山本博文のレビュー一覧

  • 日本の歴史(12) 明治維新と新政府 明治時代前期

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    学制、兵制、税制が、バラバラだった日本をまとめるためのマインドコントロールだったんだな。
    現代でも続いてる学制って時代遅れ。

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    2015年07月29日
  • 歴史をつかむ技法

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    日本の歴史をまとめた好著だが、随所に最新の研究成果を織り込んだり、的確なツッコミがあって楽しめた.特に、歴史小説との関連を考察しているp56からの記述が良い.幅広い研究成果を簡単に述べているが、非常に精力的な活動の成果だと推察する.この位の密度で大まかな知識を確認しておくことが、歴史を把握するのに重要だと感じた.

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    2015年06月25日
  • 殉教~日本人は何を信仰したか~

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    [辛酸か、法悦か]豊臣、徳川初期時代の上からの弾圧により、苦しみの中で殉教を遂げたと「教科書的」には説明されるキリシタンの殉教。そんな定式化した見方に異議を唱えつつ、日本人の死生観の一端を明らかにしようと試みた作品です。著者は、一次史料から丁寧に日本近世を浮かび上がらせることで評価が高い山本博文。


    このテーマの着眼点はお見事だと思います。読めば読むほど、「え、そうだったの!?」と思わされることばかりで、刺激に満ちた読書となりました。また、殉教に対するイメージがいかに現代的な理解に基づいて組み立てられているかが、本書中で明かされる史料の数々で明らかにされており、原資料に当たることの大切さを教

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    2014年07月21日
  • 歴史をつかむ技法

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    最近、鎌倉幕府成立の年号は「イイクニ(1192)作ろう」より「イイハコ(1185)作ろう」で覚えるらしい。また、聖徳太子はただのボンクラ御曹司だったらしい。

    学生時代の日本史授業で習ってきた常識が否定されることがよくある。それは新しい史実が発見されたのではなく、歴史の考え方が変わったからだ。つまり、「歴史学」が発展したから。

    では、「歴史学」とは何か。今そこにある史実をコツコツと分析、研究することで、新たな歴史の見方を発見することだ。世紀の大発見によって新たな歴史を掘り出すというドラマチックさはない。

    しかし、「イイクニ」を「イイハコ」に変えたことは、かなりのインパクトだ。改めて、歴史の

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    2014年05月23日
  • NHK「100分de名著」ブックス 新渡戸稲造 武士道

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    Oh! BUSHIDO The Soul of Japan!! You want to more info ? Leave it to meΨ( ̄∇ ̄)Ψ !

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    2014年03月13日
  • 対馬藩江戸家老 近世日朝外交をささえた人びと

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    江戸時代に“朝鮮通信使”というものが来日していたということは少しは知られているかもしれないが…それに関連する実務で奔走した人達の活動はそれ程知られているとも思えない…そうした意味で本書は貴重である。また“対朝鮮関係”の考え方、位置付けの変遷、宗家が関与していた交易の変遷、江戸時代を通じて起こっていた社会の変化等、興味尽きないテーマがぎっしり詰まっている。

    “朝鮮通信使”は非常に永い間に亘って続いた隣国間の友好的使節という意味で、なかなかに貴重なモノなのだが…両国の“ニュアンス”の違いの“隙間”の「微妙なバランス」の上で営々と続いてきたものでもあると、本書を読んで考えた…

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    2014年02月23日
  • 歴史をつかむ技法

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    歴史をつかむ技法そのものは、史料の価値を見極め、現代の価値観によらず当時の事情に照らして虚心坦懐に読み込むこと。とすると、歴史研究家ではない自分のような対象には余り関係がないことと感じられた。
    一方で、日本史の単なる年号や事件の知識の向こうにある因果の流れや時代背景が概観できたほか、歴史小説の位置づけや歴史観についても学ぶところが多かった。
    4-10

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    2014年01月24日
  • 武士道の名著 日本人の精神史

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    『歴史をつかむ技法』が面白く、並行して読んでいます。
    心の中でこれは手帳に写しておこうという言葉が。いちいち腑に落ちるよな気がします。

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    2013年12月29日
  • 「忠臣蔵」の決算書

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    昨年末にちょっと話題になってた本。赤穂藩の取り潰しから討ち入りまで、忠臣蔵に関しておは費用明細が記録された史料が存在する。歴史の解説本は数多くあれど、会計的な観点で歴史を捉え直してみるという異色の1冊であり、評判どおり面白い1冊である。いろいろな価値基準で歴史を見つめてみることで、新たな発見が得られることを再認識できた。

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    2013年08月06日
  • 「忠臣蔵」の決算書

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    127両 (18.4%) 仏事費
    65両 ( 9.4%) 御家再興工作費
    70両 (10/1%) 江戸屋敷購入費
    248両 (35.6%) 旅費・江戸逗留費
    11両 ( 1.6%) 通信・会議費
    132両 (19.0%) 生活補助費
    12両 ( 1.7%) 装備費
    30両 ( 4.2%) その他
    695両 (100%) 総額

