あらすじ
人材サブスクサービスが普及した日本。児童養護施設で育った怜と仄花は、違法な未成年のサービスの果てに、狂気の事件に巻き込まれていくのだが… 鬼才・山田悠介が放つ最高傑作!
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Posted by ブクログ
キレイな心の主人公(炭治郎タイプ)、キレイなストーリーで、少し先の予測がついてしまって正直少し物足りなかった。
でもその分分かりやすくて本の世界に入りやすく、ついつい先が気になって読むのが止まらない。
Posted by ブクログ
児童養護施設にいる子どもをサブスクして費用を払う、興味深いテーマで怜の高校卒業まではページがどんどん進んだが、その後は大企業の会長が消息不明、施設で一緒に過ごしていた仄花が行方不明のまま何十年、監禁され記憶障害、妊娠出産、など無理やり感があって残念。でも近い将来の話なのか、今すでに起こっている事態なのか。養子でなくサブスク、いつでも嫌になれば解約できると人間に対して思うことが悲しい。デジタルのサブスクは便利で親和性があると思うが、こうなってほしくないと感じた。
この著者の作品は軽く読めるものが多いが題材はどれもいいものが多いと思う。
Posted by ブクログ
気になったくだり。
ロングの人材サブスクにより、神宮寺家にやってきた怜。偏差値45の中の下くらいしか勉強できなかったが、自身のルーツを否定されたのと、頑張れば報酬(現金)が貰えると一発奮起、猛勉強して難関大学を首席合格し、保養を兼ねて軽井沢にいくくだりで、会長は怜を後継者に指名するのだけど、養子ではなく、男と女の関係を望んでいたので抵抗した描写があって、逆らえば怜が大切にする堀切園(養護施設)を潰すとか脅してたわりにはすんなり戻れてる・・園も潰れてない・・なぜ・・?大学は何とか行った描写があったけど次の章で弁護士になった怜のインタビューの後のふりかえりのくだりで、養子の要件は堀切園との園を切ることに納得いかなかったので神宮寺の元を去ったって・・ん??
おーい 辻褄があわないぞ?
そんなかんだで読み進めていくと、なんと怜、会長、殺してました⭐︎そりゃ潰れてないわ!
ていうか、サブスクっていうより人身売買というくだりがあったけど、いや、サブスクって綺麗にまとめてたけど、最初からそうだったよね?
しかも黒幕の中枢が、怜がよーく知ってる人物ばかりメッサ出て来てビックリ!
ラスト守りたい存在のために命をかける怜に感動しました!しかし人殺ししといて平然と社会に溶け込んでた怜に、デスノートのライトが重なった笑
そして、仄ちゃんと恵介くんが本当の親子になって良かった。