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Posted by ブクログ
かなり面白かった!!!
人をサブスクする時代が近いうちに来そう。。。この本読んで納得。
そして、きちんとメリット、デメリットも書かれていて、裏の組織とも繋がっていて、非常に構成がしっかりしている。
山田悠介さんの作品は、初めて読んだが、作者の構成がしっかりしており尚且つ、読んでいてワクワク&ドキドキ、読み進めていくのが楽しい作品!!!
かなり、オススメします!
Posted by ブクログ
本好きのお友達が貸してくれました。
想像しうるサブスクがこんな形でもあるかぁーと思いつつ、そうなったときの危うさを感じました。
ありがたい便利な存在でもあり、危うさをはらんだ存在でもあり。
ひかりあれば、影がありますね。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれ購入しました。
音楽や映像コンテンツのサブスクが当たり前の今、
将来的に人のサブスクも有り得ない話では無いのかも…と考えさせられました。
シンプルなタイトルではあるものの、中身はとっても複雑で、点と点が線で繋がった瞬間は鳥肌が立つ。
伏線に気がついた時や、最後の展開は本当に圧巻でした。
タイトルから想像していたよりも、遥かに壮大な話。
山田悠介さんの作品を読むのはこれが初めてでしたが他にも気になる作品があるので読んでみたい。
Posted by ブクログ
人間のサブスクが合法の世界の中で、違法な子どものサブスクをしている子供たちの物語。
面白かった。様々な伏線に、驚いた。
最後の最後まで、夢中になって読んでしまいました。
Posted by ブクログ
サブスクサービス、利用するものによっては便利で効率が良いのかもしれない。
そして、近いうちには利用者も多くなるのではないかと思う。
この物語は、「ヒト」をサブスクするという。
未成年の闇サブスクだから違法である。
とくに貧困家庭の子どもや児童養護施設の子どもたちが、犠牲になってしまう。
ここでは、児童養護施設で暮らす怜と仄花が、施設の運営のために数時間か半日ほどサブスクしていた。
だが、中学を卒業するくらいの年齢になると長期になっていった。
そして、いつしか2人はお互いに存在がわからなくなり弁護士となった怜が見つけた仄花は、変わり果てた姿だった。
仄花の過去を探るうちに見えてきたものは…。
衝撃的な結末ではあったが、まったく想像できない…と言えないことに恐ろしさを感じた。
現実的にあり得ないことというのがない世の中になっている怖さなのである。
いろんなことが便利になっているが、子どもたちが犠牲になる世の中にはなってほしくない。
Posted by ブクログ
面白かった!久しぶりに時間を忘れて読みまくりました。気がついたら2時間とか経ってました。550ページくらいある大作なのですが、とにかくやめられない。なぜもっと話題になっていないのか…。
サブスクって言葉すらまだ馴染めない年代なんですが、近い将来、人材サブスクはありそうな設定だな〜と思いました。いや、既にあった。この前CMしてた!
山田悠介さん。リアル鬼ごっこの時の衝撃が強すぎますが、相変わらず面白いです!
Posted by ブクログ
現実でもありえそうな話で複雑な感情になった。
子供の時も辛い思いをたくさんして、
大人になってからも周りの人に騙されていたと知って、懸命に生きているのに報われないのがつらい。
怜がまっすぐすぎる。切ない。
Posted by ブクログ
現代のサブスク原理が元になった興味深い一冊。
自分の能力や技術を元手に稼ぐ時代の到来。それが子どもにも適応されていることは悲しいと感じた。しかしながら、このようにある施設が経営困難になるという現況は見てみぬふりはできない。この一冊を元に今後の社会、経済について深く考えさせられた。
Posted by ブクログ
怜、仄花、はお互いに想っていたことがわかって嬉しかった。最後報われなかったのは本当に悲しかったけど、橘家は人生を取り戻せて、怜が言ったように、助けることができたんだなと思った。
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大人の欲望に翻弄される子ども。そんなことが、この話みたいに組織的でないにしろあるのだろう。悲惨な人生を背負わされた子どもたちは本当に生きていくことが辛いはずだ。
サブスクの意味はこの使い方でいいのかな?定額使い放題という感じとは違う気がする。
Posted by ブクログ
様々なサブスクサービスが発展した日本で、人材のサブスクサービスが普及した…ただ、人材サブスクには犯罪に関わるリスクも指摘されたていたことから、子供のサブスクは禁止と法整備もされていた…資金難からの経営に苦しむ児童養護施設では、違法であっても入所している子供たちを派遣している現状があり、高山怜と橘仄花も例外ではなかった…。ふたりは高校生になり長期のサブスクをするようになった…。高山玲はやり手実業家の後継者を目指し勉学に励み日本最高峰の大学に主席で合格、橘仄花は長期サブスク後に行方不明になった…。それから10年…気鋭の弁護士として活躍する高山怜は、橘仄花の所在を知ることになったが…。
サブスクとは、サブスクリプション(subscription)を省略した言葉で、商品やサービスを一定期間中一定金額で制限なしに利用できる仕組みらしいです…。あまり馴染みがないかな…そう思ったけれど身近にあったりしましたね(汗)。若い世代のほうが受け入れがいいんでしょうねぇ…うちの子からは某映像提供サービスの名前がでました…。それが人材とは!しかも、子供??
久々の山田悠介先生の作品…今回も面白かったです!文書量が多いことは気にならないくらい、引き込まれました。ラストは切ないけれど、同時に明るい兆しも覗えました。うまく利用すればこの上ないほどの効果が期待できるのだけれど、それが犯罪の温床になってしまうのはやるせないです…。日本に生まれたすべての子供たちは、生まれ育った環境に左右されることなく安心して未来を夢見られるようなそんな社会であってほしいですよね!
