山田悠介のレビュー一覧

  • その時までサヨナラ

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    たまには“山田ワールド”に再入来してもいいかなと思い手に取った一冊。『キリン』の時と同様に,初めに感じた憤りが最後には,何か温かな気持ちにさせてくれる山田悠介の作品は,通学中よりも,お家で一気に読み進めたくなるような作品です。

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    2020年12月20日
  • メモリーを消すまで

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    ネタバレ

    読んでいるうちはストリートチルドレン、物語にどう関わるんだろう、表紙にも写っているにしては出番少ないかな、と思っていました。

    ただ、最終章でスカッとさせてもらいました。

    権力を握るものでも、相馬側と黒宮側で考え方が正反対で、しかし身内でも裏切りがあるなど、複雑な関係で読むのが楽しかったです。

    また、記憶削除がテーマとなっていますが、登場人物が自分の記憶を削除させる描写があり、そうすることで状況を打破しようとするが、打破しようとしていること事態の記憶がない等、いろいろと面倒です…。

    記憶削除は死よりも辛いことを思い知らされるとともに、権力へ癒着する側と人の絆を守るものたち側の対立が面白か

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    2020年12月04日
  • メモリーを消すまで

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    昔、嫌な記憶など消えて無くなってしまえば良いのになんて思ったことがある。ただ、そんな事を思った後に、自分の中から記憶が無くなったとしても、記憶の中の出来事自体は他人の記憶などを通して無くならないことに気付くと、記憶を消すなんてバカバカしいことだなと結論づけた。
    この本を読んでると、記憶を操作することはどれだけ説明を尽くしても馬鹿な事だと改めて思う。
    願わくば、誰の記憶も操作されない世の中であり続けて欲しいと願う。

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    2020年11月17日
  • ニホンブンレツ

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    ある日を境に東日本と西日本が分裂。強烈な階級制度と監視社会が敷かれた西日本で、運命に翻弄されるパニック&ラブストーリー。

    コロナによる社会変化を経験しているからか、あり得ないこともないかもしれないと思う不思議。時間を忘れて一気読み。

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    2020年10月31日
  • 奥の奥の森の奥に、いる。

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    山田悠介な作品らしい独特なストーリーに引き付けられて、一気に読んでしまった


    題材の割りに登場人物が子供だからか、未来を願って読んでいたが結末には驚きと、現代社会ならではのおちだと妙に納得した

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    2020年08月26日
  • レンタル・チルドレン

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    子どもへの愛を感じ、共感せずにはいられなかった。もしも我が子どもを亡くしたらパートナーも同様に憔悴し、一言程度しか喋らないような状態になるのではないかと思うと気が滅入った。
    ラストにゾッとする山田悠介らしい作品である。

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    2020年07月26日
  • パラシュート

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    ネタバレ

    本当にありそうで怖い話だった、自分より大きな力にはどうすることもできないから「今」を全力で生きるしかないんだな…
    親友が死んで無理もないかもしれないけど主人公の考え方が少し幼稚で総理が自由行動できるのに自分だけ最後に飛びだったのは危なくないか?とか思っちゃって少し残念だったので4かな、悪くはないと思う。

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    2020年06月10日
  • レンタル・チルドレン

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    ネタバレ

    1時間半ほどで読めました。

    現実の自分の知らないところで起きていてもおかしくないんじゃないかなと思った。
    主人公が死んだ子供にそっくりな子見つけてやっと幸せを掴んだ、そのあとの転落具合が読んでいてかわいそうだった。
    捨てた子供が家に帰ってくるところは想像しただけで怖気が止まらなかった。怖い。気味が悪い。

    結局救われないところがホラーとしてはよかった。

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    2020年06月05日
  • 僕はロボットごしの君に恋をする

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    読み始めの印象と読み終わった後の印象が、ガラリと違っていて、これは恋愛?ミステリー?と一つのカテゴリーにはまらない作品でした。

    前半は、恋愛要素を主張していて、ストーカーともとれる解釈もありましたが、主人公の一生懸命で一途な思いが前面に伝わっていて、ライトノベルのような印象がありました。
    なんとなく頭をよぎったのは、昔、速水もこみちさん主演の「絶対彼氏」。類似しているとすれば、ロボットぐらいですが、知っている方には、想像しやすいかと思います。そのロボットに指示をするのが、主人公。幼なじみの妹に前々から恋をしていたが、なかなか言えず。ロボットを通して、どう接していくのか読みやすく面白かったです

