山本博文のレビュー一覧

  • 「関ヶ原」の決算書(新潮新書)

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    ネタバレ

    忠臣蔵に続いてとにかくわかりやすい!

    兵糧の考え方が秀吉以前と以後で違い、自弁と現地調達の考えから、各大名が準備する方式になっていく。
    1人あたり1日5合の兵糧米ってなかなか大変…
    以下も、本書で示された基準↓
    ●米1石=8万円
    →1000人の軍勢を動かすのに1日40万
    ●金1枚(165グラム)=200万
    が、どんどん高騰し、5年で350万に上がる
    ●永楽銭1文=200円
    ↑信長が堺の町衆に要求した矢銭2万貫(40億!)の規模の大きさがわかる。
    しかし対外貿易で潤っていた堺が払えない額ではないというのもすげぇ
    ●銀1枚=35万円
    1匁=8000円、1貫=800万

    ●大名は家臣がいないと合戦

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    2022年10月09日
  • 江戸の組織人 現代企業も官僚機構も、すべて徳川幕府から始まった!

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    幕府にはいろいろな階級があり、また、いろいろな職種があった。どのような人が登用され、出世したのか、また、出世にはどのような壁があったのかを述べた本。江戸幕府の人事を知る入門書として向いている。

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    2022年09月16日
  • 「関ヶ原」の決算書(新潮新書)

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    タイトルは、誤解を生みやすい。ガチの決算書解説本ではない。著者は歴史研究の第一人者ではあるが、会計の専門家ではない。
    何万石とか何両など当時の通貨が分からないため、経済的規模感がわかりにくい戦国時代をザックリとわかりやすく解説してくれる。しかし、タイトルに特化した内容では決してなく、関ヶ原の戦いの経緯全体を解説している著作である。

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    2022年08月27日
  • 日本の歴史 別巻 よくわかる近現代史1 大正から激動の昭和へ

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    近代に焦点を当ててボリュームアップさせた別巻であり、情報量が多い分理解しにくくなった。もう少し浅くでよいからストーリーを把握できる方がよかった。

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    2022年08月22日
  • 日本の歴史 別巻 よくわかる近現代史3 現代日本と世界

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    少なくとも「快作」「力作」レベル。全三巻で、第一次大戦から令和の幕開けまでを収めている。内容も、おそらく過不足はない。ここを起点として、より詳述された著作に進むのがよいと思う。監修の山本博文さんは、惜しくも亡くなられているが、たいへん良いお仕事をなさったと感じ入っている。紙の本で書い直しても良いかもしれない。

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    2022年03月10日
  • 日本の歴史 別巻 よくわかる近現代史2 戦中・戦後の日本

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    第一次大戦から平成までを三分冊でマンガ化したものの第2巻。内容については過不足なくまとめられていると感心した。こうした本を足がかりとして、詳述されたものに進むのがいいと思う。盧溝橋(ルーコウチアオ)、板門店(パンムンジョム)等とルビを振ってあるのは、評価してよいだろう。章割りは以下の通り。

    ①日中戦争
    ②第二次世界大戦と日本
    ③日米開戦――太平洋戦争
    ④占領下の日本と独立回復

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    2022年03月08日
  • 日本の歴史(13) 近代国家への道 明治時代後期

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    一番反省しないといけない時代ですね。読んでいて一番重かった。だから学校でもあまり扱わなかったのかと思ってしまいます。もっと向き合わないといけない時代です。

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    2022年03月11日
  • 日本の歴史 別巻 よくわかる近現代史1 大正から激動の昭和へ

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    よくできた「快作」であると言ってよかろう。第一次大戦以降、第二次大戦前夜までをまとめている、三分冊中の一冊目。学習まんが、侮りがたし。

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    2022年03月02日
  • 日本の歴史(11) 黒船と開国 江戸時代後期

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    ペリーの背景にいたシーボルト・・・。日本という国が大きく動く場面ですが、描き方が冷静で、じっくりと読み込むことができます。その時代にいた人物の視点を大切にして描いているように感じられるため、没入感を持って読めました。

