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Posted by ブクログ
私も学生時代はそうでしたが、歴史の中でも幕末が苦手な人は多いそう。
丁寧にできごとやそれぞれの思惑や動きを理解して整理すればこんなに面白い時代はない、と今は思うのですが、学校の授業では生徒が完全に咀嚼して理解できるまで解説できる時間の余裕がない、からかもしれません。
そんな時代を学習漫画でどうわかりやすく描いてくれるのか。
この本の流れをまとめました。
1)外国船の出現と天保の改革
家斉が将軍に→大塩の乱→蛮社の獄→家慶が将軍に→天保の改革まで。
2)黒船がやってきた!
黒船出現→日米和親条約→日米修好通商条約→安政の大獄
3)尊王攘夷
開国により経済が混乱→桜田門外の変→公武合体作すすめる→和宮降嫁→八月十八日の政変→池田屋事件→禁門の変
4)江戸幕府の終わり
これまでの薩摩と長州を振り返る(下関事件・生麦事件)→坂本龍馬登場→薩長同盟→大政奉還→龍馬暗殺
幕末と言えば黒船来航から解説開始、というのが多い中、角川版はその前の大塩の乱や蛮社の獄から始まっています。実はこれ、大事なポイントかもしれないと思います。黒船はある日突然やってきたのではなく、その前からちょくちょく外国船がやってきたり、外国船とのトラブルが起こっていたりしていた、そんな中での出来事だったということを理解しないとわからない。
歴史の流れを理解するって大事ですね。
しかしだからといって完全に時系列で解説するのではなく、4章のように、薩長でおこった事件を4章まで温存して、薩長同盟を描く直前に蔵出しするという表現方法に脱帽です。めちゃわかりやすい。
そういう意味ではこの本はよく整理されていてわかりやすい学習漫画だと思います。
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