山本博文のレビュー一覧

  • 東大教授が教える! 超訳 戦乱図鑑

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    ネタバレ

    今年6月(うろ覚え)に亡くなられた山本博文先生の監修
    一か所だけ事例を上げるが、テレビ番組でもたたはイケんする先生は一般人に判りやすい見せ方をする
    仲麻呂=恵美押勝の乱の原因は女帝の孤独感
    そうですね、対応も褒めていて、老練な吉備真備に戦を任せて、権力の根元(現代人からはナニソレであるが)である駅鈴と御璽を天皇から奪い、官僚や軍を掌握したから

    ゲーム的なもので、そのカードを握られたら逆転勝利のように書かれる仲麻呂の乱は面白いですよ

    仲麻呂って出来物の、奈良朝廷中興の祖と思うアタクシ

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    2020年10月04日
  • 東大流 教養としての戦国・江戸講義

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    本の題目として東大流と書いているが、それは一応研究面での史料の正確な読みと歴史の大きな流れを重視するとのことであるが、それはまあテレビやらの影響が大きい昨今では、当然すべきことであるため、著者が東大教授というだけで、どういったところが東大流なのかは謎である。
    まあ戦国から江戸を広くカバーして、分かりやすく説明しているのは評価できる。
    何事も現代の感覚だけで理解すべきでなく、また多少なりとも著者が当時の日本人というものを教示しようとしているかと思えた。

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    2020年08月26日
  • 「関ヶ原」の決算書(新潮新書)

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    関ヶ原の決算書というより、関ヶ原における島津家の行動記録のイメージの本。とはいえそれなりに勉強になった。戦わなかった西軍諸将も一応の戦意と団結があったことがわかった。

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    2020年08月15日
  • 東大教授がおしえる 忠臣蔵図鑑

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    今までにないタイプの構成。忠臣蔵マニアには物足りないだろうが、にわかファンには面白い。巻頭に人物一覧が掲載されているので、各所で確認できた。昔、赤穂城に、討ち入りのお祭りの時に行ったなあ。東京にもこんなにゆかりの地があったんだ。

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    2020年08月11日
  • 現代語訳 武士道

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    武士道について日本人が論じた有名な古典『武士道』。グローバル化が進む世界の中で、日本人の起源はどこにあるのか知りたくて読んでみた。
    古典であるにもかかわらず現代語訳のおかげでスムーズに読み進められた。
    この本を読んでみて、武士道が既に失われてしまったこと、日本人は武士道を取り戻すべきだという原理主義に陥ってはいけないこと、桜や侘び寂びを愛でる心には武士道の残り香が残っていることなどを学んだ。古来の文化は、外国の文化と同じように、今の日本の文化を相対化するために有用である。

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    2020年08月07日
  • 歴史をつかむ技法

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    わりとまっとうなことが、まとまって書かれているなあという本。淳仁天皇のだいに淡海三船がかんふうしごうをつけたという話、恵美押勝政権であっのでさもあらんと思うが、その淳仁が長いこと淡路廃帝であったのは不憫だ。専門の近世意外は基本的にフーンってかんじだが、最後に多くの人が避けてとおっている歴史的思考力の定義を「現代に起こる諸事を歴史的な視野の中で考えていく」こととシンプルに書いてくれていることは、心強い。

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    2020年06月07日
  • 「忠臣蔵」の決算書

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    映画「決算!忠臣蔵」はまだ観てないけど、
    その原作としての本書を読んでみた。
    小説のような面白味はなかったけど、
    細かな資料が現存していることに驚いた。
    討ち入り直前には、お金がなくなっていたこと。
    赤穂浪士の切腹の意味。
    吉良上野介をなぜ卑怯者とするかなどがよくわかった。
    また、討ち入り浪士の子孫たちが、
    それぞれに取り立てられていることも興味深かった。

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    2020年03月05日
  • NHK「100分de名著」ブックス 新渡戸稲造 武士道

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    海外では宗教の考えに沿うことで道徳教育がなされていたなかで、宗教が薄い日本ではどうやって道徳を授けたのかという点を原作著者が解説した本
    日本人"らしさ"の原点がまとめられている。
    メディア等で外国人に比べて、日本人は○○がダメだ、謙虚すぎるなどを目にすることをあるが、
    日本には日本の価値観があり、道徳があり、伝統があり、文化があり、それらはグローバルに対応していくことと同じかそれ以上に大事なことだと思う。
    ありきたりの結論だけど、日本人にとっての自分にとっての道を定義すると後悔ない人生が送れる。

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    2020年02月01日
  • 「忠臣蔵」の決算書

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    幕藩体制下の藩政や武士階級の階層別身分制度、流通貨幣の現在相場換算などが分かりやすかった。
    史料に基づいた研究書となれば、専門用語が多くて苦慮するが噛み砕いた内容解説と金銀請払帳の史料批判が大変面白かった。