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    2020年05月13日
  • パラシュート

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    ネタバレ

    良本です。山田悠介さんの小説です。

    日本の裏側が描かれている印象があります。 ※ネタバレ注意

    主人公である賢一が無人島に降り立って極限状態の

    表現の仕方がリアルで面白かったです。

    山田悠介さんはそのような状況になったことが

    あるのかな?と思わせられるほどでした。

    暗殺者との死闘よりも、体に栄養が足りていないため

    蜂を食べたり、その食べた時の感想が「甘い」という

    ものも実際であれば、そのように感じてしまうのかなと

    思いました。そして何よりも、その場にあった土を

    水と間違ってしまうというところも生々しく描かれています。

    他にも山田悠介さんの小説が僕のインスタに上がっているので

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    2020年02月23日
  • 親指さがし

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    小学3年生ぐらいの頃、地方へ家族でキャンプをしていた際に、テント内で読んでいた本。途中でトイレに行きたくなったけれど、真っ暗闇の外へ出るのが怖くて我慢したのを鮮明に覚えてる。笑

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    2020年01月29日
  • Fコース

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     前作「Aコース」の続編。前作は男子高校生5人が主人公だったが、今回は女子中高生4人が主人公。そして舞台が病院(Aコース)から美術館(本作Fコース)に移った。
     基本的な設定が同じなので、前作と続けて読むことがおススメ。本作は170ページほどなので、前作よりは少し短め。しかし、最後には衝撃的展開が待ち受けており、またこちらのほうが人間心理などが細かく描かれているような印象を受けたので、本作のほうが少しおススメ度が高い。

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    2019年10月26日
  • ライヴ

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    ネタバレ

    ワクワクした。最後に薬のコピーを直人が残しているというのは未来があってすごくいいと思った。山田悠介にしてはめずらしく終わり方がハッピーエンドに近い。スラスラ読めた。

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    2019年09月08日
  • Fコース

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    山田悠介さんのゲーセン小説バーチャワールドシリーズの2冊目は女子高生バージョン(4人の内一人は中学生)です。格安料金2千円のバーチャ専門店の新メニューFコースは悲劇の画家バッジスの名画を美術館から時間内に盗み出すというミッションで恐怖度は一作目より更にダウンしましたが、想定の範囲内とは言え一捻り加えられていて面白かったですね。ヒロインの優等生・智里がこの事件を期に反省し自己中から脱却して劣等生の気持ちを思い遣れる人間に成長するといいですね。残念なのは早過ぎるシリーズ終了とバッジスが架空の人だった事ですね。

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    2019年08月21日
  • その時までサヨナラ

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    春子のビジュアルが妙に職場の人と重なってしまって、入り込んで読んでしまった。電車で読むために駅でたまたま手にしたけど、なかなか面白い話だった。映画に出来そう。

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    2018年05月27日
  • Fコース

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    仮想現実世界に入り込み、リアルな感覚でゲームを楽しめるアトラクション『バーチャワールド』。高校生の智里は、幼馴染みの瑠華たちと四人で新作『Fコース』に挑戦した。任務は深夜の美術館に侵入し、制限時間内に特別展示の絵画を盗み出すこと。敵の激しい攻撃をかわし、ようやく目的の絵を前にしたが…。大好評書き下ろしシリーズ第二弾。

    【感想】

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    2017年08月22日
  • Aコース

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    ゲームの中の世界を体感できる新アトラクション、 “バーチャワールド”。 ある男子高校生5人が挑んだAコースは、 襲いくる怪物を倒しながら鍵を探し、 炎に包まれた病院を脱出するというものだった。 しかし、女性が病室の窓から身を投げるところを目撃して以来、 設定にはないはずの不可解な出来事が次々起こっていく。 これは本当にゲームなのか?

    【感想】

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    2017年08月22日
  • 特別法第001条DUST<ダスト>

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    二〇一一年、国はニートと呼ばれる若者たちを“世の中のゴミ”として流罪にする法律を制定した。ある日突然、孤島に“棄民”された章弘と五人の若者たち。刑期は五〇〇日。絶えず襲いかかる敵の襲撃と飢餓の恐怖。生死を賭けたサバイバルの中で、仲間同士の裏切り、殺し合い、そして友情と恋愛。この島から、いったい何人が生きて出られるのか。

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    2016年10月02日
  • ×ゲーム

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    うん、これが山田悠介だな。
    グロくて、テンポ感があって一気に読み切れる。
    彼らしい文章の構成でよかった。

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    2015年06月15日
  • Aコース

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    アトラクションの発想が斬新。
    世の中にこのようなアーケードゲームがあったらもしかしたら犯罪が減るかもしれない。
    プレイには確実に年齢制限あるだろうけど。

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    2015年04月20日