京極夏彦のレビュー一覧

  • 病葉草紙

    Posted by ブクログ

    あの京極夏彦が、人情噺を書いた!という感想です。
    殊に最終話の「頓死肝虫」は、これは絶対人情噺ですよね。
    舞台を貧乏長屋にしたのが、まずは秀逸。じっくり住人のことを整理してみたら、この人たち、結構な曲者ですよ。
    でも、人物紹介的な扱いで、この一冊ではそれなりにあっさりとした雰囲気で噺は進みました。
    なんといっても棠庵さんが強烈なので、他の登場人物、長屋の住人の印象が薄くなる傾向にありますが、棠庵さんをちょっと寄せて読んでみると、長屋の住人は皆、曲者揃いです。
    藤介も魅力的なキャラクターですが、それ以上に父藤左衛門の意味ありげな笑顔が、チェシャ猫の顔のように、頭に張り付いて離れません。
    こんない

    0
    2026年02月28日
  • 虚談

    Posted by ブクログ

    幽霊的、グロテスクではなくふと感じる気味の悪さを表現した新感覚のホラー作品。

    『全部、嘘』と言い切られているのに、真相は虚の中。どれが本当でどれが嘘?考えるほどに不気味だから面白い。

    30ページ程度の短編が詰まっているので、京極堂の世界観を手軽に味わってみたい人におすすめしたい作品。
    シリーズものでもあるようなので、他3作品にも期待が高まる。

    0
    2026年02月27日
  • 文庫版 妖怪の理 妖怪の檻

    Posted by ブクログ

    妖怪とは何か。歴史を紐解き、文献にあたり、妖怪という「言葉」の使われ方に着眼し、妖怪の「形」の成り立ちを追う。
    緻密に、くどいほどに丁寧に語られる妖怪とは何か。つまりは、などと語れないから面白い。
    これを起点に、深みに入るための書誌一覧も嬉しい。

    0
    2026年02月24日
  • 文庫版 地獄の楽しみ方

    Posted by ブクログ

    本書は、一般公募の15~19歳の聴講生50名を対象に行われた特別授業を元に構成されています。「ドラえもん」の「タイムふろしき」で自分を包んで、私も聴講したかったです。また、京極先生が言葉と非常に真摯に向き合い、聴講生の質問に対しても誠実にお答えしている点が印象的でした。

    0
    2026年02月24日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿肆 誕生

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目次
    ・活字(夏目漱石)
    ・複製(岡倉天心)
    ・蒐集(田中稲城)
    ・永世(牧野富太郎)
    ・黎明(金田一京助)
    ・誕生(甲野賢三の息子甲野昇)

    今回は一冊の本を作るための活字から、商品としての本を販売するための流通にまで話が広がり、そして「本のそむりえ」たる弔堂が店を閉めるまで、の話。

    活字ができたことにより、本は一気に大量生産が可能なものになった。
    複製と模倣の違いを踏まえたうえで、複製(印刷技術のない頃は筆写)が昔の文献を今に伝えてきたのだった。
    そして紙。
    手漉きの和紙から大量生産が可能な洋紙への移行。
    しかし紙とても永遠に残るものではないので、やはりここでも複写して残しておくことが大

    0
    2026年02月22日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿 複製

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目次
    ・活字(夏目漱石)
    ・複製(岡倉天心)
    ・蒐集(田中稲城)
    ・永世(牧野富太郎)
    ・黎明(金田一京助)
    ・誕生(甲野賢三の息子甲野昇)

    今回は一冊の本を作るための活字から、商品としての本を販売するための流通にまで話が広がり、そして「本のそむりえ」たる弔堂が店を閉めるまで、の話。

    活字ができたことにより、本は一気に大量生産が可能なものになった。
    複製と模倣の違いを踏まえたうえで、複製(印刷技術のない頃は筆写)が昔の文献を今に伝えてきたのだった。
    そして紙。
    手漉きの和紙から大量生産が可能な洋紙への移行。
    しかし紙とても永遠に残るものではないので、やはりここでも複写して残しておくことが大

    0
    2026年02月22日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書拾玖 活字

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目次
    ・活字(夏目漱石)
    ・複製(岡倉天心)
    ・蒐集(田中稲城)
    ・永世(牧野富太郎)
    ・黎明(金田一京助)
    ・誕生(甲野賢三の息子甲野昇)

    今回は一冊の本を作るための活字から、商品としての本を販売するための流通にまで話が広がり、そして「本のそむりえ」たる弔堂が店を閉めるまで、の話。

    活字ができたことにより、本は一気に大量生産が可能なものになった。
    複製と模倣の違いを踏まえたうえで、複製(印刷技術のない頃は筆写)が昔の文献を今に伝えてきたのだった。
    そして紙。
    手漉きの和紙から大量生産が可能な洋紙への移行。
    しかし紙とても永遠に残るものではないので、やはりここでも複写して残しておくことが大

