【感想・ネタバレ】日本の歴史 別巻 よくわかる近現代史3 現代日本と世界のレビュー

あらすじ

歴史学習の現場で年々重要度を増している近現代史に焦点を当て、第一次世界大戦から現代までを、全3巻でじっくりしっかり描く『日本の歴史 別巻 よくわかる近現代史』、第3巻「現代日本と世界」。

第二次世界大戦後、アメリカを中心とする資本主義陣営と、ソ連を中心とする社会主義陣営に分かれて対立する“冷戦”により、世界の緊張は高まりました。
戦後の日本は、高度経済成長を経て経済大国となりましたが、1980年代に土地や株が異常な高値になるバブル景気が発生、その崩壊後は長い不況に苦しみます。
さらに世界のグローバル化が加速する中、地球温暖化や少子高齢化などの諸問題に日本は直面しています。

日本史と世界史がひとつの流れでスラスラ読める! 新学習指導要領(2020年度導入開始)の、高校必修科目「歴史総合」の先取りにも最適です!

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Posted by ブクログ

自分が生まれた時代に追いつき、記憶にある話が多くてまたまた面白い。

山田家もどんどん世代交代し、自分の命もこうして継がれてきたんだなぁ〜と感慨深い。

ヘタな小説よりも何倍も感動しました。

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2022年08月08日

Posted by ブクログ

少なくとも「快作」「力作」レベル。全三巻で、第一次大戦から令和の幕開けまでを収めている。内容も、おそらく過不足はない。ここを起点として、より詳述された著作に進むのがよいと思う。監修の山本博文さんは、惜しくも亡くなられているが、たいへん良いお仕事をなさったと感じ入っている。紙の本で書い直しても良いかもしれない。

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2022年03月10日

Posted by ブクログ

この本に限らず、戦後の歴史特に60年安保以降ぐらいの現代史って、事象を並べただけのような、まとまりのない感じがあります。この時代から後って、50代~60代以降の人にとってはリアルタイムにニュースなどを見聞きしていたエピソードがほとんどなので、そのせいかもしれません。

実際私も、「ああ、あったあった、子どもの頃聞いた」「この事件のとき私は~してた」なんてことを思いながら読みました。チェルノブイリの事故の時は当時中学生で、ちょっとした雨にかかるのをものすごく気にして下校していたことを思い出しました。ルーマニアのチャウシェスク夫妻が処刑されたニュースは、遺体の写真をみてかなりショックを受けたことを覚えています。

当時見聞きしたニュースを歴史の節目であるととらえたとしても、それがマクロ的な視点での流れとして受け止めきれない自分がいます。渦中にいると本質が見えないというのはこういうことか。

ただその中でも、湾岸戦争やイラク戦争を第一次・第二次世界大戦の大きな戦争の歴史の一環としてとらえた、とても重いセリフがありましたので記録します。

「本当に『国のことを考える』ということは『自分の国のことだけ考えちゃいかん』ということなんじゃ。

第一次世界大戦、第二次世界大戦と、おごった列強は弱い国を下に見てあらゆるものをむさぼりとった。いや・・・列強だけじゃない、日本も同じことをした。

むさぼった国は一時は豊かになる。だが、むさぼられた国は無残に荒れ果ててーーそして後のち、むさぼった国も必ずツケを支払うことになるんじゃ。

しかもそのツケを払うのは一体誰だと思う?いつだって弱い者や若い者じゃよ」

「わしらは『国』を信じていた。いつの間にやらおごってしまった『国』に気づかず信じて戦っていたバカじゃったよ」

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2018年08月24日

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