山本博文のレビュー一覧

  • NHK「100分de名著」ブックス 新渡戸稲造 武士道

    Posted by ブクログ

    「『武士道』とは…」
    日本の象徴のような一冊ではあるけども、なかなか読む機会のなかった本に、チョット近づく事が出来た一冊。
    著者は、本書とは別に『現代語訳 武士道』も執筆しておられるので、次はそちらを手に取りたい。
    現代の日本人が、二本差しを腰にした武士をどう受け止める事が出来るのか。
    その辺の勘所と、『武士道』という著作の意味を教えてくれた本でした。

    0
    2021年08月17日
  • 日本の歴史 全15巻 無料ダイジェスト版

    購入済み

    ダイジェスト版はあまり詳しく書かれていなかったけどおさらいにはちょうどよかったです。ダイジェスト版じゃないほうも読みたいです。

    0
    2021年08月08日
  • 東大教授の「忠臣蔵」講義

    Posted by ブクログ

    インタビュー形式の割にわかりやすく楽しく読めた(会話形式の本か苦手)。文献 一次資料に基づいた解釈であるし、表面的な物語的な忠臣蔵本ではわからない情報もあり、忠臣蔵好きとしては嬉しい読み物

    0
    2021年07月01日
  • 決算! 忠臣蔵(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白い。蕎麦一杯16文を480円として、元禄当時の金額を現代の金額に換算して忠臣蔵を再現したコメディ。ある意味本質をついていて、一気読みしました。

    0
    2021年05月24日
  • 歴史をつかむ技法

    Posted by ブクログ

     歴史ファンの端くれという自負はあるが、中国史なら「項羽と劉邦」「三国志」、日本史なら戦国時代と幕末だけ詳しいのは如何ともしがたい。
     本書は教科書日本史のよい復習になった。
     皇位継承権をめぐる政争の辺り、読んでいて混乱した。マルクス史観が幅を利かせていた頃、正当な主張も「皇国史観」だと決めつけられ、歴史研究は停滞したことだろう。ああ、人文科学の落とし穴。
     NHK「タイムスクープハンター」は著者が監修していたのか。時代考証のレベルが違うのも道理だ。そんじょそこらの時代劇だと、髷がモヒカンと変わりない。

    0
    2021年04月01日
  • 日本の歴史(2)【電子特別版】 飛鳥朝廷と仏教 飛鳥~奈良時代

    購入済み

    巻によって描いてる人が違うので今回は割と見やすい絵柄で良かった。良くこの時代に大陸まで行ったりしたものだ。この辺りは「日出処の天子」のイメージがどうしても強いが建物とかはこっちの方が当時に近いのだろうか?

    0
    2021年03月22日
  • 日本の歴史(1)【電子特別版】 日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代

    購入済み

    好きな年代ばかりで全体的な流れが良く分かってなかったので気軽に読める漫画に挑戦してみました。あと、歴史は自分が学んだのと変わってる事もあるので。

    0
    2021年03月22日
  • 「関ヶ原」の決算書(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    金がなければ戦はできぬ!武勇や人望だけでは、どうにもならない現実的な内容で、武将達も苦労が多かったことだろう。

    0
    2021年02月08日
  • 格差と序列の日本史

    Posted by ブクログ

    タイトルを売れるためにこうしたんだと思うけど、どちらかというと官僚機構から見る日本の通史みたいな主題。古代から現代まで、日本の支配層とか官僚機構がどう変遷しつつも繋がっているのかがわかる。武士が名乗る官職が本来どういうものかもわかってきた。

    0
    2021年01月14日
  • 現代語訳 武士道

    Posted by ブクログ

    余談ではあるが、最近1860年前後に興味がある。
    小松帯刀に興味を持ち始めたのがその発端である。

    これについて書き始めると本書の感想から外れてしまうのでやめておくが、その中で文久2年(1862年)あたりに特に興味を持ち始めていたところで、新戸部がまさにその年に生まれたのだというところでさらに興味を増した。歴史というのはこの連鎖がたまらない。
    閑話休題。

    現代語訳者の山本氏が言うように、明治人である新渡戸の思想には確かに現代に馴染まない部分もあるのかもしれない。
    ただ、自分としてはほぼほぼ共感以外の何物もなかったと言えるぐらい、すんなりと入ってきた。

    歴史をどの時点で輪切りにしたとしても、

    0
    2020年12月27日
  • 日本の歴史(1) 日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代

    Posted by ブクログ


    日本列島どうなってが誕生したかとかが見れたり、この時代は、どんなもので食べたり狩をしたりしていたのかが分かってとても勉強になった。
    当時は、戦いをして、住む家を決めたりしていたらしい。悲しい出来事も

    0
    2020年11月29日
  • 歴史をつかむ技法

    Posted by ブクログ

    日本史に関する教科書を始めとする資料をどう受け止めるべきか、ということに加え、120ページ程でヤマト朝廷から日露戦争まで、著者の視点での日本史の流れが書かれていた。
    新書120ページ程度の分量で日本史の流れが書かれたものを読んだのは初めてで、その全体を一度に読み切ることももちろん初めてで、初めて日本史の全体像が実感を持って頭の中に入ってきた気がする。
    著者の記載に当たっての姿勢も、どっちつかずだと言う人もいるかもしれないけれど、自分にとっては好ましい。
    ページの制限や狙いにもよるのだろうけれど、もう少し解像度高く説明されていれば、と物足りなく思うところがいくつもあった。
    200803