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    2020年01月24日
  • 決算! 忠臣蔵(新潮文庫)

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    岡村ちゃんよかった。娘と二子玉川まで娘の運転で行ってみました。オラキオとかね。吉原への憧れが募る映画だったね。

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    2019年12月02日
  • 日本の歴史(14) 大正デモクラシー 大正~昭和時代初期

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    2019.09.15

    ここから破滅の道をたどっていくのだ
    平和(束の間)だけども、政治と弾圧がひどかった頃
    民衆の熱量は凄まじかったのだろう

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    2019年10月09日
  • 日本の歴史(9) 江戸幕府、始動 江戸時代前期

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    関ヶ原の合戦で石田三成を破った徳川家康は、江戸に幕府を開き265年間にわたる平和な時代を作りあげました。

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    2019年09月09日
  • 日本の歴史(7) 戦国大名の登場 室町時代中期~戦国時代

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    京都は荒廃し、地方では下剋上の動きのなか、守護が没落して守護代や国人が権力をにぎり、戦国時代へと入っていきます。

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    2019年09月09日
  • 武士はなぜ腹を切るのか 日本人は江戸から日本人になった

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    江戸時代の人々の暮らしや考え方についてわかりやすく書かれた本です。
    歴史物の初心者でも読みやすい本でした。

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    2019年07月22日
  • 教科書には書かれていない江戸時代

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    ネタバレ

    江戸時代の参勤交代が、経済に与えた影響がおもしろかった。江戸暮らしの本妻などは地元に帰りたくない。また、海道の繁栄。
    実証的な学問としての儒学国学洋学。それぞれの動き。学問の力。今は現実を変える力が学問にあるのだろうか? 

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    2019年07月20日
  • これが本当の「忠臣蔵」 赤穂浪士討ち入り事件の真相(小学館101新書)

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    ネタバレ

    この本はいわゆる「忠臣蔵」ではなく、赤穂事件について時系列で詳細を書いています。何が本当で何が史実と違うのかがよくわかる。

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    2019年06月02日
  • 現代語訳 武士道

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    武士道と生きてきた日本人たちのの実例集
    日本人が何を大事にしてきたか、それらをどう発揮してきたかを実例を交えながら解説している。
    西洋の文化から見ると異様な光景でも、東洋の考えではよくあることだし、
    深く考え本質を探れば似た要素もある。
    武士道の要素を解説する中で、いろんな西洋圏の人の本を持ち出しながら同じ感性を持つと伝えている。
    そんな日本人紹介本

    義:道理に従い、ためらわず決断する心
    義理:厳しい監督者、ムチを手にして怠け者に役割を果たさせる存在
    勇気:生きるべきときに生き、死ぬべきときにのみ死ぬ
    義がすぎると硬直的となり、仁がすぎると弱さに溺れる
    礼:他人の気持ちを思いやる心の現れ、物

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    2019年05月25日
  • 知識ゼロからの忠臣蔵入門

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    ネタバレ

    忠臣蔵とタイトルにあるが、歌舞伎や講談で語られる「忠臣蔵」ではなく、殿中での刃傷事件から討ち入り、切腹までの阿衡事件についての真実を図解入りで分かりやすく説明している。時代背景についても分かりやすい。

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    2019年05月24日
  • 漫画版 日本の歴史 2 飛鳥朝廷と仏教 飛鳥~奈良時代

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    「日出処の天子」、「飛鳥夕映え」、「あかねさす紫の花」…という気持ちで読みました。
    大枠が物語として、ビジュアルありで掴めるのは、とてもラクでありがたい。こんなこと授業で習ったな〜と思い出しながら。
    だいたい掴めたことで文章資料読むのも少し楽になりそうで、いつまでもわたしは子ども脳だなと我ながら思いますが、こういうのはめちゃめちゃ助かります。

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    2019年03月25日
  • 日本史の一級史料

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    歴史の痕跡である史料とは何か?
    ヨーロッパの中世史は好きだし、日本史だってまぁまぁ興味がある。
    歴史上の有名な出来事について、いろいろな事が起こったことを知っている。
    昔から映画やテレビで時代劇を見るし、扱う時代によっては今でも大河ドラマを見る。
    気に入ったものが見つかれば、歴史小説や時代劇だって読む。
    あぁ、歴史上の有名人であるところのあの人は実はこんな人であったのか…こんなことやあんなことも言ったのだな…などと感心しながら楽しんでいる。
    で…巌流島の戦いで武蔵が小次郎に言い放った名セリフ。
    「小次郎敗れたり!」
    いや、これを言ってないってどういうこと?
    言ったでしょう…いや、言っていて欲し

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    2019年02月04日