Posted by ブクログ
子供時代から、長い期間をどう持っていくのかと思っていた。後半は、怒涛の流れで一気に駆け抜けて行った。予想はつかなかったけれど、いい終わり方だと思う。
Posted by ブクログ
読んでいる途中、
似たようなシチュエーションの夢を見るほど
心に残っていました。
中盤、登場人物たちの境遇が辛すぎて
読むのがしんどい気持ちも出てきましたが
終盤にかけてどんどん予想外の
事実が明らかになってきて、夢中になって
読みました。
Posted by ブクログ
次々と色々なことが起こって面白い。退屈しない。
エンタメぎっしりな感じの一冊。
同筆者の「スイッチを押す時」を彷彿とさせるような物語の流れを感じた。
Posted by ブクログ
今どきっぽい話で面白かった。
そして、数年先の未来で現実に起きてもおかしくない話。
「金儲け」や「欲」を突き詰めると、人は禁忌を犯しかねない。
野球の八百長、オリンピックでのドーピング使用、あげたらキリがない。そして今、脳科学やゲノムの技術が発展していて、将来、染色体をいじって、常人離れした人が生まれる可能性もあると言われている。
自然の摂理に逆らう活動は今までになかったが、近代化とともに地球の気候が崩れ、異常気象が起きているのはその反動である。滅びゆく運命にあると言える。
人材サブスクをテーマとしたこの物語。「サブスク」という今どきの言葉で誤魔化した「人身売買」。
昔の奴隷制度のようなもので、心が汚れた人間がやるものだ。
表には出てないが、実際裏でやっている国とかもあるのではないかと思う。自分は普通の家庭に生まれ、普通に育ち、苦労もそこまでしていないが、そうじゃない人もいる。
お金が欲しいからと人を拉致して、必要な人に売る。たとえ孤児であっても人間であることは変わりないし、売買するなど狂気の沙汰だ。
信頼している人が裏切り者だったり、表面では綺麗な言葉を並べて、裏ではなにを思っているのかわからない人は実際いる。
だからこそ自分を信じること、考えることが大切。怜も園の大人やサブスクをやる中で自分の境遇や人生を深く考え、神宮寺家の後継者を断った。
最後、悲惨な死に方だったが、大切な人を守って死ねたのは良かったんじゃないかと思う。後継者になって、裏商売が明らかになって、牢屋で一生を終えるよりは。
ミステリーでもあり、自分の人生を考えさせてくれる啓発本的な要素もあった。ストーリーも面白くて好みでした。
Posted by ブクログ
何もかもサブスクの社会、近い未来に来そうだな。人までがサブスクは有り得そうだけれど怖いな、人身売買と言われたらそうだな、と。ラストの展開が意外で残念でうーん、となったけれど、それもまた深い。
Posted by ブクログ
人材サブスクというなさそうでありそうなダークな話だった。対象が子どもであれ大人であれ問題は沢山ありそうだし、実際に運用ってことにはならなそうではあるけど。施設の母的な森さんが、、とそこが1番ショックだった。
Posted by ブクログ
『ヒト』のサブスクが普及した日本。違法である子どものサブスクが原因でおこる事件。
もしかしたら、こういうことあるかもしれない、と思わせる話でした。
『ヒト』のサブスクしちゃったら、トラブル起きるだろうなぁって思います。私は、うまく使える気がしない…。
Posted by ブクログ
『リアル鬼ごっこ』の作者、山田悠介の最新作。
サブスクが当たり前になった昨今の世の中に対して、これからこういうサービースも始まりそうだなーって感じる『人材サブスク』をテーマにしたミステリー作品。
途中までの盛り上がりに対して、エピローグに向かうにつれて、若干尻すぼみ感は否めなかったけど、本のページ数の割にサクサクと読めました。
「ヒト」のサブスクサービスが普及した日本。児童養護施設で暮らす怜と仄花は、違法な仕事を繰り返しながら、身を寄せ合って生きていた。ところが、そんな高1の秋に狂気と悲劇が訪れる。それから10年、気鋭の弁護士として活躍する怜は、変わり果てた仄花を救うことができるのか。そして、調査の先に見えてきた衝撃の真実とは。
Posted by ブクログ
現代的でキャッチーなタイトルだなあと思って読んだ本
生活のほとんどがサブスクサービスになった時代、児童養護施設で暮らす子ども達は、生活のために違法な未成年のサブスクサービスをせざるを得なかった。
そんなある日、依頼先から帰ってこず行方不明になったホノカをレイは捜索するが…。
レイが会長の家で成り上がり、再会したホノカの謎を解いていくのは読んでいて面白かった
Posted by ブクログ
※
音楽、映像の配信サービスなどから普及し
広く利用されているサブスクが法制化され、
人材にも適用されている社会設定。
合法的なサービスになっている一方で、
法で認められていないサービスへのニーズと
そのニーズを掬い取って利益を得ようとする
後ろ暗い存在。
でも、そんな非合法なサービスを提供する側に
立たされるのは弱きものたちで……。
有りそうで無い?!でも、実際のところは
倫理的にも道義的にも有りえないのかも知れ
ませんが、とてもリアルに感じられるので
主人公の怜や仄花がどこかに存在するかの
ような錯覚を抱きます。
多くの人の快適さが追求される陰で、
生活のため仕方がないと諦め、自らを犠牲にし、
涙する声すらあげずに我慢する怜や仄花のような
子どもたちが生まれてしまわないように、
改めて便利な世の中への問題提起を投げかけ
考えさせてくれる物語でした。