山本博文のレビュー一覧

  • 日本史の一級史料

    Posted by ブクログ

    著者には品位がある。想像の翼を広げず大風呂敷を抑制する。、そこに文献史料学者としての矜恃がある。取り上げている史料は片々たる物であり、大きな史実が発掘される訳でもない。だが、何気ない1次史料からどのようにして一つの史実が引き出されるかが解説され、十分に面白い。著者自身の研究の過程を基にして近世文献史料学の現場と問題意識がよくレポートされ、この学問の楽しさが十分に味わえる。

    星について

    史料学の楽しさが良く活写された好著である。であるが、入門書のために、新しい知見があるわけでなく、深く考えさせられる内容でもない。よって星3個。

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    2009年10月04日