山本博文のレビュー一覧

  • 格差と序列の日本史
    この本は権力者=官僚組織の変遷を描く。
    学校で習う日本史とは、結局政治制度史だという山本さんの言葉通り、日本史の授業の復習をした感覚になる。
    (学校で習う歴史は、政治制度史と経済史だという話も聞いたことあったなあ。)
    細かい事項を覚えようとせず、流れを掴め、という言葉もあったけれど、やはりそれぞれの...続きを読む
  • 日本の歴史(1) 日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代
    日本史が苦手な人も、もう一度基礎から学びたい人にもオススメな本です!とっても分かりやすく、絵もあり、解説もありなので視覚的に学習しやすいです。

    1巻に関しては、磐井の乱など最後まで具体的に書かれていたので分かりやすかったです。
  • 日本の歴史(2) 飛鳥朝廷と仏教 飛鳥~奈良時代
    1巻の絵が微妙だったので、2巻以降読むの止めようかと思ってたんですが、漫画家さんが変わって綺麗な絵になってる!
    読みやすい!絵って大事だな…(笑)

    初めて歴史面白いと思いました。
    子供の頃に読んでいれば、授業も楽しかっただろう(笑)

    山上憶良とか、百人一首の歌とか、文学的な小ネタも挟まっててよい...続きを読む
  • 日本の歴史(15) 戦争、そして現代へ 昭和時代~平成
    表紙がジブリの方が描いていてとてもいい◎

    第二次世界大戦〜終戦〜戦後の復興〜平成〜東日本大震災までを描いている。
    歴史の表面的な事象を書くのではなく、主人公がいて、そこからの視点で書かれている点が良いと思った。
  • 現代語訳 武士道
    日本人として生まれ育ったが、現代において日本人として自国の伝統、価値観は他者へ説明できない事に気付きこの本を読んでみた。
    これまでの日本の発展を支えたのは、まさに武士道の精神が流れていた「人の力」だと思う。グローバル化が進む今こそ、この本を手に取り日本人としての価値観を考えるべきだと思う。
  • 日本の歴史(4) 武士の目覚め 平安時代後期
     読み直しの2回目です。前回、記録を書き忘れてしまいました。

     摂関政治から院政、院政から平家の世の中へと時代は移り変わっていきます。権力を握った者ばかり注目される中、当然、権力を握れなかった人たちも大勢いるわけです。その人たちの感情が、少し書かれているのが良いですね。崇徳上皇などは実に可哀想です...続きを読む
  • 歴史をつかむ技法
    歴史用語がなぜ分かりづらいのかが分かった。皇統の考え方、血筋がいかに重要視されたかなどの解説もあり勉強になることが沢山。また、歴史研究は細かい証拠を積み上げて検証される地味~~~なものであるということもよく分かった。一方歴史小説というものは歴史研究や歴史的発見に基づいて想像力を膨らませ描かれるので面...続きを読む
  • 日本の歴史(2) 飛鳥朝廷と仏教 飛鳥~奈良時代
     私はこの時代があまり得意ではありませんが、読んでみると、権力争いと仏教の関係がなかなか面白いですね。女性の天皇が多いのも事情がよく分かりました。

     さすがに聖徳太子は実在しなかったのではないかという過激な説は採用されていません。このあとの時代でさえ歴史観がどんどん変わってきていますので、この時代...続きを読む
  • 現代語訳 武士道
    年下なのにしっかりしてるなー、と思ってた男の子の愛読書がこれと聞いて、何か関係あるのかな?と思い手に取ってみた。単なる武士の教えと言うよりは、日本人の美徳や倫理観について、日本文化を知らない人にもわかりやすいように書かれた本。西洋哲学や宗教を用いて日本人の“名誉”や“恥”と言ったものを巧みに表した新...続きを読む
  • 格差と序列の日本史
    東京大学史料編纂所教授の山本博文(1957-)による、日本の官制を中心とした位階・身分制度の概説。