    さて上記の金額、約700百両(現在の金に換算して約83百万円)を使った一大プロジェクトとは何であろうか?そう、あの有名な吉良邸討入に掛った費用の総額と内訳なのである。松の廊下の刃傷沙汰が元禄14年(1701年)3月14日で、赤穂城の引渡が4月中旬。ここから浪

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    2013年01月16日
  • 切腹~日本人の責任の取り方~

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    主命により死を賜る江戸時代の武士たち。制裁的な措置ならばともかく、理不尽な理由であってもプライドをもって命をなげうつ事例が多数あげられています。この時代に生まれついていない幸運を喜びたくなります。

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    2012年09月29日
  • 武士と世間 なぜ死に急ぐのか

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    「武士道」という言葉は、現代のわれわれにとっても高い倫理性や無私の精神を感じさせる。
    ではなぜ、武士たちはそのような厳しい倫理観を身につけたのか。
    その行動と判断は何に拠っていたのか。
    本書は、武士にこそ、世間が最も大きな重圧としてのしかかり、その道徳的基準となっていたことを多くの史料から実証し、絶えず死を覚悟して事にあたらねばならなかったサムライたちの切実な姿を浮かび上がらせる。

    [ 目次 ]
    第1章 死を望む武士たち
    第2章 赤穂事件と世間
    第3章 武士の名誉心と外聞
    第4章 細川ガラシャと恥の感覚
    第5章 殉死と世間の目
    第6章 世間の思惑
    第7章 武士と世間

    [ PO

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    2011年03月30日
  • 日本の歴史(4) 武士の目覚め 平安時代後期

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    武士が朝廷に貢献し、躍進してくるこの時代の動きが分かりやすく描かれてる。保元の乱の、対立する人物、勢力の背景は漫画だと特に理解がしやすいと思う。

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    2025年11月23日
  • 世界のビジネスエリートが身につけている コーヒーの教養

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    コーヒーの歴史や味の違いなどを簡単に理解できる一冊。理由をもっている人が成功していると強く訴えていた。

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    2025年11月11日
  • 日本の歴史(3) 雅なる平安貴族 平安時代前期

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    マンガ日本の歴史はこの巻ではじめて読んだ。読みやすく、分かりやすい!絵は現代風なので登場人物に若干、違和感はあるが。

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    2025年11月09日
  • 切腹~日本人の責任の取り方~

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    「切腹」という、もはや日本人にさえも徐々に理解が困難になりつつある自死法について、事例を挙げながら、その歴史的、文化的な側面を分析している新書。

    私のこれまでの理解は、武士が己にかけられた恥辱、疑念などの汚名を濯ぐために誠(腹のなか)を示すというものでした。
    本書では、それだけに止まらない多くの事例が紹介されており、よく考えてみると確かにそう単純なものではないと思い直しました。

    例えば、戦国時代には、負け戦において家臣らの助命のために武将が自ら切腹をとるケースが見られるが、江戸時代になると、ささいな失敗の責で末端武士が切腹を命じられて主君が守られるというケースが増えてきます。
    上役は絶対で

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    2025年10月26日
  • 世界のビジネスエリートが身につけている コーヒーの教養

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    コーヒーをただ飲んでいるのではなくこの一杯にどんな人が関わっているのかを知ることができる一冊。
    その他にもコーヒー豆の産地等での違いなども知ることができた。
    これからコーヒーを飲むときに新しい印象を与えてくれそうな本でした。

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    2025年10月13日
  • まんが人物伝 坂本龍馬

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    仁を見てから坂本龍馬に興味を持ち始めて読んでみました!
    幼少期から活発だったかと思いきや、意外と大人しい性格でびっくり。
    もっともっと日本を変えていって欲しかった!

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    2025年08月29日
  • 日本の歴史(11) 黒船と開国 江戸時代後期

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    こちらも読みやすくて満足!歴史の流れをイメージしやすかった。旅行で訪れた人達がズラッと出てきてようやく前後関係が分かってきた、ふむふむ。

    一方で、何かあれば武力で片付けようとする時代なんだよな、と改めて実感。みんな暗殺され過ぎる。すぐ武器を持ちすぎる。世界ではまだ戦争はあるけど、今の私の周りではすぐ暗殺される気配はない、良い世の中になったのか…と思い耽ってしまう。

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    2025年07月28日
  • 日本の歴史(10) 花咲く町人文化 江戸時代中期

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    漫画だとこんなに分かりやすいのか。小学生以来、手にしていなかった、歴史漫画シリーズだけど、今、読んだら、わかりやすい!もっと早く知りたかった!べらぼうや大奥の背景がよりわかってきて、面白くなりそう。この本を作ってくれて、ありがとうございます!

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    2025年07月27日