山本博文のレビュー一覧

  • 現代語訳 武士道

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    名著。
    「日本の学校で宗教教育がない。それでは道徳教育はどうやって授けるのですか」。この質問に答えるべく書かれたのが本書だ。新渡戸稲造は、自分の正邪善悪の観念を形作る様々な要素を分析し、それらの観念は「武士道」に基づくものだと気がついた。
    武士道には源泉がある。
    ・仏教
    ・神道
    ・儒学
    いわゆる宗教であるとか、孟子・孔子の教えに連なる部分がおおいことが説明される。
    そして、武士道を分解していくと、以下の項目に分けられる。
    ・義
    ・勇気
    ・仁
    ・礼
    ・信と誠
    ・名誉
    ・忠義

    生命は主君につかえるための手段として考えられ、理想的ありかたは名誉におかれていた。
    また武士において特筆すべきは、切腹と

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    2020年04月16日
  • 武士道の名著 日本人の精神史

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    山本博文(1957~2020年)氏は、日本近世史専攻の歴史学者。日本エッセイスト・クラブ賞受賞(1992年)を受賞した「江戸お留守居役の日記」ほか、江戸時代の大名や武士をめぐる著書多数。2020年3月に63歳で逝去。
    本書はタイトル通り、江戸時代初期から明治時代にかけて綴られた、「武士道」に関わる名著12冊について、紹介したものである。
    そもそも「武士道」とは何か。。。それを広く世界に知らしめたのは、本書の最後にも取り上げられている、新渡戸稲造が明治時代に著し、世界的なベストセラーになった『武士道』であり、今日の日本においても、武士道のことを知ろうとすれば、まずこれを手に取る人が多いであろう。

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    2020年04月10日
  • 決算! 忠臣蔵(新潮文庫)

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    お金の面を絡めながらの忠臣蔵ストーリー。内匠頭刃傷沙汰からお家取り潰し、浪人となった赤穂浪士たちが討ち入りまでどのようにお金を消費していったか、を想像力豊かに描いていて大石蔵之介の表情はこんな感じだったんじゃかろうか?と思いながら読み進めた。映画化されているのを知らずに読んだけれど、映画も観てみようかな。

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    2020年02月15日
  • 歴史の勉強法 確かな教養を手に入れる

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    歴史を学ぶ上で必要な知識を、具体的にどのようにして身に着けるかを丁寧にレクチャーしている本だ.初級編の「お金の計算」、中級編の「千年の都・京都を歩く」、上級編の「古文書の名称を知る」が面白かった.実際に真田信繁の手紙を読んで、行間の意味を探る方法を解説しているが、そこまでできないにしても、表面的に読むだけではつかめない部分があることを知らせてくれる.最後にインターネットでの情報収集、データベースの活用等、有益な情報があることを網羅している.

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    2019年11月28日
  • 「忠臣蔵」の決算書

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    赤穂事件は同時代の人々にとってもセンセーショナルな事件だったため一次資料も多く存在し、モノガタリ化され続けたために普通なら散逸する様な資料も現在まで残っていることにまず瞠目。原型が多少歪められたとしても、出来事がモノガタリ化されポピュラーになる事には大きな意義がある。
    散逸せずに残った資料に、赤穂藩改易から討ち入りまでの精密な出納帳が残っており、本書はそれに基づいて書かれた、討ち入りまでの金の流れと、赤穂藩士の生活の様子と、心の動きを描かれた一級の読み物である。

    討ち入りまでのモチベーションの根本には「武士である」という倫理的な要素は強いが、武士として忠義を尽くす相手が立場によって「藩」「浅

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    2019年10月29日
  • 決算! 忠臣蔵(新潮文庫)

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    映画を観る前にあらすじだけは知っておきたいと思い手に取った一冊。
    コメディタッチとなっているので、とても楽しく読めると思います。

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    2019年10月12日
  • 現代語訳 武士道

