あらすじ
クラスで一番地味な阿武隈川道子は高校2年生で初めて携帯電話を手に入れる。クラスを仕切っている女王様からSNSサイト“アバQ”へ強制的に登録させられた道子だったが、その日から日常が一変。地味な自分に代わって分身である“アバター”を着飾ることにハマっていく。やがて超レアアイテムを手に入れた道子は学校の女王として君臨し、自らサークルを立ち上げてアバターで日本を支配しようとし始めるが――!?
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Posted by ブクログ
あまりに現実的な話なので、読み始めからどっぷり引き込まれた。
サークルの話は行き過ぎな気もしたけど、ないわけではなさそうだ。
昔は携帯電話なんてなかったから、この便利さを差し引いても、中高時代には単純で幸せ?…楽だったのかもしれない。
面白いけど怖いお話でした。
Posted by ブクログ
ミーハーにもサイン本をゲット、ありがとうございます← 買った動機も表紙がしづさんだからってゆう…ごめんなさい←
でも、内容が予想以上に面白くて 買ってよかったっておもえた
人って欲望のためならなんでもできるんだね…
怖い生き物です
Posted by ブクログ
小学生の時に読んで、とても印象的だったのを覚えてる。いつになっても変わらない人間の悪い部分をうまく書いてあり、結構前の作品にも関わらず古さを感じさせない題材だと思うので読んで見てほしい。ゲームに夢中の方には特に。
Posted by ブクログ
これ、皆さん特殊なことだと思っているけど、実は現実世界にこれと全く同じようなことがありますよね。
お金
それ自体はただの紙なのに、みんなで価値があると思い込んでどんどん溜め込んで殺人も犯す。
国がひっくり返ったら、この小説のように、無価値な紙切れになるかもしれないモノを人生をかけるほど大切なものと思い込んでいる私たち。
危ういよね
Posted by ブクログ
表紙の絵師さんが好きで購入。
ケータイゲームに自分も依存しがちなので、感情移入がしやすかったです。
山田さんらしい怖さがあって、面白かったです。
Posted by ブクログ
非現実的な内容なのが山田悠介作品の特徴でありいいところ。
久々に山田作品でこんなに時間を忘れて夢中になって読み終えた。飛行機の中で読み切りました( ´▽`)
恐ろしくもあり面白い内容でした。
身近にあることでこんなにストーリーが出来上がるのかとなぜか客観視してました(笑)
ラノベ並みに読みやすい〜
2011.8
Posted by ブクログ
昔読んで本棚に放置されており、整理の際に懐かしくなり再読。
ガラケーの時点で少し懐かしく、展開も予想できるものではあるものの、世界に入りやすく楽しくさらっと読むことができた。
2022年の今ではバリエーションが豊かになり対象は変わったものの、人間の本質の部分は変わらないなと改めて思うことができた点でも再読したのは良かったと思う。
Posted by ブクログ
中学生の時に読んだことを今でも覚えています。疾走感があって気づいたら読み終わってしまう作品でした。
主人公が少しずつ、そしてあっという間に変わっていってしまう姿が寂しかった印象があります。
Posted by ブクログ
クラスで一番地味な女子高生が、アバターに出会い、アバターを着飾ることでクラスの女王を蹴落とし新たな女王となる。
クラス、学年、学校と規模を拡大し、日本を支配しようと目論むが…。
アバター流行りましたね。
私もやってたので共感しやすくテンポよく読めましたが、ここまでののめり込みは恐ろしい。
ぞっとしました。
Posted by ブクログ
これを読んだ時、衝撃しかありませんでした。
こんなに中に引き込まれるものがあるのかと……。
今となっては大体の本にのめり込んで読みますが、これはそうなったきっかけでもある思い出の本です。
最後の方の主人公がだいぶ狂気に満ちていて怖いので星は少なめでw
Posted by ブクログ
クラスで一番地味な自分も、アバターならどこまでも派手に輝ける。学校で大人気のアバターゲーム。
超レアアイテムなんて手に入れたら、一躍クラスの女王にもなれちゃうほど。
いつもながら、若者が夢中になる題材を見つけるのがお上手な山田さん。
アバターとか、課金ゲームとか、いわば仮想社会の魅力に引き込まれてしまうと、現実との境界線が少し曖昧になりますよね。
仮想社会>現実社会 なんて図式が出来上がり、社会問題にもなったことがありましたね。
とあるネットゲームの「わたしが眠ると、みんな死んじゃう」は有名だと思いますが、ゲームの世界は現実よりも地位の逆転がしやすいところが人によってはのめり込む程の魅力の1つなのかもしれませんね。
それでも所詮ゲームは、データに過ぎない。
データが飛べば、流行が終われば、確かにあると思っていた何かが消えてしまう。そんな、儚さがありますね。
ゲームに夢中になるのが悪いことだとは思いませんが、こんな結末もあるんだ、と知ってほしい1冊でした。
Posted by ブクログ
「足るを知る」が大切だとつくづく思いながら読みました。
コンプ癖とか収集癖がある方なので、この本を思い出して戒めにしよう。
自分がされて嫌なことは他人にはしないように気をつけようと努力する人が皆無の物語は読んでいてちょっと苦痛だったけど反面教師としよう。
ハマっていく過程とかラストとか興味深かった。
Posted by ブクログ
不覚にもそれなりに楽しめた。前半はソーシャルゲーム全盛の時のノスタルジーと哀愁が心地よかった。後半はデフォルメされすぎて、現実味がなくなってしまったが、まぁ漫画として読めばそれなりに楽しめる。
Posted by ブクログ
内容はアバターにハマりどんどん課金していき、最後は思いがけない方向へ。
アバターじゃなくても
このようにハマっていくことは
色々なところにあるんじゃないかなぁ~。
ありえなさそうで
ありえそうな話。
Posted by ブクログ
仮想空間でのアバターを題材にしたところは斬新で面白いと感じた。
最初はなんとなく程度に遊んでいたものがレアアイテムを手に入れたことをきっかけにどんどんとのめり込んでしまう結果に・・・。
より凄くより周りに評価されようと自らがエスカレートしていく様は面白いが・・・。
中盤までの話の展開はスピード感があり楽しめた。
ただ後半に向かうにつれてあまりにも現実的ではない話で物語が雑になったように感じた。
前半部分が良かっただけに非常に残念だ。
まぁ、この辺の現実離れしたところで話を解りやすく展開するのはこの作者の持ち味ではあるのだが終盤まで緻密に作り込んで欲しかった。。
昨今話題のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)での課金の現状、現実世界では何の価値もない仮想世界上のデーター(アバターや課金アイテム等)に大金を投じる問題提起。その時の満足感を得るためのお金はサービス終了してしまえば形として何も残らないことを改めて実感した。