中島敦のレビュー一覧

  • 疵(きず)の迷楼 耽美幻想セレクション

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    まず装画が怪しげで綺麗!いわゆるジャケ買い
    あとタイトル『疵の迷楼』別世界へと誘い込まれるような魅惑的な感じに加え、名だたる文豪たちの作品に興味を引かれてしまう。
    まだ、このとき耽美という言葉の意味を理解していなかった。ただ「美しい」くらいにしかとらえていなかったので読んでみたら本当の意味を思い知らされ、常軌を逸した世界への入り口だった。

    なかなか普通の感覚では理解、共感し難い作品ばかり。どの作品も何かに心を奪われていたり、病的にのめり込んでいたりと現実からかけ離れていて危うい空気が漂っている。
    抗いがたい好奇心や欲望、まるで[パンドラの箱]を開けてしまったようなそんな感じだ。

    収録されて

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    2025年10月15日
  • 文字禍(乙女の本棚)

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    中島敦は絵本とは相性が良くない、かも知れない。

    それでも、やっぱり興味深い物語だと思う。
    文字というものの言い表せない力を感じることができるんよな

    2025.9.15
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    2025年09月15日
  • 山月記(乙女の本棚)

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    自尊心とは「自分を大切に思う気持ち」のことだと感じる。
    ただ、それが高すぎると「プライド」として表れてしまうのだろう。
    自尊心が過剰になると、「自分は他人よりも秀でている」と思い込みやすくなり、現実での評価とのギャップに苦しむことになるのかもしれない。

    もちろん、自尊心が低すぎるのも生きづらさの原因になる。
    けれど、同じように高すぎてもバランスを崩してしまうのだと、改めて思った。

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    2025年08月31日
  • スラよみ!現代語訳名作シリーズ 山月記

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    叢にひっそりと隠れていたところに哀しみと淋しさを感じた。旧友に会えた事の嬉しさと羞恥と、複雑な感情も。

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    2025年08月08日
  • 李陵・山月記

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    『山月記』は虎になった男の話として知ってはいたが読んだことはなかった。『李陵』は前漢頃の話でこちらも運命と自己の忠義や正義との葛藤が良かった。

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    2025年08月08日
  • 文字禍(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    しばらく見ない間に、このシリーズとても増えててびっくり!嬉しい。

    文字の精霊。文字を覚えることで起こる不具合。歴史とは在った事柄のことか粘土板の文字のことか。書かれていないことは存在しないということ。
    面白い。

    エンタメ小説はたくさん読んでても、文学作品はほとんど読んでいないので、このシリーズだけでも少しずつ読んでみよう。キレイなイラスト大好き。しきみさんのイラスト、ほんと好き。

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    2025年07月21日
  • 文豪死す

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    文豪たちの遺作を集めた本。
    太宰治のグッドバイ、初めて読んだけど続きがめちゃくちゃ気になる…!!!

    各作家の作品のあらすじ紹介がわかりやすくて、面白そうで、読んでみたいのをたくさん見つけられた。
    名作系にハードルの高さを感じていたけど、作家のあらすじや経歴をみて、だいぶハードルが下がった。

    夢野久作知らなかった!女坑主は読み終えたあと「あの時のあのセリフはどういう意味?」ってなって読み返してしまった。

    読んでみて良かった。自分の読める小説が広がりそう。

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    2025年06月15日
  • 悟浄出世

    匿名

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    西遊記の沙悟浄のお話です。悩める沙悟浄が答えを求めて彷徨い、三蔵一行に出会うところまで。人によって考えは千差万別。結局悟浄の悩みは考えるだけ無駄ということなのかな。

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    2025年05月10日
  • 牛人

    匿名

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    父親は自業自得だと思うけれど、二人の息子は可哀想だったなと思います。豎牛は二人の息子と違う待遇の所為で歪んだのか、それとも元々そういう人格だったのか。背筋がゾッとするお話でした。

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    2025年05月08日
  • 山月記(乙女の本棚)

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    久々に読んだ山月記。
    何故、虎になってしまったのかと考えていたのに最後には何故、人間だったのかとなるあたりが怖い。

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    2025年04月04日
  • 李陵・山月記

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    『山月記』、『名人伝』、『弟子』、『李陵』の4作品が収められた短編集。
    中国伝記や古伝説に取材した著者のどの作品も、常に「自己のあり方」を見つめ続けている。

