山本博文のレビュー一覧

  • 日本の歴史(2) 飛鳥朝廷と仏教 飛鳥~奈良時代

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    前巻よりも絵が綺麗で読みやすかったです。また、純粋に漫画としても楽しめるくらいに構成が上手いので、次の展開が気になって仕方ありませんでした。読んでいて全く苦になりません。
    壬申の乱以降の飛鳥時代末期に「日本」「天皇」という言葉が使われ始めたということなので、この時代は日本という国の形ができあがった時代だと言えるでしょうね。

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    2018年09月26日
  • 流れをつかむ日本史

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    ネタバレ

    “マスコミが大衆化した世論に訴え、戦争を煽った“
    現代でも本当に気をつけなきゃいけないのは、マスコミだ。

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    2018年08月29日
  • 日本の歴史 別巻 よくわかる近現代史2 戦中・戦後の日本

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    角川書店の学習まんが「日本の歴史」別巻の近現代史、2巻です。この巻は1937年の盧溝橋事件から日中戦争、太平洋戦争を経て1952年のサンフランシスコ講和条約までが描かれています。日本の近現代史上、もっとも惨い時代の巻ですね。日本が間違った方向に進んだポイントがあまりにたくさんありすぎて、いろんな意味で無念というか、泣きたくなってきます。

    私が日本史を学校で習っていた時代は、古代・中世に時間を割きすぎてたいていこの辺の時代ははしょられて、単語の概略程度の説明があって終わり、ということが多く、この時代をよく知るには独学するほかありませんでした。
    このマンガは、学んだ単語たちの点が線となって結びつ

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    2018年08月19日
  • 日本の歴史 別巻 よくわかる近現代史1 大正から激動の昭和へ

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    角川書店の学習まんが「日本の歴史」の別巻として近現代史を3巻にまとめた本。これはそのうちの1巻で、大正時代(第一次世界大戦)から昭和初期の二・二六事件までが収録されています。

    ところどころ本編でみたようなページもありますが、本編よりも詳細にしかも国際情勢を詳しく解説してくれているので、本編を読むだけではわかりにくかった人は、これをじっくり読むと理解しやすいかもしれません。

    特に4章を読むと当時の情勢がわかりやすく、戦争ってどっかのアホがいきなり起こしたものではなく、国際情勢に翻弄された結果そういう流れになったと言えそうです。むしろ問題はアホが起こした戦争を止めるシステムができてなかったこと

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    2018年08月14日
  • 現代語訳 武士道

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    古い日本語版武士道より読みやすく、古い日本語版を読んでいた事もあり理解し易かったです。
    この現代語訳武士道の第1版が2010年に出版されたので、それまでは、古い日本語版しかなかった事を思うと、現代に生きる日本人にとって現代語訳版の方で多くの人に読まれると良いと思います。
    本書の最後に書かれてる解説は、本書を解釈する助けになりました。

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    2018年04月06日
  • 日本の歴史(11) 黒船と開国 江戸時代後期

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    私も学生時代はそうでしたが、歴史の中でも幕末が苦手な人は多いそう。
    丁寧にできごとやそれぞれの思惑や動きを理解して整理すればこんなに面白い時代はない、と今は思うのですが、学校の授業では生徒が完全に咀嚼して理解できるまで解説できる時間の余裕がない、からかもしれません。

    そんな時代を学習漫画でどうわかりやすく描いてくれるのか。
    この本の流れをまとめました。

    1)外国船の出現と天保の改革
    家斉が将軍に→大塩の乱→蛮社の獄→家慶が将軍に→天保の改革まで。
    2)黒船がやってきた!
    黒船出現→日米和親条約→日米修好通商条約→安政の大獄
    3)尊王攘夷
    開国により経済が混乱→桜田門外の変→公武合体作すすめ

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    2018年01月22日
  • 現代語訳 武士道

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    1900年に英語で出版された『武士道』は、日清戦争に勝利して国際的地位を上げようとしていた日本という国が、その文化と精神性が世界でほとんど理解されていなかったことを新渡戸が危機感をもち、世界に発信するこほを目的として出版されたものである。英題は”Bushido: The Soul of Japan”。1905年の日露戦争の講和条件についてのポーツマスでの交渉の前に、仲介役の米国に対して日本の道徳的に当時の先進国に劣るものではないことを示すためにもこの本は使われたと言われる。時は下って、セオドア・ルーズベルトやJ.F.ケネディといった米国大統領もこの本を読んだと言われており、代表的日本論としてそ

