保阪正康のレビュー一覧

  • 歴史の予兆を読む

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    ウクライナ戦争、帝国主義の動き、気候変動、社会変革など、現代社会が抱える問題を、歴史から学ぶ姿勢で読み解こうとする対談。今は大きな変換点にあることを感じるが、お二人が指摘されているように、もっともっと日常的に、ファクトに基づいた議論が、普通に行われる社会であることがまずは大切だと思う。

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    2023年06月26日
  • Nの廻廊 ある友をめぐるきれぎれの回想

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    札幌市内への越境通学。1つ違いの中学生二人はやがて現代史研究家と保守的思想家となる。

    30年時を経て分断されるまでの2人の関係を回想する私小説的な作品。

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    2023年06月20日
  • 歴史の定説を破る あの戦争は「勝ち」だった

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    興味深い視点で書かれた本です。
    戦いには負けたけど復興して勝った…ユニークな視点ですが、納得です。
    そう考えると日本は勝ったと言えます。
    逆に日清戦争、日露戦争は負け…妥当だと思います。
    勝ったことで完膚なきまでに叩き潰されたと言っていいでしょう。

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    2023年06月12日
  • Nの廻廊 ある友をめぐるきれぎれの回想

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    ネタバレ

     もはや東大を西部さんが辞めたことや、右翼的な言論家として活動していたことすら、既に忘れ去られている気がする。そのような活動に関する記述には、それほど。
     それよりも、保阪さんとの係わりが読ませる。
     評伝ではないまので、西部さんの生涯についてはよく分からないのだけれど、人間性については伝わるところが大きい。

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    2023年06月05日
  • 歴史の予兆を読む

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    逃げ切れる世代と、逃げ切れない世代。

    本書内で登場するのですが、
    私はちょうど間ぐらいかもしれません。

    いまの20代以下は本書の中の「逃げ切れない世代」だし、
    池上さんたち60代以上は「逃げ切れる世代」なんでしょう。

    年金制度だって、何十年も前からお金を徴収していたはずなのに、なぜ今になって財源足りませんとなるのか。
    戦争だって、今更する必要あるのか。
    日本は敗戦国として覚悟をもって主体的になれているのか。

    鬼滅の刃の話題は、ちょっと飛躍しすぎでしょと思いましたが。苦笑

    たくさんの頭が良い人たちが考えてつないできたはずのものが、結局すべて詰んで破綻を迎えるって。
    振り返れば分岐点、潮

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    2023年05月07日
  • 昭和史の核心

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    筆者は、日本人のアイデンティティは実利主義で、
    1. 鎖国時代に対外戦争を経験しなかったことで、共同体の中で生まれて死ぬまでそのルールを守っていれば過ごせた点、
    2. 現世ご利益的で、自分たちの農村共同体を壊さないための知恵としての損得勘定が培われてきた点、から培われているとしている。
    このあたりは最近読んだイザベラ・バードの日本紀行にも同様の記載があった。
    「日本人は西洋の文明を取り入れるが、その文明の根本となる宗教などの考え方には興味を示さない。まるで実は要るが木は要らないと言っているようだ。」

    本書で、日本人はゴールのある目標を達成するのは得意だが、道なき道を先導するのは苦手と言われて

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    2023年04月29日
  • 日本人の宿題 歴史探偵、平和を謳う

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    1.勝ったという経験は、人間を反省させないし、利口にもしません。
    2.教育によって国というのは立つんです。経済によっては立たない
    3.大きく変革するときに、人間というものは正体を現すんですよ
    4.残しておけば、あとの人が真実に近づくことができます

    どれも、うんうん、と頷きながら読んだが、ウクライナ侵攻が続く今、考えているのは、なぜ、ロシアがウクライナへ侵攻したのか、ということだ。
    その要因は、いくつもあるだろうが、そのうちの一つに、ロシア(当時のソ連)が第二次世界大戦においてナチスに勝利した、という記憶があるからではないか、と思う。ソ連は、この戦争を「大祖国戦争」と呼び、その栄光を讃え続けて

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    2023年03月07日
  • 近現代史からの警告

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    昭和の恐慌とそれに対する無策が国民の青年将校の国家改造運動へ正当性を与え、軍ファシズムへとつながっていった

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    2023年01月29日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    ネタバレ

    対談集。
    著者 : 半藤一利 中西輝政 福田和也 保阪正康 戸高一成 加藤陽子
    さまざまな視点から、太平洋戦争について、どんな経緯で、誰がどんな動き・発言をしたか、などを語り合う。
    読んでいると、果たして、どうして、あんな戦争が起きてしまったのか(止められなかったのか)、やめられなかったのか、いったい、どれくらいの方が亡くなられたのかと思うと、いたたまれない。
    「なぜ負けたのか」というより、勝ち負けよりも、なぜ戦争を始めてしまったのか、もっともっと検証していかなければならないと思う。

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    2023年01月21日
  • 昭和史の深層

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    ネタバレ

    「昭和史を語り継ぐ会」を主宰するという著者は、その収集した膨大な資料.記録を「昭和史講座」に集約しようと壮大な計画を試みている。本書は副題に「15の争点から読み解く」とあるように、太平洋戦争、東京裁判、南京事件、慰安婦問題、強制連行、沖縄戦、昭和天皇etc.‥各章表題を掲げ、客観的に史実を整理しつつ問題の本質を絞り込んでいく。     -20100630

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    2022年10月21日
  • 歴史の予兆を読む