    詩作、弓、儒家の道、軍師。それぞれが抱える苦悩や葛藤や孤独感は、現代人が抱えるアイデンティティクライシスに異としない。

    自分の弱さや克服できないこと、曲げられずに意地を張ってしまうことは誰しもある。
    作中の登場人物達は、それを自らが明確に自覚し、どう向き合うかを自分が考えることが大切であることを教えてくれているような気がした。

    複雑な人間関係や自己実現性への挑戦を諦めず、悩みながら曲がりなりにでも、なるべくまっすぐに、「自分を生きる

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    2025年03月25日
  • 文字禍(乙女の本棚)

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    ふとある芸人さんの本の内容を思い出した。
    まったく本を読まない芸人さんの読書経験を綴った本であったが、「どうして単に文字が並んでいるを読むだけでシーンが頭の中に浮かぶのか、この仕組みは一体なんなのだ」…というようなことだったが、それもまた文字の精霊の力、ともすれば文章の精霊の力というものなのだろうか。
    たしかに、なんでもない文字という記号の列だけで、見たこともない文明の街並みや老学者の様子が頭に浮かぶ。
    それを元に、しきみ氏がこうしてイラストを添えている。
    読書をする人間にとって、当たり前すぎることを、否、人間として生きるうえでも当たり前すぎることを、揺さぶられる短編だった。
    …それも、文字を

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    2025年03月20日
  • 山月記・李陵 中島敦 名作選

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    李陵が読みたくて。
    子供向けに優しくリライトされたものなので元の作品と違うところはあるだろうけど、それでも伝わる主人公の不遇と苦悩。
    強く気高く不屈の精神の美しさと憧れと現実と、みたいなのが詰まった作品でした

    2025.3.6
    51

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    2025年03月06日
  • 山月記(乙女の本棚)

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    教科書で読んだ山月記が好みのイラストで絵本になっていたので手にとりました。

    久しぶりに読みましたが短いお話の中に学ぶべきことがたくさんあると感じました。

    全ページカラーと文字の色も変えていて、作品としてとても好みでした。表紙のイラストが一番好きでした!かわいい!

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    2025年02月23日
  • 文字禍・牛人 アニメカバー版

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    中島敦というと山月記が真っ先に浮かぶ。
    また、中国の故事に因んだ作品というイメージがあったが、この本は古代アッシリアの故事に因んだ「文字禍」や「狐憑」、「木乃伊」といった少々洋風な作品と自伝的な「斗南先生」、「虎狩」といった作品群で、新たな印象を受けた。
    特に「虎狩」は旧友との思い出や再会を描き、こういう感じあるなぁ、と共感できるものがあった。
    中島敦の新たな印象、という意味で、ぜひ。

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    2025年02月02日
  • 悟浄出世

    匿名

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    西遊記でお馴染みの沙悟浄のお話なので、中島敦の作品の中では比較読みやすい方かなと思います。哲学的なことで悩む悟浄が描かれていて、結局答えは見つからずなところがちょっとモヤッとでした。

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    2025年01月30日
  • 山月記・李陵 他九篇

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    面白い。
    和洋折衷にとどまらない文化の鍋に近代的な自意識を投げ込んだ不思議な読後感。
    西遊記ものの「悟浄出世」、「悟浄歎異」が好き。

    今となってはこういう背景をもった作家さんがメジャーになることは無さそう。

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    2025年01月18日
  • 名人伝

    匿名

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    弓に人生を捧げた紀昌が弓そのものを忘れるなんて皮肉だなぁと思いました。これは進化なのかそれとも退化なのか。

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    2025年01月17日
  • 李陵・山月記

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    表題作の一つ、山月記は教科書にも載っていたような…自らを恃むことの強い天才の孤独と後悔は、大人になった今こそ心に響く。
    もう一方の李陵も孤独を扱った作品。祖国に裏切られた主人公・李陵と、それと対比されるように描かれる蘇武。李陵が祖国・漢を捨てて匈奴の土地で暮らすことを決意したのに対し、蘇武は純粋な祖国への愛を貫き通す。蘇武の姿を見た李陵の心の葛藤は程度の差はあれど、誰にでも感じたらことのあるものと思われる。

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    2025年01月05日
  • 李陵・山月記

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    大人になって読む、山月記。

    多分、高校の教科書に載っていた山月記。
    当時は虎になった人間の話。くらいの印象しかなかったけど、これ、自意識を拗らせたが故の。。。がわかると、一気に、なんというか親近感が湧く。。

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    2024年12月21日