あらすじ
幕藩体制が整う寛永時代までは、江戸城大広間は、大名みずからが命運をかけてたたかう戦場でもあった。現代日本の政治風土をつくった江戸時代初期の権力抗争を、熊本藩の細川忠興・忠利父子の残した膨大な往復書簡から解読する、歴史ノンフィクション。『江戸お留守居役の日記』の気鋭の歴史学者が放つ傑作。室町時代から現代まで、細川家繁栄の謎にせまる!
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初期徳川幕府の内幕
細川父子の往復書状とあるが、細川家の話は殆んどない。
細川家から見た徳川幕府の話である。
秀忠・家光時代の幕府がどのような力関係で動いていたのか、同時代の当事者の記録から窺い知ることができる。
教科書のような事象の羅列ではなく、複雑な人間関係による様々なドラマが興味深い。
大河ドラマ「徳川 葵三代」が好きだった人は必読です。