山本博文のレビュー一覧

  • 日本の歴史 別巻 よくわかる近現代史3 現代日本と世界

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    この本に限らず、戦後の歴史特に60年安保以降ぐらいの現代史って、事象を並べただけのような、まとまりのない感じがあります。この時代から後って、50代~60代以降の人にとってはリアルタイムにニュースなどを見聞きしていたエピソードがほとんどなので、そのせいかもしれません。

    実際私も、「ああ、あったあった、子どもの頃聞いた」「この事件のとき私は~してた」なんてことを思いながら読みました。チェルノブイリの事故の時は当時中学生で、ちょっとした雨にかかるのをものすごく気にして下校していたことを思い出しました。ルーマニアのチャウシェスク夫妻が処刑されたニュースは、遺体の写真をみてかなりショックを受けたことを

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    2018年08月24日
  • 東大教授の「忠臣蔵」講義

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     昔の話は史実を史実通りに読み解くか、そこにおおまかなフィクションを混ぜながら読み解くかで全然違うものになってしまう。

     そのような違いを考えながら改めて忠臣蔵という話を読み直すのも一興かもしれない。

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    2018年04月25日
  • 東大教授の「忠臣蔵」講義

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    元から歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」などが好きなので、衝動買い。著者は東大教授で、江戸時代の研究が専門。”忠臣蔵”として日本で広く愛されている「赤穂事件」について、現存史料からわかること・わからないことを解りやすく整理してあり、対話形式で読みやすいのもあって、とても興味深く読めた。

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    2018年04月22日
  • 日本の歴史 別巻 歴史まるわかり図鑑

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    15巻セットの別巻ですよね。
    面白いページといらないページ(本編の15巻分と内容が被ってたり、ランキング等はちょっとこじつけでいらなかった)がありました。
    いらないページを除くとボリュームがちょっと薄くなるので、本編の方に描けば良かったんじゃ、とも思いました。

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    2018年02月23日
  • 家光は、なぜ「鎖国」をしたのか

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    家光がなぜ「鎖国」をしたのか、については本の1/3ほどで説明してます。やっぱり島原の乱の影響が大きかったようですが、ポルトガルを追い出すにあたってはかなりポルトガルからの反撃を恐れたようです。この辺りの危機については知らなかったし、オランダが日本を守ってくれるのか、守れないのではないか?
    この本を読むと日本史ってやっぱり世界史の一部だというのが実感ですね。

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    2017年10月04日
  • 歴史をつかむ技法

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    歴史的思考力
      
    歴史的思考力とは、現代に起こる事象を孤立したものとしてではなく、「歴史的な視野の中でかんがえていく」ということだと考えています。

    現在、世の中で起こっていることは、事象そのものは偶然に起こったものかもしれませんが、そのすべてに歴史的な背景があります。このことに留意できる歴史的な知識とそれを参照して考えられる思考力、つまり知性が必要です。そしてまた、そもそも私たちの考え方自体も、歴史的に形成されてきた所産だということに留意することが必要です。

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    2017年08月19日
  • 武士道の名著 日本人の精神史

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    武士の心に憧れ、ふれたいと思っている。ちゃんと読むのは難しいが、紹介書で内容に触れ気に入ったものを更に読んでいくと言う、足掛かりにするには良い一冊か。

    【内容】
    小幡景憲「甲陽軍艦」軍学第一
    柳生宗矩「兵法家伝書」柳生新陰流奥義
    宮本武蔵「五輪書」必勝の思想
    山鹿素行「山鹿語類」武士の職分とは
    堀部武庸「堀部武庸筆記」武士の一分を貫く
    山本常朝「葉隠」死狂いの美学
    新井白石「折りたく紫の記」古武士の風格
    恩田木工「日暮硯」成政者の理想の姿
    佐藤一斎「言志四緑」朱子学と陽明学の合体
    吉田松陰「留魂緑」至誠にして動かざる者なし
    西郷隆盛「西郷南洲遺訓」義に生きる
    新渡戸稲造「武士道」理想の日本人

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    2017年05月22日
  • 日本の歴史(1) 日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代

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    内容は確かに昔習ったのと変わってる気がする。
    新しくなってるのかな。

    しかし、貝塚の記述がほとんど無いのは良いのだろうか。
    日本人は狩りもしただろうけど、海沿いに住んで貝や魚の採取にもかなり頼ってたと思うんですけどね。

    まだ漫画が始まってない冒頭から、縄文と弥生のムラの比較が出てくる。
    子供が読んでも、え、まだ何もわかんないんだけど…ってなりそう。
    掴みがなってない。構成が下手だな。

    切り口の問題かもしれないけど、生活様式にはあまり焦点を当ててないみたい。
    時代ごとの専門家が監修すればいいのに。

    絵が微妙。。
    何故か女の子の絵だけが絶望的に下手でイライラするほど。
    何かすごいタレ目で腹

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    2017年04月24日
  • 歴史をつかむ技法

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    曖昧なまま覚えて、歴史を勉強しようとすると定義がよく分からなくて困惑する時代区分の解説、歴史小説と時代小説、歴史学の違い等、歴史を学習する上で躓きやすい部分が、学者らしい真摯な文で書かれています。
    「現代の感覚で歴史を見ない」ことを心掛けていたつもりですが、この本を読んでまだまだ現代視点が抜けていないのが自覚できました。私もまだまだ。

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    2016年12月27日
  • 日本の歴史(3) 雅なる平安貴族 平安時代前期

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    ネタバレ

     自分の娘を天皇家に嫁がせて権力を手に入れるという手法は、考えてみると、ずいぶんと手間も時間もかかり、確実性に乏しいやり方です。現代に比べると寿命も短く、道半ばで亡くなった人も多かったでしょう。

