中村義洋の作品一覧
「中村義洋」の「決算! 忠臣蔵(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中村義洋」の「決算! 忠臣蔵(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
山本博文氏の『「忠臣蔵」の決算書』を映画化したノベライズ本。
古今東西、忠臣蔵を題材にした作品は多い。その殆どが、忠義に主眼が当てられ、何度見ても読んでもなくという中高年は多いのではなかろうか。
本作は内匠頭刃傷沙汰が起きてから討ち入りまでの期間が描かれる。御家再興にしても、討ち入りにしても先立つものは金。本物の戦から100年近く遠ざかっていた番方と、財政諸々を取り仕切っていた役方。予算を取り巻く、各人の振る舞いが面白い。
討ち入りの名場面はないが、忠臣蔵、赤穂浪士をパロディ化した本作はあっという間に読み進めてしまいました。
しかしながら、江戸の物価は現代より高いよね。
『元禄御畳奉行』あ
Posted by ブクログ
赤穂四十七士が討ち入りを決行したのは、元禄15年12月14日(旧暦)のことである。
ことの発端は、彼らの主君、浅野内匠頭が江戸城松之大廊下で吉良上野介に斬りかかる刃傷事件を起こしたこと。殿中で刀を抜いたのだから、何らかの沙汰が下されるのは当然のこととしても、幕府が命じた処分は、内匠頭は切腹、一方の吉良にはまったくお咎めなしという、いささか平等性を欠くものであった。
喧嘩両成敗ではないのか。浅野家家臣は怒った。どうすべきか、家中でも議論が噴出した。だが、ひとまず、内匠頭の弟を主君としたお家再興を目して、赤穂藩士らは城を明け渡すことにする。
だが、結局のところ、浅野家再興はならなかった。さらには、