保阪正康のレビュー一覧

  • 昭和史がわかる55のポイント
    勉強?なのかな。
    こういうドラマ、真実のドラマとしてなら、歴史も興味深く、学べるものであったのになぁと思う。
    真実の「羅列」ですらなく、薄っぺらく数字だけなめた教科書の、なんとつまらなかったことか。この教科書を与えれば、放って置いても詳しくなろうに。
    子供に読ませたい本。受け継ぎたい本。
  • 太平洋戦争、七つの謎 ──官僚と軍隊と日本人
    [ 内容 ]
    開戦、特攻作戦、敗戦そして本土決戦…あの戦争に官僚たちがはたした役割とは何か。

    [ 目次 ]
    第1章 誰が開戦を決めたのか?
    第2章 戦時下の国民は戦争をどう捉えていたのか?
    第3章 山本五十六はなぜ前線に行って死んだのか?
    第4章 なぜ人を武器にする戦略が生まれたのか?
    第5章 日...続きを読む
  • 昭和史の深層
    半藤一利とならび昭和史研究の第一人者の筆者が昭和史の15のテーマを資料と証言をもとに書き下ろした本。
     天皇、軍部、占領軍ではなく国民の視点から様々な論の是非を問うている。
     5章の「太平洋戦争の歴史的本質」で第二次大戦に参戦した当時の指導者がもし、宣戦布告の際、日本の参戦の意義を「アジアアフリカの...続きを読む
  • あの戦争になぜ負けたのか
    [ 内容 ]
    「対米戦争の目的は何だったのか」、「陸軍エリートはどこで問違えた」等、戦後六十余年、「あの戦争」に改めて向き合った六人の論客が、参戦から敗戦までの疑問を徹底的に掘り下げる。
    「文藝春秋」読者賞受賞。

    [ 目次 ]
    第1部 座談会・あの戦争になぜ負けたのか(対米戦争の目的は何だったのか...続きを読む
  • 昭和史の論点
    [ 内容 ]
    国を鎖していた小さな国が、急速な近代化をなしとげ、しまいには世界の“一等国”を自任するまでになった。
    しかし東亜の風雲はおさまらず、軍部は独走し、複雑な国際情勢の中で、ついに未曾有の大戦争に突入していく―。
    昭和日本はどこで誤ったのか?
    戦争以外の進路はなかったのか?
    ワシントン体制か...続きを読む
  • 昭和の名将と愚将
    [ 内容 ]
    責任感、リーダーシップ、戦略の有無、知性、人望…昭和の代表的軍人二十二人を俎上に載せて、敗軍の将たちの人物にあえて評価を下す。
    リーダーたるには何が必要なのか。

    [ 目次 ]
    名将篇(栗林忠道 石原莞爾と永田鉄山 米内光政と山口多聞 山下奉文と武藤章 伊藤整一と小沢治三郎 宮崎繁三郎...続きを読む
  • 昭和の名将と愚将
    半藤一利が描き、語る歴史ものが好きなので、これもその一環で。対談形式であることも利して、大変読みやすく、わかりやすいものになっている。内容も穏当で確か。
  • 華族たちの昭和史―昭和史の大河を往く〈第6集〉
    幕末の書籍を読んでいると、公家と武士が、明治以降に、どのように社会的に位置づけられていくか関心が出てくる。(革命が起こったわけでもないので)
    この本は、それを整理する上でも重宝。
  • 参謀の昭和史 瀬島龍三
    スティーブジョブズのプレゼンはあらゆる問題を三点に絞り込む、三点主義を取り入れていると知り、この本を再読したくなった。

    山崎豊子の不毛地帯の主人公壹岐のモデルと言われた瀬島。

    大本営参謀、シベリア抑留、伊藤忠商事会長、第二臨調と 数奇な人生を歩むなか、参謀が司令官に意見具申の習慣である三点主義で...続きを読む
  • 田中角栄の昭和
     昭和史の権威である保坂正康氏の田中角栄評伝です。