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    昔の5千円札の新渡戸稲造さんの本。100年以上前に英語で書かれたものを日本人が翻訳している。明治時代にこれだけの内容の事を英語で外人に紹介できているのはすごい功績である。太平洋戦争の特攻隊も、この武士道の教えを曲げて正当化して解釈している部分もありそうだ。これを指示する支持しないは関係なしに、この武士道の考え方が古い日本人の根底にあることはよくわかった。
    切腹のくだりなどは外国人から見ると、まったく理解不能、異星人並の扱いかもしれない。

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    2019年09月23日
  • これが本当の「忠臣蔵」 赤穂浪士討ち入り事件の真相(小学館101新書)

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    「忠臣蔵」って、実は詳細知らなかった。。。そして、今さら聞けねぇ!と思っていたらぴったりの一冊。笑

    これ読んでから映画「最後の忠臣蔵」観るとしっくりきた。(この映画はフィクションですが。)

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    2019年09月16日
  • NHK「100分de名著」ブックス 新渡戸稲造 武士道

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    新渡戸稲造の著作でタイトルを知っている「武士道」の内容が知りたくて読んだ本。新渡戸稲造の経歴や「武士道」の内容を知ることができて良かった。切腹の説明が多かった。この本を読んで「100分de名著ブックス」の「茶の本」や「代表的日本人」が読みたくなった。

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    2019年08月09日
  • 江戸城の宮廷政治 熊本藩細川忠興・忠利父子の往復書状

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    忠興・忠利親子の往復書状の紹介とその解説。
    忠興と忠利の大名としての動向や大坂の陣、島原の乱といった情勢の揺れ動きとどう察知していたかとても丁寧に解説されていてすごく参考になります。

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    2019年07月22日
  • 信長の血統

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    天下統一目前で逝った織田信長。その一族や血統の運命は如何に?
    第一章 信長の達成・・・織田政権の全国統一への道程。
    第二章 織田政権の崩壊と再建・・・本能寺の変~清須会議。
    第三章 織田信孝の「謀叛」・・・秀吉&信雄VS勝家&信孝。
    第四章 織田信雄の「逆意」・・・秀吉VS家康&信雄
    第五章 羽柴政権の誕生と織田体制の継承・・・秀吉の考える織田体制。
    第六章 織田家の血統・・・関ヶ原以後~江戸時代の織田一族の運命。
    主要参考文献一覧有り。
    織田政権。信長の天下統一の夢、それを継承しようとした秀吉。
    朝廷の思惑。そして、家康の徳川政権への道程。
    それらに翻弄され、或いは生き延びてきた織田一族。

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    2019年07月07日
  • 天皇125代と日本の歴史

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    改元に際して、読んでみました。
    角川のマンガ『日本の歴史』を監修している山本氏の著書なので、平安時代などはマンガと連動させた読み方が出来つつ、太上天皇が「上皇」、摂政と関白の違いなど天皇制度にかかわる様々な事を学ぶことができました。

    神代~古墳・飛鳥時代~奈良~平安初期時代までは天皇が統治者であり執政権力者であったものが、平安中期から摂関政治が始まり執政権力者としての絶対性が崩れ、鎌倉~室町時代は執政権力は武士に移り、戦国~安土・桃山時代にはむしろ守られる「象徴」となり存在感が大分薄れてきて、江戸時代になるとさらに存在感が薄くなっていく変遷が、確かに自分の中の”存在感”と一致していると感じら

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    2019年05月11日
  • 元号

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    明治天皇が発せられた「一世一元の詔」以前、元号は気分次第でゆる〜く変えていた。天災や疫病など大きな災難があったら「縁起悪いなぁ。ここは気分一新改元しよう」という感じで。
    過去最も期間が短かったのは鎌倉時代四条天皇在位中の「暦仁(りゃくにん)」で2ヶ月と14日。=略人でこの世から人が略される(=死ぬ)と連想されたから。

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    2019年04月29日
  • 流れをつかむ日本史

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    原始から現代まで分かりやすく著述。題名に「流れをつかむ」とあるように、序章で原始・古代、中世、近世、近代・現代を6ページで著述。時間が無ければこの6ページで大きな流れが分かる。

