保阪正康のレビュー一覧
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領土問題。
政治問題、歴史問題、資源問題。
感情論に走ると収集がつかないのは当然だが、見る角度によって変わってくるよなー。
太平洋戦争後、サンフランシスコ平和条約を基準にするのか、その後の各共同声明、日露共同、日中友好か。はたまた、1903年か、1905年か。
最初に見つけた方が所有者、実行支配...続きを読むPosted by ブクログ -
北方領土、竹島、尖閣諸島の問題は、考えるたび虫の居所が悪くなるというか、気持ち悪い、すっきりしない、…どういう表現が適切なのかわからないのだが、とにかく嫌な気分にさせられる問題である。しかし、本当に最近の動向は憂慮すべき状況であり、少しでも見識を深めなければと思い、読んでみた。
「(2008年の教...続きを読むPosted by ブクログ -
太平洋戦争の解説書は数多いが、非常にわかりやすく総括していると思った。なかなか「私は、…思う」と書く著者はすくないのだが、そのように記してあるので、事実なのか、意見なのか明確でよかった。Posted by ブクログ
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近現代史はあまり好きではなく、ましてや小説でもなく、ましてや戦中・戦後は一番嫌なのですが、なぜか興味を引かれ読みました。前提として当時の人物、組織、事件なんかをわかっていないと理解しづらいなと思いました。途中、やっぱり受け付けなくて飛ばし読みしたところも多いです。ただ当時の軍の中にも多面的な見方をで...続きを読むPosted by ブクログ
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第一部の座談会は話があちこちに飛んで、結局なぜあの戦争に負けたのか結論が分かりにくい。この手の設問にはいくつかの回答パターンがあって、①圧倒的な国力差で最初から勝ち目がなかった、②戦争指導者に終戦に至る大局的展望がなかった、③補給の軽視や精神論の偏重など実戦レベルでの無能力、の3パターンである。
本...続きを読むPosted by ブクログ -
対談。なぜ戦争になったのか。どこで間違えたのか。こういう本を読むと、自分がいかに知らなかったということを痛感する。そしてこういう本を読んで思うのは、過去のこととして知識にするのではなく、今、自分のいるまわりに活かせることはないか、ということなんだよね。
大正七年の原敬首相から昭和七年犬養毅が五・...続きを読むPosted by ブクログ -
最近、太平洋戦争についての本をよく読む。
半藤氏の本が面白いというのもあるんだろうけど、歴史のようでいて、今を考える示唆が多々あると感じるからね。現代社会なんて大きな話じゃなく、今、自分の属する職場であったり、人間関係であったり、さ。
いろいろ考えられて、刺激になった。Posted by ブクログ -
歴史にifはない、と言うことは全ての出来事は必然であり、先の大戦も起こるべくして起こったと言う主張はあながち間違ってはいないかも知れない。軍部が愚かだったと後になって言ってみても、当時は大局的な情勢判断センスよりも別の才能が評価される社会的コンセンサスがあり、愚かでない人が軍を率いていくことが出来な...続きを読むPosted by ブクログ
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保坂正康氏と姜尚中氏が2011年10月30日に北海道新聞ホールで行った講演会の講演録。
歴史は、記録者の都合の良いように記憶される。
勝利者の記録のみが正しい記録として、後世に伝えられる。
歴史は改ざんされ、記憶はねつ造されるという内容を、第二次世界大戦、広島長崎の原爆から、福島原発事故までを例に...続きを読むPosted by ブクログ -
田中角栄と比較して安倍首相がいかに危険か警笛を鳴らしている。しかしながらなぜこれほど現安倍政権が強大になったのか、その理由は書いてない。また角栄は金権政治家と異様なまでのバッシングをマスコミは行ってきたのではないか?朝日は特に。
小選挙区制度の改変の先頭に立ったのが小沢一郎だとは知らなかった。Posted by ブクログ -
昭和前期は、私たちの親の世代が体験した壮絶な時代であるにも関わらず、教科書でも教えられず、身近な時代なのに余りに知識を持っていない歴史。本書でも書かれているが、後の世代が感心を寄せる時代となる。本書からそのことが伝わってくる。Posted by ブクログ
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日本がなぜアメリカとの戦争に踏み切り、そして負けたのかという点について、近代史に造詣の深い6名の方が対談形式で述べる本。「なぜ負けたのか」よりも「なぜ国力に圧倒的な差があったアメリカとの戦争に踏み切ったのか」という点に関する部分には、ちょっときな臭い雰囲気になりつつある今日、考え直す意味は深いと感じ...続きを読むPosted by ブクログ
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戦争責任者は誰だと声だかに言いたかったのかな。
昭和はみっつに分かれるとしながらも、ほぼ前期の戦前・戦中の議論ばかりです。数学や図形を用いてでも、わかってもらいたいという気持ちもわかりますが、かえってわかりにくくもさせています。Posted by ブクログ -
昭和天皇の御世というのは、結局は、日中戦争から太平洋戦争までの戦争がそのハイライトということだろうか。
保阪氏の手になる昭和天皇実録の解説書の第1巻は「太平洋戦争の時代」と名付けられ、開戦に至る過程と戦争中のことに焦点が当てられている。
本書では、昭和天皇実録の位置付けや執筆者の意図の読み方なども解...続きを読むPosted by ブクログ