     田中角栄には政策はなく、政争に勝つノウハウと燃料(カネ)だけは豊富にあった、と。

     カネにつながらない仕事には例え大臣職であったとしても興味を示さず、ひたすらカネを作り、カネをばらまき、権力を維持した。

     その点では20代で代議士になったこ...続きを読む
  • 「特攻」と日本人
    [ 内容 ]
    志願か、命令か。
    英霊か、犬死にか。
    主導したのは海軍か、陸軍か。
    ―昭和史研究の第一人者が、残された遺書・日記を丹念に読み解き、特攻隊員の真意に迫る。

    [ 目次 ]
    1章 英霊論と犬死に論を超えて(知覧特攻平和会館 「反戦が目的」ではない ほか)
    2章 なぜ彼らは死を受けいれたか(...続きを読む
  • あの戦争になぜ負けたのか
    NHKで昨年放映された、首脳部ぐだぐだ座談会を思い出しながら読んだ。
    戦争をするも続けるも、雰囲気と気遣いと押しの強い弱いによって決まったようだ。
    遺伝子に組み込まれた国民性なのか、空気が決める傾向は、今も変わっていない気がする。
    我らは猿以下か。
  • 田中角栄の昭和
    昭和史にかなりの影響力を持つ田中角栄を通しての政治と人間ドラマ、今話題の小沢一郎の行動の原点が見えてくる。政治の好きな人の必読書。
  • 新編 後藤田正晴 異色官僚政治家の軌跡
    後藤田関連の本を何冊か読んだ事がある人にとっては、ある種の物足りなさを感じるかもしれませんが、初めて「後藤田正晴」についての本を手に取る人には、良いのではないかと思います。
    やっぱり、後藤田正晴は魅力的な人間だと再認識しました。
  • 昭和の名将と愚将
    私がその歴史観をかなり信頼してる二人による、対談形式の名将論。軍事は、人類の歴史で最も重要な技術であり続けました。ここ暫く平和だからって、忘れていい類のものではありません。昭和の代表的軍人22人を俎上に載せて、リーダーシップとは何かを検討していきます。

    名将篇と愚将篇に分かれています。名将篇で登場...続きを読む
  • 田中角栄の昭和
    庶民宰相として大衆の圧倒的な人気を背景に総理大臣に就任した田中角栄。日中国交回復へのイニシアチブをとる等、就任当初は大きな業績を残したが、結局はロッキード事件・金権問題を理由に首相を辞任。その後も、政界に隠然たる影響力を持ち続けたが、二度と表舞台には登場しないまま、失意のまま死亡。田中角栄が首相にな...続きを読む
  • 華族たちの昭和史―昭和史の大河を往く〈第6集〉
    昭和の軍人たちがなぜ戦争を求めたかが理解できる一冊。学校で習った歴史のその奥の側面がわかるような気がする。また、近衛の一言で公家の位置づけも良くわかる。
  • あの戦争になぜ負けたのか
    あの戦争になぜ負けたのか ものすごく疲れる。なにも歴史から学んでないし。歴史の授業で取り上げるべきだ。
  • 眞説 光クラブ事件 戦後金融犯罪の真実と闇
    山崎正嗣が(意識的にか無意識にか)何物かに怒りを感じていたことは読み取れたけれど、そこから貸し金屋を選んだのかは謎だったかな。巷間流れる山崎正嗣像は一面しか押さえてないというのは確かなようだ。
  • あの戦争から何を学ぶのか
    筆者が高名な方なので購入した。

    何も学んでいないような現代へのジレンマが自分にはあり、この本を読むことで解決すべき事案が明確にわかってきた。

    (主に自衛隊のあり方を問うんすけど)
    軍隊や原子爆弾、自ら責任を問えなかった東京裁判と問題提起していく

    もはやさすがと言わざるを得ない。
    あくまで参考に...続きを読む