    0
    2026年02月22日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿参 黎明

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目次
    ・活字(夏目漱石)
    ・複製(岡倉天心)
    ・蒐集(田中稲城)
    ・永世(牧野富太郎)
    ・黎明(金田一京助)
    ・誕生(甲野賢三の息子甲野昇)

    今回は一冊の本を作るための活字から、商品としての本を販売するための流通にまで話が広がり、そして「本のそむりえ」たる弔堂が店を閉めるまで、の話。

    活字ができたことにより、本は一気に大量生産が可能なものになった。
    複製と模倣の違いを踏まえたうえで、複製(印刷技術のない頃は筆写)が昔の文献を今に伝えてきたのだった。
    そして紙。
    手漉きの和紙から大量生産が可能な洋紙への移行。
    しかし紙とても永遠に残るものではないので、やはりここでも複写して残しておくことが大

    0
    2026年02月22日
  • 書楼弔堂 霜夜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目次
    ・活字(夏目漱石)
    ・複製(岡倉天心)
    ・蒐集(田中稲城)
    ・永世(牧野富太郎)
    ・黎明(金田一京助)
    ・誕生(甲野賢三の息子甲野昇)

    今回は一冊の本を作るための活字から、商品としての本を販売するための流通にまで話が広がり、そして「本のそむりえ」たる弔堂が店を閉めるまで、の話。

    活字ができたことにより、本は一気に大量生産が可能なものになった。
    複製と模倣の違いを踏まえたうえで、複製(印刷技術のない頃は筆写)が昔の文献を今に伝えてきたのだった。
    そして紙。
    手漉きの和紙から大量生産が可能な洋紙への移行。
    しかし紙とても永遠に残るものではないので、やはりここでも複写して残しておくことが大

    0
    2026年02月22日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿弐 永世

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目次
    ・活字(夏目漱石)
    ・複製(岡倉天心)
    ・蒐集(田中稲城)
    ・永世(牧野富太郎)
    ・黎明(金田一京助)
    ・誕生(甲野賢三の息子甲野昇)

    今回は一冊の本を作るための活字から、商品としての本を販売するための流通にまで話が広がり、そして「本のそむりえ」たる弔堂が店を閉めるまで、の話。

    活字ができたことにより、本は一気に大量生産が可能なものになった。
    複製と模倣の違いを踏まえたうえで、複製(印刷技術のない頃は筆写)が昔の文献を今に伝えてきたのだった。
    そして紙。
    手漉きの和紙から大量生産が可能な洋紙への移行。
    しかし紙とても永遠に残るものではないので、やはりここでも複写して残しておくことが大

    0
    2026年02月22日
  • 書楼弔堂 霜夜 探書廿壱 蒐集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目次
    ・活字(夏目漱石)
    ・複製(岡倉天心)
    ・蒐集(田中稲城)
    ・永世(牧野富太郎)
    ・黎明(金田一京助)
    ・誕生(甲野賢三の息子甲野昇)

    今回は一冊の本を作るための活字から、商品としての本を販売するための流通にまで話が広がり、そして「本のそむりえ」たる弔堂が店を閉めるまで、の話。

    活字ができたことにより、本は一気に大量生産が可能なものになった。
    複製と模倣の違いを踏まえたうえで、複製(印刷技術のない頃は筆写)が昔の文献を今に伝えてきたのだった。
    そして紙。
    手漉きの和紙から大量生産が可能な洋紙への移行。
    しかし紙とても永遠に残るものではないので、やはりここでも複写して残しておくことが大

    0
    2026年02月22日
  • 塗仏の宴 宴の始末(3)【電子百鬼夜行】

    Posted by ブクログ

    満足!
    まとめなくていいよね。

    やはり何がなんだかわからない、膨大な情報が集約していくのは、興奮しますね。

    関口くん、大丈夫かー!(メンタル的に)

    0
    2026年02月16日
  • 続巷説百物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。前作は、興味深い復讐譚として面白いなぁで終わってしまったが、その裏にはこうした物語があったのか、とわかったら、もう一度前作を引っ張り出して読まなければいけなくなった。
    最後の悲しい結末は、それぞれが、自分にケリをつける、ということが、必要だったのかもしれない。自分のしたことに意味をつけて奮起してきたが、その意味が今度は自分を苦しめ始める。苦しんだあげく、もうここしかないというケリのつけ方が、あれだ。
    私にとって衝撃だったのは、百介が二度と又市と会うことがなかったということだ。シリーズはまだまだ続くのに、もうその結論があるのが、寂しいことこの上ない。

    0
    2026年02月15日
  • ひどい民話を語る会

    Posted by ブクログ

    桃太郎がボボ太郎?やっば!くっそ腹痛
    京極先生“出ちゃった”とかほんとやめて!
    “ボボ太郎って名前でいいべ”じゃねーよ!爆笑!
    そんなこといったら人類みんなボボ太郎とかいってww
    あーまじでうける!

