山本博文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一部、わかりにくいところがありましたし、2色刷りの使い方が微妙で見づらいページもありましたが、日本史をつかむ、という目的は十分に達成できる本だと思います。
小中高と日本史を勉強してきましたが、勉強したつもりに過ぎなかったことを改めて認識しました。
その一方で、「学校の先生たちは、本当に日本史を理解して、授業をしていたのだろうか?」という疑問も頭をよぎりました。
可能か不可能かは別として、学校で歴史を習う目的は、この本の内容のようなまとめを、各個人が作り上げることにあるように思います。
歴史上の出来事の因果関係や歴史上の人物の人間関係を、この本のように視覚化することで、理解を整理でき -
Posted by ブクログ
新渡戸稲造 武士道 山本博文 NHK出版
日本的思考の根源を見る
武士道を語る稲造は利他的な武士道とも通じるクエーカーの信者であり
1920年以後の国際連盟事務次官を長く務める
稲造の武士道を読んで疑問を持った人に
ぜひ読んでもらいたい本である
日本人の特異性を事細かに分析した内容で
現代の日本人が自分を知るためにもとても役立つだろう
武士道を通して吹き溜まりである極東列島に住む
多様な日本人が縄文の古来から育んできた
高い自尊心からなる倫理観と道徳観による立ち居振る舞いについて
欧米人の理解を促すために紐解いた新渡戸稲造の「武士道」を
更に山本博文が解析して矛盾や説明不足な点を補い
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Posted by ブクログ
山本博文氏の本が面白くて(過去に読んだ日本史の一級史料・殉教・切腹も)
この人が書いてる本は間違いないだろうと思い読んでみた。
間違いなかった。面白い。
忠臣蔵、ドラマや映画も好きで他の著者が書いている小説等も読んだけど
実際残っている資料等で少しずつ紐解いていく面白さ
まるで講義を受けている様に書いてあるのであぁなるほどな~と何度も感嘆。唸る。
よく色んな忠臣蔵の作品で描写している「忠義」は
実際いろんなことを紐解くと、「名誉」の為だったと。
武士としての名誉・自分が仕える大名家に対する名誉・お家一番の名誉等々
あぁそうだよな、今この世の中では考えられないけれども
たった数百年前はそういう背 -
Posted by ブクログ
・16代目仁徳天皇は実在が確かな最も古い天皇
・天皇という呼称は中国を治めた伝説上の帝王である三皇(天皇、地皇、泰皇)からとったと考えられている。天皇という号を使い始めたのは確実なところでは40代天武天皇から。また、日本という名前を使ったのも天武天皇
・1947年GHQの方針により11宮家51人が皇籍を離脱した
・歴代で最も高齢で即位したのは49代光仁天皇。
・女性天皇は8人(10代)存在。次の天皇候補が幼いために中継ぎとして即位するケースがほとんど。
・現在の天皇には百済の王族の血が混じっている。桓武天皇の母が百済の武寧王の子孫だから。
・初代天皇神武の曽祖父が瓊瓊杵尊、その祖母が天照大神で -
Posted by ブクログ
日本史の資料は様々ある中で、一級・二級・三級…とそれぞれカテゴリー分けで分別されているらしい。
やはり大学の教授が書いた本、めちゃくちゃ分かりやすい。
色んな史跡や博物館などに展示されている古文書等の資料は膨大な数過ぎて
展示してあるのものはほんの一部にすぎないし
全てデータベース化していこうと思うと途方もない時間と労力。
オークションなどで取引されたり、あるいはまた個人の私物として持っていることもあるし
今歴史の教科書や本なども新しい情報が更新されていき、少しずつ解明している謎もある
それでもまだまだ、今も尚更新され続けている歴史はやはり面白いもんだと感じた。
そういえばだいぶ前に「るろうに