保阪正康のレビュー一覧

  • 日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島
    外交は自分の正義を追求するだけでは結果として何も得られないことがあり、発想の転換や柔軟性も必要なことがわかりました。
  • 日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島
    領土交渉に関する三原則
    現状を変更しようとする国は力によって行動をしてはならない。実効支配している国は相手国との話し合いに応じなくてはならない。両国が知恵を出して衝突に至らないようなメカニズムを考える。
  • 参謀の昭和史 瀬島龍三
    組織全体にひとつの勢いをつけると言う事が大事
    勢いさえつけば、人間の心理からしてみんなが最大限に全幅の努力を傾注し能力を発揮する
    企業のリスクは体質、スケール、スピードを関連させ、決断する
    7割8割の成算で踏み切る 3割2割のリスクを忘れない
    戦術の失敗は戦略で補えるが、戦略の失敗は戦術では補えない
  • あの戦争になぜ負けたのか
    いかにあの戦争が非合理的な意思決定の積み重ねとして開戦され、続けられたかが綴られている。「あの方がそこまで言われるのなら、勝ち目はないけれど、一緒にやってみよう」という精神論。今に至っても尚、似たような論調を耳にするのは気のせいだろうか。印象に残ったのはアーリア民族至上主義のヒトラーが何故日本と組ん...続きを読む
  • 田中角栄の昭和
    はじめて『角栄本』を読んだが、孫引きが多く、やや期待外れ。

    彼の『遺伝子』、すなわち錬金術と無思想は、某政治家に引き継がれている。

    しかし、現実を無視した主張する政党・政治家がいる限り、遺伝子は確実にあらたな世代に引き継がれるであろう。
  • 日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島
    国力が下がると、領土問題で他国につけ込まれるという指摘には納得。しかしなぜ尖閣や竹島に拘らなければいけないかという根本的なところは書いていない。
  • 日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島
    中ソ国境紛争をはじめとした国境紛争の史実に基づき紹介するとともに、日本が平和的に隣国との利益関係を構築する方法を見出そうとしている。
  • 日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島
    分かりやすかった。このレベルの知識は国民全体が持っているベキですね。そうすれば、対峙国の暴挙に対して国民全体が冷静に対応できるかと。しかし、外交は難しいですね。
  • 日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島
    尖閣諸島国有化より前に出た本です。恥ずかしながら、僕は子どもにこの問題を正確に説明できませんでした。そこで本書でお勉強、と思った次第です。
    「歴史問題」「領土問題」「政治問題」の違いを前提に、北方四島、竹島、尖閣諸島の状況、まとめ、そして解決案です。
    早くしないと解決できなくなるぞ!というプレッシャ...続きを読む
  • あの戦争になぜ負けたのか
    6名のそうそうたる面々によるが大東亜戦争に関する座談会。
    半藤一利・保坂正康・中西輝政・戸高一成・福田和也・加藤陽子の6名。僕自身かつてその著作で勉強させてもらった人も多くいます。また、この6人の大東亜戦争に対する立ち位置が微妙に違っているので、そのあたりも興味深く読ませてもらいました。

    ただ、内...続きを読む
  • 日本を変えた昭和史七大事件
    個々の事件についてきちんと調べられた上で簡潔にまとめているのだな、ということがよくわかる一冊。教科書や一般的に語られる内容からだけではその奥まで理解出来ないことが多い昭和の歴史の、特に軍部と天皇との間で何が起きたのかなどについてもだいぶ深く切りこまれている。
    個人的には三島由紀夫や田中角栄のくだりも...続きを読む
  • 日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島
    北方領土、竹島、尖閣の三つの領土問題を詳しく説明。東郷先生の言われる三原則が一つの解決の方向だと思う。1.現状を変更しようとする国は力で行動してはならない。2.実行支配している国は相手国と話し合いに応じなければならない。3.両国が知恵を出し合い衝突にならない方法を考える。特に2番目の話し合いに応じる...続きを読む
  • 実学と虚学 《学び》は人をどう変えるか
    学びたい気持ちが、無性に湧き上がるときがある。
    就職・転職や資格取得のためではなく、己の人生を深めるために…。
    本書は、自分の社会的な利益や価値を高めるための「虚学」ではなく、生き方そのものを探求する「実学」によって自己変革を遂げた4人の具体例を通じ、本当の“学び”とは何かを問いかけた好著である。
    ...続きを読む
  • あの戦争になぜ負けたのか
    太平洋戦争がなぜ起こったのかを色々な観点から見ていく。 日本の中国侵略から端を発してアメリカ・イギリス等々の包囲網からの石油のストップ。 日本は遅れてきた植民地政策による帝国であった。
  • 1989年の因果 昭和から平成へ時代はどう変わったか
    保守の論客による昭和の終わりと平成の幕開けの時代の世相を論じた書。あの頃を懐かしむにはまだ時代が早いかな。少子高齢化が当時から言われていた事実には改めて政治の不作為の罪を感じる。星3つ
  • 昭和天皇(上)
    戦前・戦後をほぼ同じ分量でかいつまんで書いているので、昭和天皇入門にいいのでは。天皇の御製を多く引用しているのが印象的。
  • 歴史でたどる領土問題の真実 中韓露にどこまで言えるのか
    竹島、尖閣については、日本人としてしっかりと学ぶべきだ。

    じゃあ、中国や韓国の人に堂々と語れるかといえば、ぜんぜん自信がない。

    とにかく他人事じゃないことを認識し、考え続けなければならない。

    あとがきにあるように、ロシアとは「歴史」が土台にある。プラス「外交」

    韓国とは「条約」プラス「外交」...続きを読む
  • 1989年の因果 昭和から平成へ時代はどう変わったか
    1989年の検証と言うより、その年の出来事に絡めた著者の辛辣な愚痴というところか。そう思って読めば面白いかも。社会党大躍進は政権交代を果たした民主党と重なる部分多し。
  • 昭和史の深層
     本書は昭和史の15の歴史的事実を扱った歴史書である。ひとつひとつが大きな課題であり、優に1冊の本となるような事案ばかりであるので、それぞれの事案の詳細は本書のみではわかりにくいところもあるが、昭和史全体を理解するためには良い本であると思った。
     日本人は歴史好きの人が多いと思う。幕末の坂本竜馬は日...続きを読む
  • 歴史でたどる領土問題の真実 中韓露にどこまで言えるのか
    ・ノンフィクション作家保坂正康氏が、「帝国主義的感情」を捨てて、冷徹な歴史的論理の中において領土問題を考えるよう主張して書かれた作品。
    ・尖閣諸島、北方領土、竹島という現在領土問題でホットなエリアを取り上げ、露中韓との間での歴史的事実を決してヒステリックにならず丁寧に淡々と記載している。
    ・サンフラ...続きを読む