あらすじ
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映画『決算!忠臣蔵』の原作者、山本博文教授が監修(東京大学資料編纂所)、
一級資料にもとづき「討ち入り」という一大プロジェクトを解説
前代未聞の危機にあたり、リーダー・大石内蔵助はメンバー(藩士300人)と資金(8300万円)をどうデザインしたか!?
驚くほどたくさん史料が残されている「赤穂事件」をイラストとたくさんの図版で学ぶことができる一冊。プロジェクトドラマとして、江戸時代、武士の社会を面白く大づかみ!
【第一章 江戸城松之廊下事件】
「赤穂事件」の発端/松之廊下刃傷事件/吉良・浅野の事情聴取/下された幕府の裁定/浅野内匠頭の切腹/浅野内匠頭の埋葬/赤穂藩江戸屋敷の収公/赤穂に届けられた急報/赤穂城に押し寄せる商人/揺れる赤穂藩/江戸強硬派を説得/さらば赤穂城
【第二章 討ち入り前夜】
浅野家再興工作の開始/血気に逸る江戸強硬派/吉良上野介の隠居/遊興にふける大石内蔵助/円山会議で討ち入りを表明/討ち入りメンバーを選抜/吉良邸偵察開始/赤穂浪士の隠れ家/大石内蔵助の江戸入り
【第三章 いざ、討ち入り】
討ち入り前に吐露した思い/討ち入り道具の購入/逃亡する同志/討ち入り費用の決算/茶屋で開かれた作戦会議/討ち入り参加者は四十七人に!/吉良邸討ち入り
【第四章 その後の赤穂浪士】
亡君への報告/仇討ちを称える江戸っ子/赤穂浪士に下された処分/赤穂浪士たちの切腹/遺族に下された処分/吉良家、断絶す/芝居化された討ち入り
【終章 討ち入りの舞台を歩く】
【Cloumn もっと知りたい! 忠臣蔵の話】
①「元禄」とはどのような時代?
②「高家」とはどのような役職?
③ 切腹の作法
④ 赤穂事件時の赤穂城
⑤ 江戸の通信制度
⑥ 討ち入りに使われた化粧料
⑦ 赤穂浪士最期の言葉
⑧ 赤穂浪士辞世の句
【column 押さえておきたい! 「忠臣蔵」のお土産】
① 切腹最中・義士ようかん
② 元禄浪士あま酒
③ 忠臣蔵の吉良まんじゅう・吉良せんべい
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
イラストがゆるくてかわいい、コンパクトで読みやすかったです。
松之廊下刃傷事件から討入、そして切腹までに誰が何を行ったのか、ざっくりと書いてあるので内輪揉めの内容やリーダー大石内蔵助の葛藤がよく理解できた
忠臣蔵の予習には最適の一冊
Posted by ブクログ
ほんとに、ドラマみたいな感じだなあ、忠臣蔵。こんなに、主人に忠誠を誓えるのはなんでなんだろう?すごい信頼関係が、あるんだろうな…。
綱吉の頃になると、それが珍しいことになってしまってるのは、少し、寂しいけれど、そのおかげで忠臣蔵が今世まで伝わってるわけだから…、複雑な気分だなあ。
遺言とかも、しれて、面白かった。特に、。間瀬久太夫の遺言は「最近下痢だったから、俺が腹を切ったら、それが出てきちゃうかも…、堪忍〜」なんだってさ。最後の言葉でそれは、いいのか〜(笑)?
Posted by ブクログ
登場人物多すぎ...!
こういう逸話で、このプランにいくら必要だったかなどはそういえばあまり考えなかったし、今と比較にならない移動コストなどにより、相当な負担の上の文字通り「決死」の出来事だったんだなぁ、と興味深かった。
読んでいると、なにやってんだよ!とツッコミ入れてしまうような臆病キャラや裏切り者もいるが、もし私が当事者だったら、モヤモヤしたまま仲間に加わって、直前で逃げるってパターンかも、と思うと彼らを非難はできないなと思う。
結局生きていたくなりそうだわ
Posted by ブクログ
忠臣蔵の本筋をイラストもいれて、解りやすく説明してくれています。
当時の経済、文化も詳しく、背景もよくわかります。
内容はいままでの時代劇の域を超えてはいませんが、
忠臣蔵のなんたるかを すっと理解できる、いい書です。
私もご先祖さまのこと、少し知ることができました。