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    2022年02月25日
  • 日本の歴史(10) 花咲く町人文化 江戸時代中期

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    江戸幕府の状況と町人文化の対比がわかりやすく描かれています。文化面と政治面を整理しつつ、流れを失っていないため、次へと読み進めたくなります。

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    2022年02月25日
  • 日本の歴史(4) 武士の目覚め 平安時代後期

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    人物が多い割にすぐ次の人物に話題が移るので、テンポとして読みづらかった。

    しかし、奥州藤原氏をしっかり取り上げるなど、ページ数の制限が多い中、その後の権力者(勝者)だけでない記述も有り、好印象。

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    2022年02月20日
  • 日本の歴史(9) 江戸幕府、始動 江戸時代前期

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    家康、秀忠、家光時代です。秀忠が野心的に描かれているのは、意外な感じでした。江戸時代が260年も続いたその体制に焦点が当たっています。

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    2022年02月17日
  • 日本の歴史(8) 天下統一の戦い 安土桃山時代

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    心理描写が多いのがこのシリーズの特徴かなと思います。子どもの頃、すごく好きだった時代ですが、大人になると合戦よりも狩野派の作品を見たいという気持ちになりました。

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    2022年02月17日
  • 日本の歴史(1) 日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代

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    意味深な終わり方が印象的です。この感じはいいと思います。絵は巻によって違うようですが、みやすいです。まんが以外のところの説明興味深いです。

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    2022年02月01日
  • 現代語訳 武士道

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    言葉にできない日本人の当たり前を、私たちの名誉を守る言葉遣いで丁寧に表現してくれていてそこがとても好き。「つまらないものですが〜」という言葉の真意を説明する件がとくに共感。筆者自身も言ってるこの本の特徴として、武士道精神を外国の似たようなものとひたすらに比較してるんだけど、一部に日本人特有の気質を除けば表に出る言動が異なるだけで、世界中の道徳概念は同じようなものなんだなと分かった。日本人をよく知ることは地球人をよく知ること。 正否は別として切腹の件は日本人全員に読んでほしい。

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    2021年12月19日
  • 人事の日本史

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    人事に焦点を当てた日本史の本でした。3人の書き手がおり、文体が違うこと、古代は流石に学説の域を出ないことなど、読みづらさもありましたが、全体的に大変読み応えがありました。

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    2021年11月07日
  • 人事の日本史

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    普段は特に歴史への興味がない人でも、読めばなんらかの読後感を残すように・・すなわち自分の立場や仕事に置き換えて歴史上の人物に共感できるように、うまく書いてあるなあという感想。大江広元、天武天皇の取り上げ方については、なるほどな、と思った。

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    2021年11月06日
  • 「関ヶ原」の決算書(新潮新書)

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    島津の話は、よく分かった。関ヶ原に限らず、戦の終わらせ方は難しいのだと理解。
     「忠臣蔵」に比べると、あまりに額が大きすぎて、「決算書」という感じはしなかったな。

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    2021年09月18日
  • 歴史をつかむ技法

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    歴史的思考力とは歴史的文脈を踏まえて現代の事象に対して洞察を得るための力。
    学校では習った覚えのない歴史の見方。
    歴史用語は便宜的なもの、この概念は実はこういう意味だ等のtips的な話も知らなかったのでありがたい。
    天皇号は後世のもの。
    成立年代は解釈によるもの。
    実は摂関政治、院政は皇統存続のために都合がよかった。

    その時代の考え方や価値観があることをありきで、現代の見方でミスジャッジをしてはならない。
    等。

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    2021年09月05日
  • 日本の歴史 別巻 よくわかる近現代史1 大正から激動の昭和へ

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    角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 近現代史 全3巻を衝動買い。学習用のまんが歴史にハマってしまい…orz。角川は砕けすぎず、それでいてサクサク読める。女性に嬉しい絵のキレイさが魅力。

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    2021年08月25日