山本博文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
『会津藩家世実記』『加賀藩史料』などの一級史料に散見される数多の切腹。
そこから見えてきたのは、武士社会の特異なあり方と、現在もなお続く、日本人固有の「責任の取り方」であった。
本書では、史料に埋もれた多くの“ハラキリ逸話”に光を当て、誇り高く潔い、しかしどこか辛くて切ないサムライの生き様を探索する。
[ 目次 ]
第1章 ハラキリ略史(切腹の来し方;殉死と切腹 ほか)
第2章 罪と罰と切腹(喧嘩両成敗による切腹;刑罰としての切腹 ほか)
第3章 なんとも切ない切腹(藩に見捨てられた武士たち;エリート藩士の大誤算 ほか)
第4章 御家騒動と切腹(加賀藩長家の御家騒動;薩摩藩の御 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
武士道と云は死ぬ事と見付たり―あるべき武士道を説いた「死狂ひ」の書として高く評価されてきた『葉隠』。
だが泰平社会を無難に世渡りした著者・常朝に「死の哲学」などあったのか。
佐賀藩・鍋島家の「豪気な家風」とは対照的に、勇ましいだけの言葉で飾られた常朝の思想。
それは生き抜くための思考を放棄した、老人の「たわ言」に過ぎなかった。
本書では、その「机上の空論」を明らかにするとともに、名誉に命を懸けた本物の武士(曲者)の姿に迫る。
誤解され続けた「葉隠武士道」に新たな見地を拓く一冊。
[ 目次 ]
第1部 鍋島家の家風(竜造寺家から鍋島家へ;戦国武将・鍋島直茂;初代藩主・鍋島勝茂;世 -
Posted by ブクログ
武士道 新渡戸稲造
元々世界に向けて文徳と武徳からなる人としての道を極める古くからの慣わしであり
明治期における軍部とは一線を引く道徳観を著したモノである
この本は英文で書かれたモノを現代の日本語に訳したモノである
読みはじめて最初に武士道と武士とかサムライと言う意味合いが違うことを感じた
武士とかサムライと言う言葉は庶民にも根付いた文化であり
男女に共通する潔さとか内面に秘めた決意であり魂である
武士道は源平のころから起こったのであろうが社会と関わる中で作られた外付けの信頼関係であろう
徳川幕府の政治と共に育てあげられ
神道や天皇と深く関わる精神性であると同時に生活に根差した約束事である -
購入済み
読み物としてはおもしろい
読み物としては面白いです。和風の漫才師がいますが、使っている言葉がちょいちょい出てくるので、この本で勉強したのかな?なんて思いました。もうちょっとひねった言葉もでてくるのかな?と思っていましたが、意外と普通でした
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購入済み
ダイジェストなので
時代ごとのぶった切り感が強く、「いきなりの展開だな」と驚いてページをめくりました。でも、高校で世界史を選択して日本史は疎かだったので、手に取りやすく分かりやすいと思いました。