と思う人間はいる。結局上流階級の一部のみが得して、そこに立ち向かう信念の受け継ぎ的なものを感じた。心臓病を患う息子の彼女もそうだし、単純なストーリーだったけど少し考えさせられた
Posted by ブクログ
棄民となった日本国民が刑罰として500日孤島に送られるという設定や世界観は良かった!
山田悠介の中では1番ボリュームのある作品だと思うがスラスラ読める。
でも終始盛り上がりにかける感はあって展開も想定内でどんでん返し的なものはなく。この人は何故こんな行動を取ったのかとか曖昧なまま終わっている点がやや心残り。
個人的に主人公の性格が苦手なタイプで、感情の起伏が激しい上それを態度に出す、何かアクシデントが起こった時「大丈夫??」を言うばっかりで具合的な解決行動を取らない点などが気に食わなくてイライラしながら読んでいました笑(怪我や痛がってる時に大丈夫??って大丈夫なわけないでしょって、、、笑)
Posted by ブクログ
現実問題絶対無理だろ、と思う展開だけど山田悠介作品にそんなこと言うのは無粋だろう
次々展開していく物語にだんだんと読む手が止まらなくなる。
情景描写とか文章構成とかが細かく分かりやすく書かれていて、だからこそ中高生にたくさん読まれるてるんだろうと考察してみたり
Posted by ブクログ
二〇一一年。十八歳以上の未就労者、未納税者に対し、〝流刑〟を言い渡す法律、特別法第〇〇一条、通称〝ダスト法〟が制定された。流刑に処せられた者は、指定された無人島で五〇〇日間生活させられる。過酷な環境の中、はたして彼らは生き延びることができるのかーー?
労働力不足ならば、最初から強制労働で良かったのでは?住居を提供され、朝の八時から夕方五時まで、昼休憩一時間の八時間労働。休日は日曜と、第二、第四土曜日。給与は手取り十八万。自由はないが、働いてお金がもらえるだけありがたい…と思うのは、私だけだろうか。
Posted by ブクログ
一言で言うと複雑…。上手くいかないこと=裏切られて裏切られて裏切られまくる。夢を描くがまた裏切られる。そのおかげか主人公は息子にあう夢、ほんとうの仲間に巡りあう。人生上手くいかないことだらけ。夢を描いてもどうせって思ってしまう。この本を読むと夢を描け、突き進めることは幸せなんだと思う反面、夢こそ簡単ではなく裏切られて裏切られて裏切られまくって達成する長い道のりなのだと気持ちが遠くなってしまう。だから複雑だ。
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【あらすじ】
二〇一一年、国はニートと呼ばれる若者たちを“世の中のゴミ”として流罪にする法律を制定した。ある日突然、孤島に“棄民”された章弘と五人の若者たち。刑期は五〇〇日。絶えず襲いかかる敵の襲撃と飢餓の恐怖。生死を賭けたサバイバルの中で、仲間同士の裏切り、殺し合い、そして友情と恋愛。この島から、いったい何人が生きて出られるのか。
【感想】
Posted by ブクログ
久々な山田さん。
残念が続いてあまり読む気にならず
でもつい買ってしまい積ん読が増えるばかりでした。
期待してなかったからか
わりと良かったかな。
生存競争をするでなく
皆で農業をすれば生きていけたかもですよ。
Posted by ブクログ
とある法律により国から棄てられてしまった男の数奇な運命を描いたお話。
過去を振り返りながら、現在の話にシフトしていくという構成でしたが、途中すんごく中だるみします^^;ですが、そこを乗り切れば後半の現在の話はテンポも良くなって一気に読めますし、なかなか面白かったです。
ただ、ページ数が多いので胃もたれ注意。
Posted by ブクログ
日本は、ニートを世の中のゴミとして流罪にする超過激な法律を作った。有罪とされた者は500日の刑期が終われば帰還することができる。が、無事に生き残るには困難が待ち受けている。
なかなか非現実的だが魅力的な設定である。こんな法律が本当にできて世の中のゴミを一掃できればどんなに気持ちいいだろう(笑)
国家の暴力を近未来の現実と流刑の過去から描くサバイバル逃走小説。
極限状態の孤島で繰り返される生存競争。強奪、愛憎、人肉食。脱出そして復讐。再会…。
この作品からは、人間の自然状態はやはりホッブズの言うように「万人の万人に対する闘争」である、という作者の諦念を感じる。また、暗に社会主義的国家を描き、それを批判している。
まあまあ面白かった!長編だけどサクサク読めた!
ん?よう考えたらこの設定『バトルロワイヤル』に似てない?
Posted by ブクログ
人気がある作家らしいのでたまに読んでみますが、どれも同じような作風(普通の人々が理不尽な理由で暴力ふるいあう)で私にはちょっと合いません。本作品は最後に少し暖かい部分があっただけでもまだマシな方でした。
Posted by ブクログ
面白い。人間が飢餓状態になったときに自分はどうなってしまうんだろう??と。無人島での極限迫った生活から、ようやく通常世界に戻ってきた世界での展開と素晴らしいストリー展開で魅了されました。ただ、ラストの駆け込みにちょっと納得がいかず。個人的には新鮮感覚だった。