    【構成】
    序章 時代をあらわす「格差」と「序列」
    第1章 部族的社会から官僚制へ-古代
     1 大王家と豪族
     2 「律令国家」とは何か
     3 摂関政治の官僚たち
    第2章 血筋から実力の世へ-中世
     ...続きを読む
  • 格差と序列の日本史
    <目次>
    はじめに
    第1章  部族的社会から官僚制へ~古代
    第2章  血筋から実力の世へ~中世
    第3章  武家の論理と政治の安定~近世
    終章   格差解消の時代~近代・現代

    <内容>
    官僚制を中心に世の中の仕組みを解説した日本史の本。タイトルの感じよりも、古代の官僚制や中、近世の政治の仕組み(官僚...続きを読む
  • 大江戸御家相続 家を続けることはなぜ難しいか
    政変の陰に相続問題あり!徳川将軍家から御三家、諸大名家まで、骨肉相食む内紛劇の真相を読む。古来より、戦乱や政権崩壊の原因となってきた家督の相続問題。徳川治世下の江戸時代もまたしかり。将軍家や大名家の中では、熾烈な後継者争いが繰り広げられていた。子どもが生まれない、父親が家督を譲らない、正室対側室の争...続きを読む
  • 日本の歴史(8) 天下統一の戦い 安土桃山時代
    信長・秀吉の安土桃山時代です。
    キリシタンに関する秀吉の対応って、コロコロ変わったように見えますが、それなりに年数は過ぎてるんですよね。マンガだとそこを見落としてしまいそうな気がしました。
  • 日本の歴史(5) いざ、鎌倉 鎌倉時代
    引き続き読んでる。
    戦いのダイナミクスよりも、一保護者としては、
    壇之浦の戦いで安徳天皇を抱き二位尼(清盛の妻・平時子)が「都は海の中にもありまする」といって身を投げるシーン、
    義経と静御前の子どもが誕生と同時に殺されてしまうところとかがやるせなさすぎる。
  • 歴史をつかむ技法
    著者の山本博文氏は、日本近世史を専門とする歴史学者。1992年に「江戸お留守居役の日記」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞し、その後も江戸時代の大名や武士を取り上げた作品を多数発表している。
    本書は、「歴史学」と「日本通史」という大きなテーマ二つを取り上げている。
    前段では、歴史学は何を目指している...続きを読む
  • 現代語訳 武士道
    「武士道は、日本の標章である桜の花にまさるとも劣らない、わが国土に根差した花である」
    冒頭にこう書かれています。

    武士だけでなく、日本人全体に染み渡っていた文化と言ってもいいと思う。
    現代でも武士道精神として日本人の心に息ずいているのでは…。

    義、勇気、仁、礼、信(誠)、名誉、忠義の徳目による分...続きを読む
  • 日本の歴史(1) 日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代
    新しい歴史学習マンガ。すごくドラマチック。なぜ人は狩猟から稲作へ移行したのか、平和な集落での暮らしが他の集落と争うようになり国作りへ進んでいったかわかりやすく描かれている。
    中学生の娘も夢中で読みふけっていました。
  • シリーズ江戸学 旗本たちの昇進競争 鬼平と出世
    庶民に愛された長谷川平蔵がなぜ町奉行になれなかったのか?松平定信の真意、ライバルたちの暗闘を寛政期の史料から読み解く。(2002年刊、2007年文庫化)
    ・プロローグ 「よしの冊子」が明かす寛政期の旗本たち
    ・第一部 「鬼平」長谷川平蔵と好敵手たち
    ・中休み 「好色将軍」家斉と乳母問題
    ・第二部 森...続きを読む
  • 日本の歴史(1) 日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代
    歴史まんがを読んでみたくて、まず手始めにこれを買ってみました。旧石器時代、縄文時代、弥生時代を絵で教えてくれる。中学高校の授業を思い出しました。

    角川まんが学習シリーズ、揃えたい!
  • 東大流 よみなおし日本史講義
    1505

    第一章の原始・古代の講義
    が非常に面白い。
    (中世もそうだが、)天皇の後継ぎ争いによって歴史が動いていると論じており、この時代はそれを軸に理解が進められる。