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    保坂さんという人と池上さんのお陰で、軍事や環境、日本の近代、そして変わらないことばかりながらそれでも少しずつ変わってきた日本の現代について、現状認識は少しだけどできたように思う。でも、タイトルにあるような歴史の予兆を読めるまでに至ったかというと、まだまだだな。
    この本を入門書のように考えて、各論を掘り下げていかないと、もしくはこの二人の著書を少し読み込んでみるとかすると、少なくともこの二人何考えていることが見えてくるのかもしれない。

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    2022年09月28日
  • 賊軍の昭和史

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    ネタバレ

    毎度お世話になっております、半藤さんと保阪さんの対談形式で、
    昭和史を官軍、賊軍の視点で描く一冊。
    お二方の著書をよく読ませてもらうのは、
    複雑な昭和史をわかりわすくまとめているからなのですが、今回もわかりやすかった。

    鈴木貫太郎って何でこんな評価分かれるんだろうなとずっと思ってたけど、
    「ニ・ニ六事件で殺されかけて、とにかく生きることを優先し、戦争を終わらせるために生き延びた。だから戦争賛成側にも恨まれないようにどっちつかずの態度をとった」という
    本書での視点はなるほどだなぁと。
    斬新な視点だなと思いました。

    今だからこそ、そんな昔の出身地で官軍賊軍なんて…と思うけど、それがアイデンティ

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    2022年09月24日
  • 参謀の昭和史 瀬島龍三

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    出版当時は、瀬島龍三も生存し、著者としては、歴史の真実を語って欲しい、語っていない、隠している、とのトーンに終始している。
    ただ、瀬島が他界し、それも叶わない中で、この本を読むと拍子抜けの感にもなる。
    瀬島は、相当に意思の強い人物であるからして、墓場まで持っていかざることも多々あったのだろうし、それも理解できる。
    (戦中の数々の疑義に対し、おそらく著者が推測していることの大半が真実に近いのだろう)

    それを離れ、瀬島がどのような人生を送ってきたのか、特に戦前、戦中、戦後と世の一線に身を置いてきた人物に対して大いに関心がある。それは良い悪いではなく。
    陸軍という特殊な集団で、どのように頭角を現し

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    2022年09月13日
  • 歴史の予兆を読む

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    リーダーを作る仕組みができているのはイギリス。そして、時代の転換期には、傑出したリーダーが出てくるもの。
    コロナ時代でいえば、台湾、ドイツ、ニュージーランドの女性トップ。戦争の時代からみんなで課題解決の時代へ。
    歴史の転換期の真っ只中なのかもしれませんね。

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    2022年08月18日
  • 太平洋戦争への道 1931-1941

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    ネタバレ

    半藤さんさんと保坂さん、加藤先生の鼎談ラジオ番組を保坂さんが章ごとにまとめを入れて編集した一冊。あれこれ読んでも結局よくわからん感じのこの時代の流れ、会話形式だし保坂さんがまとめてくれているのですっきり入ってくるのが◎。教科書にはこの事件の結果こうなった、しか書いてないけど、なぜそうなったのかがわからないといかんよね。
    研究し尽くした人がたどり着くのは現代に対する警鐘。歴史を学ぶことは今を学ぶことだ、という恩師の言葉をあらためて胸に刻もう。

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    2022年08月06日
  • 続 昭和の怪物 七つの謎

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    三島由紀夫、近衛文麿、橘孝三郎、野村吉三郎、田中角栄、伊藤昌哉、後藤田正晴。

    戦中戦後のキーパーソン7人。

    知らない人も数名いたが、すべての人物に少なかれ興味を持つことができた。
    三島と光クラブ事件の関係性など知らない逸話も。

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    2022年07月19日
  • 続 昭和の怪物 七つの謎

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    三島由紀夫・近衛文麿・橘孝三郎・野村吉三郎・田中角栄・伊藤昌哉・後藤田正晴という6人の人物について書いた一冊。

    評価が分かれるこれらの人に対して、著者なりに分析しているのは理解できた。

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    2022年07月17日
  • 歴史の予兆を読む

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    近現代史の大家 保阪氏と幅広い知識を持った池上氏の対談内容が深く新事実を知ることが出来た。
    昔から言われてきた「歴史に学ぶ」重要性が殊更ましてきている現代。これからの道標となる本だと私は思う。

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    2022年07月10日
  • 昭和史 七つの謎

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     515事件の時に、マスメディアが旗を振って、国民が暴力を容認した。それが、究極的には第二次世界大戦にまでつながる社会につながっていった。マスメディアも、国民も、そのことを直視すべきだと思う。

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    2025年12月07日
  • 昭和史の論点

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    昭和史研究の第一人者「坂本多加雄」、「半藤一利」、「秦郁彦」、「保阪正康」が昭和史を討論した作品『昭和史の論点』を読みました。

    ちょっと前になりますが、12月8日… 太平洋戦争開戦の日に、昭和史のことを考えたくなり読み始めました。

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    日本は進路を誤ったのか、戦前は「暗黒」だったのか、ワシントン体制から戦争責任まで、いまに尾をひく諸問題を徹底討論する。

    国を鎖していた小さな国が、急速な近代化をなしとげ、しまいには世界の“一等国”を自任するまでになった。
    しかし東亜の風雲はおさまらず、軍部は独走し、複雑な国際情勢の中で、ついに未曾有の大戦争に突入

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    2022年06月18日