    続く本文でその大きな区切りに基づき、ヤマト政権の成立、飛鳥・奈良時代、平安前期・中期、平安後期、鎌倉時代、南北朝・室町時代、戦国時代、安土・桃山時代、江戸時代、幕末、明治、大正、昭和前期、と13に分け最初に黒い縁取りの印刷面の中に各2~3ページで大まかな流れを解説。これがまた分かりやすい。この黒枠を読み本文に行く、という流れ。

    受験生などこの本を読むとより分かりやすいのではなどと思った。また時代劇や大河ドラマなど見

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    2019年01月26日
  • 元号

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    大化から平成まで。元号を追いながらひもとく歴史。とても勉強になったし面白かったです!新元号は何になるんだろう!?

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    2018年10月28日
  • 日本史の一級史料

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    赤穂義士には史料がたくさん、宮本武蔵にはほとんど史料がない。へ〜。一次史料を丹念に読み解くことで日に日に歴史が書き換わる。

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    2018年10月20日
  • 日本の歴史(1) 日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代

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    旧石器時代や縄文時代は人名がなく、ストーリーを見出しづらいため苦手でした。しかし、本書はこれらの時代の石器や土器などの解説がマンガのストーリーの中に組み込まれており、物語を読むように楽しむことができました。

    巷に溢れる日本史のマンガの中には、これらの時代の解説を、先生が講義形式で行うだけでストーリー性がなく、あまりマンガの意味がないように思えるものもあります。本書のようにストーリーを楽しめてこそ記憶に残り、マンガにする意味があるのではないでしょうか。

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    2018年08月21日
  • 流れをつかむ日本史

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    ネタバレ

    <目次>
    はじめに
    序章   日本史の流れ
    第1部  原始・古代
     第1章  ヤマト政権の成立~旧石器・縄文・弥生・古墳時代
     第2章  飛鳥の朝廷と平城京~飛鳥・奈良時代
     第3章  王朝国家の成立と摂関政治~平安時代前期・中期
     第2部 中世
     第1章  院政と平氏政権~平安時代後期
     第2章  最初の武家政権~鎌倉時代
     第3章  南北朝と室町幕府~南北朝・室町時代
     第4章  戦国時代
    第3部  近世
     第1章  織豊政権~安土・桃山時代
     第2章  天下泰平の時代~江戸時代
     第3章  幕末の動乱
    第4部  近代
     第1章  近代国家の成立~明治時代
     第2章  大正デモクラシー~大

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    2018年07月31日
  • NHK「100分de名著」ブックス 新渡戸稲造 武士道

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    「日本には宗教教育がない。どうやって道徳を教えるのですか?」という質問に対して、クリスチャンの新渡戸稲造がどう答えたか知りたくて読んだ本。ちくまの「武士道」を直接読もうと思っても、なかなか読み砕くことができなくて助けてもらった。

    「武士とは死ぬことと見たり」の言葉の意味がわかった。
    名誉や恩をなによりも大切にして、それを支えるものがあって日本人の道徳観はあったんだよ、と教えてもらった感じ。
    なかでも「切腹」の話は面白かった。
    そもそも切腹は、真心を他人に確認してもらう最終手段だったんだ。腹を割いて証明する、東洋の考え方だよなぁと感じる。

    じゃあこの「武士道」をどう現代風に解釈して生かすか、

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    2018年05月29日
  • 歴史の勉強法 確かな教養を手に入れる

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    <目次>
    プロローグ  歴史感覚の身につけ方・磨き方
    初級編    基礎知識を学ぶ
    中級編    歴史の現場を歩く
    上級編    調べる・古文書を読む

    <内容>
    高校生で大学史学科を目指している人、史学科の1年生、そして大人だけど、きちんと歴史を学びたい人向けの入門書である。著者は東大史料編纂所教授である山本先生。これはお買い得である。旧国名、官職について(これは律令制期から江戸期まで)、江戸時代の物価、暦や時間の話、最後にデータベースの使い方から基本的な文献(安く手に入るものに統一しているところがいい)まで、なかなか痒い所に手が届く流れである。現地を歩く部分はちょっと観光要素を排してあると

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    2017年12月30日