山田悠介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2025(R7)5.29-6.3
私にとっての「初・山田悠介」作品。
超有名進学校を襲った武装集団に立ち向かった高校生の物語。
武装集団から与えられたミッションは「校内に散りばめられた2000のピースを集め、パズルを完成させること」。なのに、同じクラスの仲間には連帯感のかけらもない。さあ、どうなる!?というお話。
読者によってはかなり浅いかもしれませんが、むしろ「ライトな小説」として面白く読めました。
ところどころツッコミどころはあるものの、連帯感のない仲間は最後まで連帯感が生まれなかったところに、リアルさや作者の潔さを感じました。
もっと山田悠介作品を読んでみたくなりました。 -
Posted by ブクログ
このタイトルは、他のパニックホラー、すなわち霊的なものや超自然的なもの、あるいは、いじめの類というものではなく、思春期特有の不安定さと精神異常が組み合わさった展開と顛末に近いです。
その点で、ここまで過激な展開にならなくても実際に起こる可能性も秘めている、、、霊的なものとは異なる怖さを感じる作品でしたね。
やや「あそこの席」を理解するに至るコア部分まで冗長的な印象を受けましたが、それもまた焦らし効果があり怖さを引き立てられました。
終わり方も山田特有の終わり方でしたね。後味が悪いのですが、それは被害を受けた加奈の疑心暗鬼さから来るものなのか、それとも実際に同じ境遇になってしまったのか、、 -
ネタバレ 購入済み
続きが気になる
スタンフォード監獄実験?の映画を観た際に、最終的に立場を逆転させたらどうなるんだろうと考えていたので、ラストを見てこの続きも読んでみたかったなあと思った。