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    2023年07月29日
  • 現代語訳 武士道

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    ネタバレ

    岩波文庫の武士道は昔(大学時代だったか?)に読んだことはあったが、久々に改めて読んでみようと思ったところ、この現代語訳がちくま新書から2010年に刊行されていたので購入してみた。
    流石に読みやすい。岩波文庫は現代であまり使われない表現などがあり、なんとくで理解していたと思う。
    最後に解説でもまとめられていて良い。
    「武士道」は武士の考え方、というものよりは日本人の思想がまとめられたものと感じる。
    新渡戸稲造が述べる「礼」について『長い苦難にも耐え忍び、新設で妬みの心も持たず、誇らず、驕らず、非礼を行わず、自分の利を求めず、慢心しない』は、武士道を読んだあとからよく思い出す一文である。
    武士道は

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    2017年09月25日
  • 歴史をつかむ技法

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    日経新聞の紹介記事を読み、タイトルに惹かれて購入しました。
    技法というとノウハウが思い浮かびますが、その様な内容ではなく、世にある史観・考え方の紹介から始まり、文部科学省の歴史に対する学習指導要領と学校でのアプローチ、歴史学者と歴史小説家の違いなど、歴史を学ぶための構えについて、歴史学者の視点で解説しています。
    いま読んだからかもしれませんが、中高生の現役時代にこの様な知識を得た上で学んでいればと、悔やまれてなりません。
    いわゆる知識偏重な学習ではなく、思考訓練により深い洞察力を得られたかもしれません。
    但し著者も主張されていますが、歴史研究にifが厳禁である様に、ある程度の基礎知識がないと理

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    2017年05月07日
  • 格差と序列の日本史

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    生意気ですが、非常に含蓄のある内容で、「格差」「序列」という切り口で、歴史を学び直すいい機会になりました。
    「歴史をつかむ技法」で、著者の大筋で歴史を掴む考え方に非常に共感をしました。
    私が経営学で興味を持つ、システム論に相通じる考えとして。
    本書を一読し、いままでのNHK大河ドラマで理解できなかったキーワードが腑に落ちました。
    本書で訴求する格差とは、歴史の大きな流れの中においては、非常に狭い範疇における格差のステレオタイプであるということが、よく理解できました。
    今までは、「機会は平等に不平等である」と思っていましたが、満更そんな社会でもないなと思う次第です。
    本書を通読して、かなり前向き

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    2017年05月07日
  • 現代語訳 武士道

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    日本人の誠実さの原点を復習。
    これからも守っていかなければならない日本民族の特質を再認識した。
    キリスト教と類比している部分は少し違和感があるが、様々な文献も引用していて、さすが知識人です。
    分かりやすい訳で読みやすい。

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    2017年01月31日
  • 小学館版 学習まんが人物館 真田幸村

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    味方の兵も少ないなかで、徳川家康といった強敵に立ち向かう、真田幸村の勇気がえがかれているのが、この本のおすすめです!!

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    2017年01月18日
  • 日本の歴史(9) 江戸幕府、始動 江戸時代前期

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    このシリーズはホントに「子どもに最もすすめたい歴史学習まんが」です。
    話の流れは自然だし、社会や歴史の授業では煩雑になりがちなアイヌや琉球王国の話も不自然じゃない形で盛り込まれていて、読みやすいしわかりやすい。絵が今風なのもよい(←子どもに読ませるにはこれ大事!)
    最もおすすめは最後の章の江戸時代の街のシステムについて描かれているところ。長屋のシステムや上下水道、風呂屋の話にごみ収集システムなど、それ専門のわかりやすい新書を読むよりわかる。私たちの御先祖様たちはみな、賢かったのだな~と素直に感動しました。

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    2016年04月25日
  • 日本の歴史(12) 明治維新と新政府 明治時代前期

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    子供達の歴史の勉強のために買いましたが自分でも明治以降の歴史の知識が欠けてるので補充してます。
    大久保利通と西郷隆盛の背景がわからないので翔ぶが如くは読まないと…

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    2016年04月23日
  • 日本の歴史(1) 日本のはじまり 旧石器~縄文・弥生~古墳時代