    隣の爺さん型wwいやわかるけど!
    ちょっとまじでふざけないでもらっていいですか
    天才が集まりすぎててもうしんどい許して

    とっぴんぱらりのぷう!かわいい!

    “昔話は自由にあちらこちらへ飛び回る鳥のように移動するが、伝説は植物のように根を張り動かない”
    わかりやす!
    さすが柳田國男先生!
    と思いきや、“桃から生まれた桃太郎とヴィーナス誕生を重ねる”…?
    “國男さんは上品”とかいって京極先生ww大

    0
    2026年02月10日
  • 猿

    Posted by ブクログ

     「猿がいる。」
     本書は祐美の夫隆顕のこの言葉から始まる。引き篭もりで精神的に不安定な夫を気に掛けつつ、祐美は岡山に向かう。百歳で亡くなった曾祖母の土地を見に、弁護士と助手の案内で又従妹の芽衣と県境の限界集落へ赴くのだが...。
     本書363ページ内の殆どが4人が道中交わす「恐怖」論で占められる。閉鎖的で村の掟が支配する所謂「因習村」は現代日本にあるのか。何故人は幽霊や祟り、古びた人形、ひいては暗闇や死を恐れるのか。「恐怖」のエキスパートである著者の言葉はとても説得力があり、読者も何も怖がることはないのだ、という気持ちになるのだが...。ラストは嘗て読んだことがないような幕切れとなる。
     賛

    0
    2026年02月05日
  • 巷説百物語

    Posted by ブクログ

    京極夏彦氏の小説は読んだことがなかったのだが、昨年このうちの一作が浪曲化され、評判を呼んだことに刺激されて、原作であるこの小説を読むに至った。
    怪異が語られ、のちにそれが、人間の作為によるものであったことが明かされるという定型のストーリー展開だが、流石にのちに大人気シリーズとなった第一作だけのことはあり、読者を心地よく酔わせてくれる。上質のミステリーの和風(擬似)古典版である。

    0
    2026年02月03日
  • 狐花 葉不見冥府路行

    Posted by ブクログ

    京極堂の曾祖父の憑き物落としだ(^^)歌舞伎化作品だから「この場面はこんな感じかなぁ?」と想像してワクワクしたり、いつもの京極作品のようにゾクゾクしたりと楽しかった(*^^*)話は恐ろしく、悲しく、切ない(;_;)

    0
    2026年02月02日
  • 猿

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すごい小説を読んでしまった。これはホラーなのか何なのか。ジャンル分け不能。「京極夏彦」というジャンルとしか言えない。恐怖について、何が怖いのか、なぜ怖いのか、京極堂のように奥の奥まで腑分けしていく、その展開にグイグイ引き込まれる。本書を読んでしまうと、ホラー小説が怖くなくなってしまうのではないか、ある種の営業妨害になってしまってないか心配になるw。急展開のラストは怖い。のか、怖くないのか、もうなんだか分からない。それにしても各ページの上部はなんで空いているんだろう? 深読みするとちょっと怖いかも。

    0
    2026年01月31日
  • 了巷説百物語

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった
    いつの間にか憑き物落としは出てくるし、これまでの話はみんな繋がってるし
    正に集大成でした

    狐窓、は3回ぐらいやってみました

    0
    2026年01月29日
  • 猿

    Posted by ブクログ

    京極夏彦氏らしいホラー小説。ホラーなんだろうけど、怖さはそこじゃない気がした。
    私は御大がキャラを通じて語りかけてくる人間の在り方が怖い。子が罪を犯せば祖父母が戻る場所がなくなるとか、冒頭の主人公が冷凍食品を詰め込むシーンとか。社会生活の闇にゾッとした

    普段ホラー小説は買わないんだけど(文章で怖さを感じられない&どうせ読むなら楽しいお話がいい)今回はたまたまサイン本を店頭で見つけたので購入。
    京極夏彦氏だから読めたけど、やっぱり読後はメンタルが落ちるので、以後あまり厭な気持ちになりそうな小説は読まないようにしようと思った。

    0
    2026年01月24日