     仮に権力を手に入れても、すぐに奪い取られることもありますし、自分が死んでしまえば、それを継承していくことはさらに困難な話です。雅なる平安貴族とありますが、雅だったのはごく一部です。

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    2016年09月26日
  • 日本の歴史(5) いざ、鎌倉 鎌倉時代

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     平清盛から源氏の鎌倉幕府、そして北条氏という流れは、当然理解しているわけですが、これほど権力が不安定だったというのは、改めて認識した気がします。

     交通機関等が発達していない当時、権力者がその影響力を広げていくことは、単に戦に勝てばよいということではなく、そのあとの仕組みであるとか人の配置であるとか、後世以上の苦労があったことがわかります。

     また、天皇家であろうが源氏であろうが、その威光は絶対的なものではなく、あくまでも自分の力を誇示するための道具として、利用されていただけのようです。

     もっとも、人間の命が有限である以上、権力というのは、いつの時代もその程度なのかも知れません。

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    2016年09月26日
  • 殉教~日本人は何を信仰したか~

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    遠藤周作の「沈黙」を読んで以来、気になる日本人の信仰について、ちゃんとした文献をもとに当時の日本人の心理を読みとこうとする本。武士道と通ずるものがあるし、殉教という言葉が持つ悲惨さとは全然違う喜びのなかでまさに昇天していく信仰の心理は理解できない。どちらかというと転び、転ばない人を嘲笑する心理の方が理解できる。なんにせよ、やはり日本人の信仰は日本独自で進化を遂げた土着した信仰なのだと思う。

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    2016年06月11日
  • 現代語訳 武士道

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    義・勇・仁・礼・信(誠)・名誉・忠義

    武士道の基本となる考えを、新渡戸稲造が外国人向けに解説している。
    現代のにジネス社会において、上記の点が薄れてきているが、武士道の考えにたち返ろうという主張をしているのではなく、日本人の道徳教育の根幹にある部分を論じた書籍である。
    時代背景とともに理解することで、より理解が深まる。

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    2016年03月12日
  • 武士道の名著 日本人の精神史

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    武士道とは何か、12冊の名著から解き明かす。著者の人生、経験、時代背景から、様々な武士道感があるのだと思った。

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    2015年05月08日
  • 武士道の名著 日本人の精神史

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    アート部分の強化のため、まず日本のコアを把握しようと考えた。思想や哲学面からアプローチしようと思うと少しでも馴染みがあるものから入りたかった。そこで選んだのが武士道だった。

    作品選択にあたり、新渡戸氏以外のものは知らなかったので本書を読んでみた。うたってなくとも見えない形で根付いている。それは武士だけに根付くものではない。思想や哲学はそういうものだろうがそれを再認識できた。

    紹介された中では新渡戸氏を除きば、新井白石が一番武士から離れた身分と思う。武士でないからこそ生き様に武士道が表れているという仮説のもと、彼の著作を読んでみたい。

    よくもわるくも達観が武士道を語る上でのキーワードだと考

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    2014年10月03日
  • 歴史をつかむ技法

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    日本の通史を説明しながら、用語の意味や各時代の重要な要素を説明。歴史学的な入門書としては解りやすい。個人的には技法=思考法と勘違いしていたので、ちょっと期待はずれ的に読んだ。

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    2014年09月03日
  • 『葉隠』の武士道 誤解された「死狂ひ」の思想

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    死狂いの美学
    生への執着を捨てること
    (日本人の倫理観)ともいえる。


    「葉隠」を評価してはならない

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    2014年08月13日
  • 歴史をつかむ技法

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    高校・大学と卒業して社会人になって辛いことや悩みは多くありますが、その反面とても楽しくなったのが歴史に関する本を読むことです。

    学生時代は、私にとって歴史というのは、漠然と面白さを感じつつも年号や人名を間違いなく覚えなければ点数が取れないというプレッシャーからか、歴史を楽しむということはできませんでした。

    歴史小説も良いですが、歴史を通年で解説されている本も増えてきました。それらの本を読んで悟ることは、歴史は一つの流れで動いているということです。私たちは有名な事件・戦いを学ぶことがメインですが、そこに至るまでの経緯にその時代の当事者の苦悩を感じます。

    そんな私にとって、この本の帯にある「

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    2014年05月05日
  • 武士道の名著 日本人の精神史

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    今時と言うべきか、それとも今だからと言うことか。どちらにしても「武士道」と言うものを、著者がどうとらえるかと言う視点ではなく、武士の時代からの当時の人がどう「武士道」をとらえていたのかを文献を元に解説していて、興味深い。当然、置かれている立場が違えば、考え方も違うのは当たり前だが、それにしてもその立ち位置の違いが面白い。個人的には著者の解説部分と意見が異なるところもあったが、そういう受け止め方の違いも含めて読むのも面白いかも。

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    2014年01月25日
  • 歴史をつかむ技法

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    ネタバレ

    日本史入門書。
    日本史という分野は、ある意味、不思議な分野なのです。結構おもしろくて刺激的なのですが、研究者と一般の人との扱う対象が違うのです。大学で教えていた時、そのギャップを感じました。何故、こんなおもしろいことを研究者は取り上げないのか、そういう疑問・質問はよくありました。私は歴史学プロパーではないのですが、そういう疑問をバカにしてはいけない、それを系統立てて説明すべきと思いました。
    山川の教科書、司馬遼太郎、網野善彦をだいたい、7・2・1くらいの比重で説明し、歴史家のものの見方との違いを説明しています。網野さんについてもっと詳しい説明が欲しいけど、網野さんも歴史学者だから、個別に説明す

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    2014年01月04日