山本博文のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「怒り新党」でマツコデラックスが「やっぱり怖いのは男のやり合いよ。表に出ないもの。」と言っていた。
江戸時代,男とは,生物学的な雄ではなく元服した武士の意だったという。
礼に篤く義を重んじお家大事と死を厭わず忠勤に励むイメージがあるからこそ,山吹色好きな,「よいではないか,よいではないか,もそっと近う♪」な悪徳お代官様キャラが立つというものなのに,武士ワールドは実は嫉妬と羨望がぐるぐるとぐろを巻く世界だった。
主が死んで殉死すればえっあの人が?と訝しがられたり,殉死しなければおめおめ生きて恥ずかしくないの?と軽蔑されたり,上役よりも毎日顔をつきあわせる先輩や同僚のご機嫌のほうを気にしたり,
武 -
Posted by ブクログ
よしの冊子にみる江戸役人の通信簿。今も昔も変わらない江戸サラリーマン社会の実態とは。
・序 章 松平定信の登場
・第一章 政権交代ー松平定信と田沼意次
・第二章 老中たちの評判
・第三章 幕閣大名の生態
・第四章 町奉行の勤務ぶり
・第五章 勘定奉行と勘定所役人
・第六章 江戸の機動隊、火付盗賊改
・終 章 松平定信の退場
・付 表 諸役職就任者
・参考文献
・あとがき
寛政の改革を進めた松平定信の治世。定信は綱紀粛正を目指して役人達の日常を密かに報告させていた。その情報報告書がよしの冊子である。本書を読むと幕府役人達の生の息遣いが感じられて面白い。
一般に改革は失敗したと評価され、定 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
現在、われわれが知りうる歴史というのは、史料から復元されたものであり、かつ史料からしか復元されえないものです。
現代に生きるわれわれは、織田信長の肉声を聞くことも、関ケ原の戦いを目撃することもできません。
すべては、残された史料をもとに、歴史家たちによって紡ぎ出された「歴史」なのです。
ですから、固定された正しい歴史などというものはどこにも存在しません。
歴史とは、新しい史料と新しい解釈によって、この一秒の間にも書き替えられ、更新されていくべきものなのです。
―本書では、「一級史料」を題材に、歴史家がどのように史料を読み、歴史を描き出していくのか探っていきます。
そのうえで、教科 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
桃山時代から江戸時代初期にかけて、豊臣秀吉や徳川家康といった時の権力者によってキリスト教は弾圧を受け、四千人とも言われる大量の殉教者が出た。
これは世界に類を見ない特殊な出来事であるが、そもそもなぜ為政者たちは、キリスト教を厳しく弾圧しなければならなかったのか?
また、宣教師や日本人キリシタンたちは、なぜ死を賭けてまで信仰に固執したのか?
そこには、信仰心以外の“何か”があったのではないか?
―本書では、クリスチャンだった遠藤周作氏の名著『沈黙』に加え、キリシタン迫害の様子を伝える数々の史料を批判的に読んでいくことで、「殉教」から見えてくる日本人特有の気質や死生観を明らかにしてい -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
『会津藩家世実記』『加賀藩史料』などの一級史料に散見される数多の切腹。
そこから見えてきたのは、武士社会の特異なあり方と、現在もなお続く、日本人固有の「責任の取り方」であった。
本書では、史料に埋もれた多くの“ハラキリ逸話”に光を当て、誇り高く潔い、しかしどこか辛くて切ないサムライの生き様を探索する。
[ 目次 ]
第1章 ハラキリ略史(切腹の来し方;殉死と切腹 ほか)
第2章 罪と罰と切腹(喧嘩両成敗による切腹;刑罰としての切腹 ほか)
第3章 なんとも切ない切腹(藩に見捨てられた武士たち;エリート藩士の大誤算 ほか)
第4章 御家騒動と切腹(加賀藩長家の御家騒動;薩摩藩の御 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
武士道と云は死ぬ事と見付たり―あるべき武士道を説いた「死狂ひ」の書として高く評価されてきた『葉隠』。
だが泰平社会を無難に世渡りした著者・常朝に「死の哲学」などあったのか。
佐賀藩・鍋島家の「豪気な家風」とは対照的に、勇ましいだけの言葉で飾られた常朝の思想。
それは生き抜くための思考を放棄した、老人の「たわ言」に過ぎなかった。
本書では、その「机上の空論」を明らかにするとともに、名誉に命を懸けた本物の武士(曲者)の姿に迫る。
誤解され続けた「葉隠武士道」に新たな見地を拓く一冊。
[ 目次 ]
第1部 鍋島家の家風(竜造寺家から鍋島家へ;戦国武将・鍋島直茂;初代藩主・鍋島勝茂;世 -
Posted by ブクログ
コーヒーに精通した著者が歴史や産地の現状やそれぞれの特徴や焙煎技術など自分たちの手元に届くまでのコーヒーについて様々なことについて書いた一冊。
自分が手軽に飲んでいるコーヒーについてどうやって豆から飲める状態になっているかや
価格の決まり方や生豆にするための精選処理の違いや生産国から豆が出ていくまでから国内で焙煎やバリスタが豆からコーヒーを抽出するまでとサプライチェーンのそれぞれの役割などそれぞれが徹底した管理や処理のもとで届けられていることを知ることができました。
また、農家としては10ヘクタール未満の小規模農家が多いことや南米・中米・アフリカなどの地域ごとの特性や気候変動による2050年 -
Posted by ブクログ
武士道 新渡戸稲造
元々世界に向けて文徳と武徳からなる人としての道を極める古くからの慣わしであり
明治期における軍部とは一線を引く道徳観を著したモノである
この本は英文で書かれたモノを現代の日本語に訳したモノである
読みはじめて最初に武士道と武士とかサムライと言う意味合いが違うことを感じた
武士とかサムライと言う言葉は庶民にも根付いた文化であり
男女に共通する潔さとか内面に秘めた決意であり魂である
武士道は源平のころから起こったのであろうが社会と関わる中で作られた外付けの信頼関係であろう
徳川幕府の政治と共に育てあげられ
神道や天皇と深く関わる精神性であると同時に生活に根差した約束事である