    0
    2020年08月03日
  • 東大教授がおしえる 日本史をつかむ図鑑

    Posted by ブクログ

    日本史の概略を掴むのに最適。

    図表が多く理解が進む。細かい記載もあり、何度も熟読して身に付けたい。

    0
    2020年07月19日
  • 現代語訳 武士道

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    名著。
    「日本の学校で宗教教育がない。それでは道徳教育はどうやって授けるのですか」。この質問に答えるべく書かれたのが本書だ。新渡戸稲造は、自分の正邪善悪の観念を形作る様々な要素を分析し、それらの観念は「武士道」に基づくものだと気がついた。
    武士道には源泉がある。
    ・仏教
    ・神道
    ・儒学
    いわゆる宗教であるとか、孟子・孔子の教えに連なる部分がおおいことが説明される。
    そして、武士道を分解していくと、以下の項目に分けられる。
    ・義
    ・勇気
    ・仁
    ・礼
    ・信と誠
    ・名誉
    ・忠義

    生命は主君につかえるための手段として考えられ、理想的ありかたは名誉におかれていた。
    また武士において特筆すべきは、切腹と

    0
    2020年04月16日
  • 武士道の名著 日本人の精神史

    Posted by ブクログ

    山本博文(1957~2020年)氏は、日本近世史専攻の歴史学者。日本エッセイスト・クラブ賞受賞(1992年)を受賞した「江戸お留守居役の日記」ほか、江戸時代の大名や武士をめぐる著書多数。2020年3月に63歳で逝去。
    本書はタイトル通り、江戸時代初期から明治時代にかけて綴られた、「武士道」に関わる名著12冊について、紹介したものである。
    そもそも「武士道」とは何か。。。それを広く世界に知らしめたのは、本書の最後にも取り上げられている、新渡戸稲造が明治時代に著し、世界的なベストセラーになった『武士道』であり、今日の日本においても、武士道のことを知ろうとすれば、まずこれを手に取る人が多いであろう。

    0
    2020年04月10日
  • 決算! 忠臣蔵(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    お金の面を絡めながらの忠臣蔵ストーリー。内匠頭刃傷沙汰からお家取り潰し、浪人となった赤穂浪士たちが討ち入りまでどのようにお金を消費していったか、を想像力豊かに描いていて大石蔵之介の表情はこんな感じだったんじゃかろうか?と思いながら読み進めた。映画化されているのを知らずに読んだけれど、映画も観てみようかな。

    0
    2020年02月15日
  • 歴史の勉強法 確かな教養を手に入れる

    Posted by ブクログ

    歴史を学ぶ上で必要な知識を、具体的にどのようにして身に着けるかを丁寧にレクチャーしている本だ.初級編の「お金の計算」、中級編の「千年の都・京都を歩く」、上級編の「古文書の名称を知る」が面白かった.実際に真田信繁の手紙を読んで、行間の意味を探る方法を解説しているが、そこまでできないにしても、表面的に読むだけではつかめない部分があることを知らせてくれる.最後にインターネットでの情報収集、データベースの活用等、有益な情報があることを網羅している.

    0
    2019年11月28日
  • 「忠臣蔵」の決算書

    Posted by ブクログ

    赤穂事件は同時代の人々にとってもセンセーショナルな事件だったため一次資料も多く存在し、モノガタリ化され続けたために普通なら散逸する様な資料も現在まで残っていることにまず瞠目。原型が多少歪められたとしても、出来事がモノガタリ化されポピュラーになる事には大きな意義がある。
    散逸せずに残った資料に、赤穂藩改易から討ち入りまでの精密な出納帳が残っており、本書はそれに基づいて書かれた、討ち入りまでの金の流れと、赤穂藩士の生活の様子と、心の動きを描かれた一級の読み物である。

    討ち入りまでのモチベーションの根本には「武士である」という倫理的な要素は強いが、武士として忠義を尽くす相手が立場によって「藩」「浅

    0
    2019年10月29日
  • 決算! 忠臣蔵(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    映画を観る前にあらすじだけは知っておきたいと思い手に取った一冊。
    コメディタッチとなっているので、とても楽しく読めると思います。

    0
    2019年10月12日
  • 現代語訳 武士道

    Posted by ブクログ

    昔の5千円札の新渡戸稲造さんの本。100年以上前に英語で書かれたものを日本人が翻訳している。明治時代にこれだけの内容の事を英語で外人に紹介できているのはすごい功績である。太平洋戦争の特攻隊も、この武士道の教えを曲げて正当化して解釈している部分もありそうだ。これを指示する支持しないは関係なしに、この武士道の考え方が古い日本人の根底にあることはよくわかった。
    切腹のくだりなどは外国人から見ると、まったく理解不能、異星人並の扱いかもしれない。

    0
    2019年09月23日