山田悠介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読んでいるうちはストリートチルドレン、物語にどう関わるんだろう、表紙にも写っているにしては出番少ないかな、と思っていました。
ただ、最終章でスカッとさせてもらいました。
権力を握るものでも、相馬側と黒宮側で考え方が正反対で、しかし身内でも裏切りがあるなど、複雑な関係で読むのが楽しかったです。
また、記憶削除がテーマとなっていますが、登場人物が自分の記憶を削除させる描写があり、そうすることで状況を打破しようとするが、打破しようとしていること事態の記憶がない等、いろいろと面倒です…。
記憶削除は死よりも辛いことを思い知らされるとともに、権力へ癒着する側と人の絆を守るものたち側の対立が面白か -
Posted by ブクログ
読み始めの印象と読み終わった後の印象が、ガラリと違っていて、これは恋愛?ミステリー?と一つのカテゴリーにはまらない作品でした。
前半は、恋愛要素を主張していて、ストーカーともとれる解釈もありましたが、主人公の一生懸命で一途な思いが前面に伝わっていて、ライトノベルのような印象がありました。
なんとなく頭をよぎったのは、昔、速水もこみちさん主演の「絶対彼氏」。類似しているとすれば、ロボットぐらいですが、知っている方には、想像しやすいかと思います。そのロボットに指示をするのが、主人公。幼なじみの妹に前々から恋をしていたが、なかなか言えず。ロボットを通して、どう接していくのか読みやすく面白かったです -
Posted by ブクログ
ネタバレ良本です。山田悠介さんの小説です。
日本の裏側が描かれている印象があります。 ※ネタバレ注意
主人公である賢一が無人島に降り立って極限状態の
表現の仕方がリアルで面白かったです。
山田悠介さんはそのような状況になったことが
あるのかな?と思わせられるほどでした。
暗殺者との死闘よりも、体に栄養が足りていないため
蜂を食べたり、その食べた時の感想が「甘い」という
ものも実際であれば、そのように感じてしまうのかなと
思いました。そして何よりも、その場にあった土を
水と間違ってしまうというところも生々しく描かれています。
他にも山田悠介さんの小説が僕のインスタに上がっているので