中島敦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『山月記』についての記述。
高校の授業で初めて接した作品です。
冒頭で主人公の李徴に親近感を抱いたので、発狂して虎になる展開はショックでした。
何となく自分の事が書かれている様な気持ちになるのです。
以来、何十年も経ちますが、何故か『山月記』は私の心にずっと存在しています。
現在では、YouTubeで多くの方が朗読されているので、時おり聴いて李徴に憐れみを覚えるのです。
決して読んで楽しくなる作品ではないのに、つい紐解いてしまう不思議な魅力が『山月記』には有りますね。
強いて言えば、李徴の不幸を芸術の域にまで昇華させてしまう、中島敦の才能に触れたくなるのでしょう。
本文から抜粋。
「己 -
Posted by ブクログ
ぐわわわ〜〜〜ん
いやぁ分かる
たぶん分かる(たぶんかよ!)
はい『山月記』でございますよ!
うん、これね中学生の頃読んだ記憶がうっすらとあるんですよね
で、「わがんね」ってぽいした記憶がうっすらとあるんですよ
中学生の頃、いっとき「文学青年」に憧れたという黒歴史がありまして、いわゆる「純文学」の触りを一通りさらった時期がありまして、その時この「山月記」も手にしてるんですよね
まぁ、分からんかった
「純文学」分からんかった
そんときはまぁ中学生だからまだ少年だなと、カテゴリー的に少年だったなと思って「文学青年」はあきらめたんですが
今分かるよ
主人公李徴の悲哀が分かるよ、慟哭が分かる -
Posted by ブクログ
ネタバレいい(´∀`)♪
唐代の中国を舞台に、詩人になる夢を果たせずに虎になってしまった李徴という男が、かつての友人である袁傪に自分の運命を語るという物語です。
李徴は若くして科挙に合格しましたが、自尊心の高さから役人の職を辞めて詩人として名声を得ようとしました。しかし、詩作に没頭するあまり家族も顧みず、文名も得られず、貧困に苦しみました。再び役人として働くことになりましたが、出世した知り合いや後輩の命令に耐えられず、発狂して山へ消えてしまいました。そして、いつの間にか虎の姿に変わってしまいました。
袁傪は監察御史となって旅をしているとき、李徴が虎になったことを知ります。李徴は茂みから出てこない -
Posted by ブクログ
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*理由も分らずに押付けられたものを大人しく受取って、理由も分らずに生きて行くのが、我々生きもののさだめだ。
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*一体、獣でも人間でも、もとは何か他のものだったんだろう。初めはそれを憶えているが、次第に忘れて了い、初めから今の形のものだったと思い込んでいるのではないか?
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*人生は何事をも為さぬには余りに -
Posted by ブクログ
短編でこれほどの完成度とは、本当に畏れ入る。
芥川龍之介とはまた違った秀作ばかり。
そんな文筆の才を持った中島敦でも、「言葉で記憶していると、よくこんな間違をする(「虎狩」より)」と考えることがあったのだろうか。
なんとなく、「文字禍」から小説に対する彼の思いが伝わってくる気がする。
◼「狐憑」作家は必要な存在なのか。
◼「木乃伊」エジプトに攻め込んだギリシャ人将軍の記憶。
◼「文字禍」単なる線の集まりが何故音と意味を持つのか、文字に囚われた老博士の話。
◼「牛人」魯の大夫と昔一夜を共にした女との子・豎牛の話。
◼「斗南先生」中島が親族の中で最も強く影響を受けた伯父の晩年を、似通う気質を持つ -
Posted by ブクログ
又吉さんのYouTubeで紹介されていた本
人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、 何事かをなすにはあまりにも短い。
という言葉で有名だが、今の私には李徴が虎になり、人間の部分をしだいに失いかけてはじめて気づく、自身がかつて持っていた過剰な自己意識、根拠のないプライド、虚栄心を悔やむ部分が、我が身に照らしこの歳になって胸が痛む。
かつての私は李徴そのものではなかったか。虎になりかけていないか。
短いが、全てに無駄がなく、そして誰もが持っている人間の目を背けたくなる本性が表現されているからこそ、人生の座標軸を確かめるために、繰り返し読まねばならない名著だと思う。
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購入済み
BLを取り扱う作品で「山月記はBL」と言われたりもしていますが、男同士の感情を取り扱った作品だなとは思います。
学校で習って読み解いた作品ではありますが、改めて読んでみようと思う作品です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ教科書に載っていた山月記が印象的で中島敦は他のも読みたいなーーっと漠然と思ってはいたんだが、機会がなく、
文豪ストレイドッグスが始まった時点でまた、ああ、中島敦だーーーっと。
角フェスコーナーで目にして山月記以外だったのでこれは読むべし、と購入。
思った以上に暗い?終わり方が多くびっくり。
死ぬとか殺される、とか。
狐憑、は作家の原初の形、を描いてて面白いなーーっと思っていたらまさかのラストに驚愕。
コロナ禍で勃発したエンターテイメントは生きることに必要か否か、の問いが既にこんなところで発せられていたとは…
文字禍で文字が線と点になりなにかちがうものになるような感覚、とか、ああ、なんかわかる -
購入済み
小さい時ラジオの朗読劇で聞いてから大好きになりました
高校の教科書にも載っていたし
何故かわかりませんが、読むと落ち着いた静かないい気分になるので、眠れない夜に読むのがオススメです
夜(明け方か?)の話ですし