山田悠介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ福島での大地震...
この本が出たのいつ?と思って調べたら2008年...
予言だったのかな...とドキドキしながら読み始めたが、気づいたらストーリーにのめり込んでいた。
ほぼ一気読み。
一緒にいる時間が長くなったり、家族構成に変化があると変わってしまうこともあるけれど、結局好きになるのは同じ人。
だけど気づいたときにはもう遅い。
江ノ島やお台場は自分にとっても思い出の場所だったので、色んなことを思い出しながら読んでいた。
もちろん思い出の中のその人は、私の隣にはもういない。
また会えるときまでのサヨナラだったりしないかな... -
購入済み
怖かった
とても恐ろしいお話でした。現実と夢との境目を描いたような感じでした。化学の発展が進み、100年後このような世の中になってるのでは…と思いとても、恐怖を感じました。。
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購入済み
不思議な世界
不思議な気持ちになり、涙が止まりませんでした。最初はこんな仕事優先の人と結婚したくない!と思っていましたが、どんどん物語を読んでいくにつれて、裕太くんに対する接し方が変化し、仕事よりも大切な家庭中心の生活になり、人って変わろうと思ったら変われるのだなと思いました。
妻という大切な存在に気づけ、家庭の大切さを学ぶことができました。しかし、過去にやってしまった事は取り返しがつきません、今できる最高のことをやるしかありません。
後悔のない日々これから送っていきたいと思いました。 -
ネタバレ 購入済み
貴族の想像
読み応えのある本だった。
最初は自分が奴隷の役になりきり可愛そう、辛い、憎いなどの感情で読んでいたが、
読み進めるにつれてその感情は薄れ、支配欲が優っていた。
山田先生の文力にまんまと乗せられました。
人間の本質的なところからホラーを覚える良い作品でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ家族のウィルスを抹殺できる特効薬を手に入れるためデスレースに参加した者達約200人。(ネットにて特効薬を渡すという通告を見て)
まずこの時点で、ただのネット情報でいかにも嘘くさい内容だと思ってしまった。(フィクションだから当たり前ですが)
自分だったらどうだろう?やはりネットの嘘くさい情報でも自分の家族の命が救えるというのならやはり飛び出して行くだろうかとずっと考えていた。
話の中では各個人の目線から描いたストーリーで非常に読みやすい。
総じて言えるのは、人間窮地に立たされたり物凄く強い感情の圧がかかると狂うということ。正常な判断が出来なくなり、周りの目なんかまるでどうでもいい。自分の目的ただ -
号泣した
パズルを読んでから、山田悠介先生の作品は2作目でした。
自殺を軸に進められていくストーリーには、1人、また1人と死んでいく中で、感情移入し、気づけば涙が止まらなくなっていました。
辻村深月先生の作品も好きなのですが、辻村深月先生とは違ったどんでん返しがあり、非常に面白かったです。
最後は、もう終わり!?という感じのあっという間感を感じました。
考えさせられるお話だったと思います。
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購入済み
本当に大切なものを。
全ての人とは言わないまでも大体のひとに当てはまるような話ではないかなと読んでいて感じた。勿論、そのような人達が全てとは言わない。利益を追求するあまりに目先の大切な何かを見失ってしまう人達。”自分が自分が”と求めていくうちに徐々に何かが離れていってしまう事に気づかない人達。意識しているようで意識していない人達。それらのことを改めて考えさせてくれた。
私も似たような経験をしているために、最後の展開で思わず涙が溢れてきてしまった。
何故、大切な何かは失ってから本当に大切だと気付くのだろうか…