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    子どもの学習用に購入しましたが、
    日本史が大苦手だった私も一緒に読んでます。

    マンガなので簡単によめて
    流れがわかるので面白いです。

    小学2年生の息子は、
    マインクラフトに出てくる黒曜石が
    この本の最初のほうで
    石器として出てきたこと(旧石器時代)に
    驚き、ぐっと興味を持ってくれて
    楽しく読んでいました。

    自分の学生時代にも
    このマンガがあれば
    もっと日本史好きになってたかな。

    全15巻あるので、
    これから少しずつ揃えていって
    親子で勉強します♪

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    2016年03月11日
  • 日本の歴史(5) いざ、鎌倉 鎌倉時代

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    源平の頃の話~鎌倉時代をまるっぽ描いています。武士がいかに台頭してきたのかがマンガでわかりやすかった。
    なんだかんだいって結局、一番の極悪人は後白河法皇やな。

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    2017年11月13日
  • 日本の歴史(2) 飛鳥朝廷と仏教 飛鳥~奈良時代

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    流れ重視のコメディタッチで読みやすく、且つ歴史的事件のみならずオマケ的逸話もしっかり物語中に抑えてあって、年代問わずこの時代の入門編に最適かと。
    以下キモオタの戯れ言です。
    絵柄も話の中身も「あ゙〜生きてる……(歴史上の人物)生きてるよぉ〜……」……このように肉感生命感を感じられて最高でした。ありがとうございます。ありがとうございます。藤原不比等のウザさと孝謙天皇のよくいる女っぷりが好きです。あと中大兄皇子(天智天皇)が見た目も考えもじわじわ歳取ってくの感謝しかありません。人生感じる。私今天智天皇の人生感じてる。ありがとうございます。ありがとうございます。

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    2016年01月27日
  • 日本の歴史(4) 武士の目覚め 平安時代後期

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    表紙見て、「もう那須与一?」と思ったら違った。
    この巻は「前九年の役」「後三年の役」「保元の乱」「平治の乱」に特化したみたいな感じです。平家が「平氏でなければ人でない」なんて調子こいた時代のところで終わってました。源平合戦は次の巻のお楽しみ。

    でもやっぱり、「巧みな流れで学ばせる」姿勢はほかの巻とも同じです。武士がどうやって力を持つようになったのかがマンガでよくわかる。ギリシャでもローマでもそうだったけど、古代中世ではやはり戦うものが力を持つんですね。でもこのあと、軍事に長けているだけでは上に立てないということがわかるようになるんですけど。。

    よく考えたら「前九年の役」「後三年の役」をじっ

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    2015年11月18日
  • シリーズ江戸学 江戸の金・女・出世

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    江戸時代、裕福な町人とは対照的に、武士たちは現代のサラリーマン以上のローンを抱えていた。当時の金融業者の取り立ては苛烈で、自藩の借金のため自害に追い込まれた武士や家計のために夜鷹になる妻が出ている。お金にまつわる衝撃の事件から、意外と高額所得者だった大奥勤めの女性たちのお財布事情まで、江戸学研究の第一人者が、当時の史料をもとにわかりやすく解説。江戸時代がもっと身近でおもしろくなる入門の一冊。(親本は2001年刊、2006年改題のうえ文庫化)
    ・はじめに
    ・第一部 武士の掟
    ・中休み 将軍家の墓をめぐって
    ・第二部 女たちの江戸時代
    ・あとがき

    週刊現代の連載をまとめたもの。その性質上、読みや

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    2015年10月10日
  • 現代語訳 武士道

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    恥ずかしながら、お札にまでなった新渡戸稲造がいったい何をした人なのか知らなかった。

    日本人の道徳観を世界に向けて発信した本書は、武士道をキリスト教や西洋の文学、哲学などと比較しながら、決して野蛮なものではなく、欧米の道徳観と比べて勝るとも劣らないものである事を説く。

    海外の人と付き合っていると、想像以上に日本への関心が高い事に驚く。経済的な力が衰えてもなお、文化的な側面への興味は尽きない。日本文化に対する尊敬の背景にあるのは過去の偉人の努力の賜物である、と改めて感じた。

    開国の時代を生きた人の生の声、切腹を見た外国人による記録など、今を生きる日本人にとっても刺激的な内容が多い。

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    2015年09月17日