あらすじ
東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! まんが本編は充実の201ページ、さらにカラー写真や記事も完全収録した電子書籍版。第11巻は「黒船と開国 江戸時代後期」。
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Posted by ブクログ
黒船の来航から江戸幕府が大政奉還して新時代の幕開け〜…ってとこまで。
頭が良いというのは素晴らしいこと!戦わずして勝つ坂本龍馬かっこよすぎ。
他にも日本の未来のために熱心に学んだ若者たちがたくさん描かれている。当時の若者たちの頑張りが今の世の中に繋がっているのだと思うと感動的。涙出そうになった。
とてもわかりやすくまとめられている。
Posted by ブクログ
私も学生時代はそうでしたが、歴史の中でも幕末が苦手な人は多いそう。
丁寧にできごとやそれぞれの思惑や動きを理解して整理すればこんなに面白い時代はない、と今は思うのですが、学校の授業では生徒が完全に咀嚼して理解できるまで解説できる時間の余裕がない、からかもしれません。
そんな時代を学習漫画でどうわかりやすく描いてくれるのか。
この本の流れをまとめました。
1)外国船の出現と天保の改革
家斉が将軍に→大塩の乱→蛮社の獄→家慶が将軍に→天保の改革まで。
2)黒船がやってきた!
黒船出現→日米和親条約→日米修好通商条約→安政の大獄
3)尊王攘夷
開国により経済が混乱→桜田門外の変→公武合体作すすめる→和宮降嫁→八月十八日の政変→池田屋事件→禁門の変
4)江戸幕府の終わり
これまでの薩摩と長州を振り返る(下関事件・生麦事件)→坂本龍馬登場→薩長同盟→大政奉還→龍馬暗殺
幕末と言えば黒船来航から解説開始、というのが多い中、角川版はその前の大塩の乱や蛮社の獄から始まっています。実はこれ、大事なポイントかもしれないと思います。黒船はある日突然やってきたのではなく、その前からちょくちょく外国船がやってきたり、外国船とのトラブルが起こっていたりしていた、そんな中での出来事だったということを理解しないとわからない。
歴史の流れを理解するって大事ですね。
しかしだからといって完全に時系列で解説するのではなく、4章のように、薩長でおこった事件を4章まで温存して、薩長同盟を描く直前に蔵出しするという表現方法に脱帽です。めちゃわかりやすい。
そういう意味ではこの本はよく整理されていてわかりやすい学習漫画だと思います。
Posted by ブクログ
こちらも読みやすくて満足!歴史の流れをイメージしやすかった。旅行で訪れた人達がズラッと出てきてようやく前後関係が分かってきた、ふむふむ。
一方で、何かあれば武力で片付けようとする時代なんだよな、と改めて実感。みんな暗殺され過ぎる。すぐ武器を持ちすぎる。世界ではまだ戦争はあるけど、今の私の周りではすぐ暗殺される気配はない、良い世の中になったのか…と思い耽ってしまう。
Posted by ブクログ
ペリーの背景にいたシーボルト・・・。日本という国が大きく動く場面ですが、描き方が冷静で、じっくりと読み込むことができます。その時代にいた人物の視点を大切にして描いているように感じられるため、没入感を持って読めました。