山月記・李陵 他九篇

山月記・李陵 他九篇

1,111円 (税込)

5pt

三十三年余の短い一生に、珠玉の光を放つ典雅な作品を残した中島敦(一九〇九―四二)。近代精神の屈折が、祖父伝来の儒家に育ったその漢学の血脈のうちに昇華された表題作をはじめ、『西遊記』に材を取って自我の問題を掘り下げた「悟浄出世」「悟浄歎異」、南洋への夢を紡いだ「環礁」など彼の真面目を伝える作十一篇。(解説 氷上英廣)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

山月記・李陵 他九篇 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    中島敦の『悟浄出世』に出てくる妖怪の言葉への懐疑心超わかる。でも、言葉を軽蔑するのは化け物という皮肉も込められてるのかな?中島敦の多層的アイロニー?

    中島敦が比喩的にロンドンの中心のチャリング・クロスから半径3マイルにのみ文学は在り得るって言ってるけど、そうだよね。赤道に近づくに連れて文学が無くな

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    『国宝』を読んで、名人伝じゃん…と思い再読。やっぱりいいね。大学時代にがっつりやってたので、当時の自分はどう解釈してたんだろうと論文を読み返したくなった。

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    お馴染みの「山月記」である.数年前に国語教育批判が流行した時に槍玉に上がった山月記である.これを学校で教えることの一体何が悪いのか?これを理解しない輩の声が大きいことが物事を歪めているのではないだろうか?
    前半の漢文調の「李陵」「弟子」「山月記」が素晴らしい.リズムが良いのだな.

    0
    2024年04月23日

    Posted by ブクログ

    又吉さんのYouTubeで紹介されていた本

    人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、 何事かをなすにはあまりにも短い。

    という言葉で有名だが、今の私には李徴が虎になり、人間の部分をしだいに失いかけてはじめて気づく、自身がかつて持っていた過剰な自己意識、根拠のないプライド、虚栄心を悔やむ部分が、我

    0
    2022年02月04日

    Posted by ブクログ

    ☆西遊記を題材にした
    「悟浄出世」「悟浄嘆異 」を
    もっと読んで見たかったです。

    悟浄の人間くささが好きです。

    0
    2019年09月17日

    Posted by ブクログ

    教科書に載っていた「山月記」を、何度も読み返したことが、今も思い出される。以来、著者の作品、文章を折にふれて読み返してきた。

    その漢文調の文章にミーハー心で接していただけかもしれないが、しかし、登場人物の心理描写どれにも、身につまされる思いを感じたことは間違いない。

    収載されている作品では「悟浄

    0
    2019年01月27日

    Posted by ブクログ

    高校生の教科書でお馴染みの山月記を始め、著者の代表作が並ぶ。特におすすめなのは、「悟浄歎異」。西遊記の沙悟浄の目線から、法師や悟空の人物像を客観的に観察している奇作。

    0
    2018年01月07日

    Posted by ブクログ

    思いっきり泣くと、ストレス解消や健康にいいそうです。
    それも、玉ねぎで涙を出すなどではだめで、感動して心から涙するのがいいそうです。

    「山月記」はわずか十数ページの作品ですが、すごく泣けました。
    最初の2ページでもう泣けて、最後の3ページくらいはもう止まりません。

    あまりの素晴らしさに(そして作

    0
    2017年05月02日

    Posted by ブクログ

    美しい文体の作家は?と聞けば意見は分かれると思いますが、格好良い文体の作家は?と聞けば中島敦はかなりの高確率回答を得るのではないでしょうか。

    〝漢の武帝の天漢二年秋九月、騎都尉・李陵は歩兵五千を率い、辺塞遮虜を発して北へ向かった。(中略)朔風は絨衣を吹いて寒く、如何にも万里孤軍来るの感が深い。漠北

    0
    2020年05月12日

    Posted by ブクログ

    ちょっと、変わった作風です。
    全部じゃないですが、「中国の故事、古典の逸話にのっとって、独自の解釈と視点で人間ドラマを描く」ということですね。
    つまりは、芥川龍之介さんもこういうの、やっていますね。漢籍に限りませんが、「蜘蛛の糸」「西方の人」とか。そういう感じ。

    お友達に勧められた本です。中島敦さ

    0
    2014年10月27日

山月記・李陵 他九篇 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

岩波文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

中島敦 のこれもおすすめ

山月記

山月記

無料あり
  • 試し読み

和歌でない歌

和歌でない歌

無料あり
  • 試し読み

盈虚

盈虚

無料あり
  • 試し読み

盈虚(新仮名)

盈虚(新仮名)

無料あり
  • 試し読み

河馬

河馬

無料あり
  • 試し読み

かめれおん日記

かめれおん日記

無料あり
  • 試し読み

環礁

環礁

無料あり
  • 試し読み

環礁 ミクロネシヤ巡島記抄

環礁 ミクロネシヤ巡島記抄

同じジャンルの本を探す