山田悠介のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
食べなくても寝なくても疲れないし怪我もしない。
不死身で無敵のように見えるけど、名前を呼ばれず社会にも属さず、ただ存在するのはどんな孤独なんだろう。
天使や悪魔のような見えない存在ならばまだしも、見た目が少年少女だけに煩わしいことが少なくなくて。
人間と関わらないようにしてるようで、命を捧げたいと感じているようにも見える。
一緒に生きたくても相手だけがどんどん老いていく。
時間を与えれば自分が死ぬ。
大切な人と、ともに生きるという当たり前のような選択肢があるようでない。
命を捧げたい相手に出会ってほしいけど出会ってほしくない。
読んでて感情がゆらゆらする一冊でした。 -
Posted by ブクログ
読み始めの印象と読み終わった後の印象が、ガラリと違っていて、これは恋愛?ミステリー?と一つのカテゴリーにはまらない作品でした。
前半は、恋愛要素を主張していて、ストーカーともとれる解釈もありましたが、主人公の一生懸命で一途な思いが前面に伝わっていて、ライトノベルのような印象がありました。
なんとなく頭をよぎったのは、昔、速水もこみちさん主演の「絶対彼氏」。類似しているとすれば、ロボットぐらいですが、知っている方には、想像しやすいかと思います。そのロボットに指示をするのが、主人公。幼なじみの妹に前々から恋をしていたが、なかなか言えず。ロボットを通して、どう接していくのか読みやすく面白かったです -
Posted by ブクログ
ネタバレ良本です。山田悠介さんの小説です。
日本の裏側が描かれている印象があります。 ※ネタバレ注意
主人公である賢一が無人島に降り立って極限状態の
表現の仕方がリアルで面白かったです。
山田悠介さんはそのような状況になったことが
あるのかな?と思わせられるほどでした。
暗殺者との死闘よりも、体に栄養が足りていないため
蜂を食べたり、その食べた時の感想が「甘い」という
ものも実際であれば、そのように感じてしまうのかなと
思いました。そして何よりも、その場にあった土を
水と間違ってしまうというところも生々しく描かれています。
他にも山田悠介さんの小説が僕のインスタに上がっているので -
Posted by ブクログ
ネタバレインターネットを通じて知り合った6人の少年が「世間を驚かせるため」という目的のために、全国6都市で同時刻にバスジャックをする。
彼らが向かうのは東京タワー。
運悪く乗り合わせた無職の青年(主人公?)や乗客の運命と犯人たちの狙いとは?
劣等感、復讐、自己顕示・・・様々な思いからネット仲間となった6人の少年たちは世間に自分の存在を知らしめるため、前代未聞の同時多発バスジャックを計画します。
ただ、ネットの中で考えられた計画がそうそう上手く行くはずもなく、逆に計画通りに行かないことがさらなる悲劇を生んだりします。
そして最後、目的地の東京タワーに到着した犯人たちと乗客を待ち構えるラストとは?そし -
Posted by ブクログ
短編集。
「チェイス」感想
正月休みに久しぶりに帰郷した健太郎。
母と過ごす休暇はあたたかく、ホームで見送る姿には愛情があふれている。
何年経っても母は厳しく、そして優しい。
自分勝手に盛り上がって思い通りにいかないと裏切られたと感じる。
事件になって表沙汰になることも多いが、実はもっと多くの事例があるのでは?と思うほどニュースで流れても珍しいものではなくなってきた。
たった1回の対決で相手が諦めるとは思えないけれど、後日談はない。
このあたりが小説のご都合主義なのかもしれない。
「カジノ」感想
ギャンブル絡みのトラブルで健太郎を呼び出した駒田。
借金の返済代わりの依頼は、小生意気な小娘を