山本博文のレビュー一覧
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現代人が武士と聞くと、まず思い浮かべるのは戦国時代の徳川家康家臣、蜻蛉切で有名な本多忠勝や真田幸村などを思い浮かべるかもしれない。古くは平安時代の源頼朝に仕えた弓の達人の那須与一、そして日本人の心を掴んで離さない楠木正成など、古今東西問わず未だ、誰が最強かといった議論が巻き起こる程に人気がある。武士といえば、自分の得意とする武器を巧みに扱い、戦場に出ては数千の敵を前にしても、恐れを知らずに敵を斃していく、そんな姿を思い浮かべるのではないか。徳川家康が天下を平定したのち、江戸時代は260年以上も続き、次第に世が平和になっていくと、武士が戦場を駆け回り活躍するような機会は減っていく。寧ろ平和な世に
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Posted by ブクログ
今年(2024)のGWの大掃除で発掘された本のレビューは大方終わりましたが、その前に娘夫婦が宿泊した時に大慌てでスースケースにしまい込んだ本があり、それらの本のレビュー書きを終了させたく思っています。
記録によれば、まだまだ世の中がコロナ騒動の真っ最中だった、4年前(2020.5)に読み終わった本です。読み終わった時に、自分で評価を星5つをつけています、内容をほとんど覚えていないのですが、レビューを書きながら振り返りたいと思います。
以下は気になったポイントです。
・兵糧米は現在の貨幣価値でいくらだろうか、当時の米1石を8万円とすると、米5キロで2,670円ほどである。現在の値段もだいた -
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ネタバレ最近読んだ新書の中では間違いなくNo.1!
いやー面白かった。
歴史に詳しくない人でも面白いと感じられる1冊。
討ち入りまでのあらゆるお金の動きをまとめた「金銀請払帳」が残っていることもすごいが、
金一両などを現在の紙幣価値で12万と据え、とにかくわかりやすくまとめているこの本がすごい。
そして分析に沿って討ち入りまでの葛藤、苦労が見えてくる。現代とそんなに変わらないのもまた面白いんだよなぁ。
退職一時金として「割賦金」を支払い、残り700両=8200万ほどを内蔵助が抱える。
最初は討ち入りというより、仏事費などにお金を1200万使ってたりするのも気持ちが見えて面白い。
そして討ち入り実行が -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
一部、わかりにくいところがありましたし、2色刷りの使い方が微妙で見づらいページもありましたが、日本史をつかむ、という目的は十分に達成できる本だと思います。
小中高と日本史を勉強してきましたが、勉強したつもりに過ぎなかったことを改めて認識しました。
その一方で、「学校の先生たちは、本当に日本史を理解して、授業をしていたのだろうか?」という疑問も頭をよぎりました。
可能か不可能かは別として、学校で歴史を習う目的は、この本の内容のようなまとめを、各個人が作り上げることにあるように思います。
歴史上の出来事の因果関係や歴史上の人物の人間関係を、この本のように視覚化することで、理解を整理でき