保阪正康のレビュー一覧

  • 「特攻」と日本人

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    犬死論も英霊論もどちらもあかんちゅうこと。◆「きけわだつみの声」の成立時期の背景も勘案するべき。◆◆美濃部正海軍将校のこと。

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    2020年07月27日
  • 参謀の昭和史 瀬島龍三

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    著者の主張は一貫して、「瀬島龍三は大本営参謀として太平洋戦争にかかわったので説明責任があるのに、それを果たさずに逃げている」というものである。
    それは戦争時代の著述だけでなく、シベリア抑留時代、商社時代、臨調時代のすべてにおいて説明責任から逃げている、弾劾する。
    私は単純に、エリートの大本営参謀というものがどのように仕事をしていたのかが知りたかっただけなのだが、その点については深く描かれていなかった。
    この本を読むと、ついつい『不毛地帯』を重ねてしまうのは私だけであろうか。

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    2014年03月16日
  • そして、メディアは日本を戦争に導いた

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    昭和史を研究したお二人からの警告。今の日本の状況はかなりまずいよと。
    現在のメディア同様、戦前のメディアもただ「売れる」という理由から、戦争の危機を訴える記事ではなく、戦争を煽る記事を書き続けたという。その方が「売れた」からだ。「売れる」ということは「求める」人たちが多数いるというわけで、しかしここを考えるとややこしくなるのでちょっと置いておくが、日本のメディアには「ジャーナリストというものは存在しない」ということをしっかりと心得た方が早いのではないか。
    書くことで生計を立てている者に崇高なものを求める方が間違っているのだ。
    もう1度言うが日本のメディアに「ジャーナリストはいない」し、「いたこ

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    2015年06月15日
  • 日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島

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    3つの領土問題、それぞれの経緯と問題点を明らかにする。筆者の専門が北方領土なのでそこだけ妙に情報量が多いのは置いておいて、それぞれ違ったアプローチが必要であるということは外交の素人にもよくわかる。
    尖閣諸島も石油があるとしても掘らなきゃわからないしねぇ。国と国とかでなくもっと大局的な判断ができる人が両国にいて欲しいものです。なかなか難しいのでしょうけど。

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    2014年02月13日
  • 昭和史の一級史料を読む

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    近衛文麿の昭和20年2月の上奏文が堀田「方丈記私記」にも取り上げられていて、「敗戦自体はそれほどのことでもない」という箇所がこれでもか、とこき下ろされている。
    確かに無責任極まりない話というのが大前提であり、そのことが本書「昭和史の一級史料」でも「近衛の妄想」という表現で示唆されているのだが、「史料を読む」というのは歴史のディティールをきちんと抑えようという話であるから、そのときの当事者の心理や人間関係の襞に積極的に分け入ろうとする。
    著者らの姿勢には敬意を払った上で、でもなあ、とも思うのだ。分け入れば分け入るほど、例えば先ほどの近衛のトンデモ発言にもそれなりの背景があることがわかってくる。な

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    2014年01月12日
  • 昭和の名将と愚将

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    対談形式なので読みやすく、内容は薄い。
    二人の会話の中で出てくる大戦時の指揮官の多くに実際会ってインタビューしている所が凄い。
    半藤一利だからこそ言える内容が多く、以降の本人と逢えなかった者には表現できないような仕草や言動の描写が有る。
    しかし、半藤氏がこの分野での大家過ぎて後進が育たず、本人にインタビューしたからといってその文章が絶対視されるようになりはしないかと不安になるぐらいいろんな人間と会っている。

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    2013年12月04日
  • 日本を変えた昭和史七大事件

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    文字通り、昭和史の中で筆者が7大事件としてあげる「五・一五事件、二・二六事件、太平洋戦争、占領、六〇年安保、三島由紀夫と楯の会事件、ロッキード事件」について記述した一冊。

    太平洋戦争と三島の件を同列に上げるのは若干無理があるものの、一貫して日本の国体について考えてる部分は同意できた。

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    2013年09月02日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    昭和史を語る際にいつも示唆を受ける半藤、保阪に右よりの中西が加わり、どのような討議になるのか興味深いところでした。昭和の大戦という際に、日米戦争を分けて、中国に対しては明らかに侵略戦争であったという半藤、保阪に対して中西は何となく曖昧な姿勢であると思いました。それだけに日本が反乱もなく、一致して闘っていけたのは米英に対して自衛=興国存亡の危機にあるという意識が強かったからだという一致した考えもなるほどと思いました。このタイトルではなく、「なぜ負けることが分っている戦争をしたのか」という観点から、日本の指導層に対する厳しい批判は今の私たちの姿勢(政治だけでなく、企業においてさえ)に反省させられる

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    2013年08月21日
  • 新編 後藤田正晴 異色官僚政治家の軌跡

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    後藤田正晴という人が不世出の政治家であったことを新たに知ることが出来ました。徳島県の川島町から更に山奥へ行った田園の名門出身で、年の離れた末っ子として可愛がられて成長した幼年時代。兄の薦めで進んだ水戸高校。そして東大時代、内務省時代、警察庁、自治省の時代と豪腕のイメージを確立していく過程は凄みがあります。そして田中角栄との出会いから、昭和49年の参議院選挙における落選と金権候補烙印という大きな挫折がなぜ起こってしまったのか。そして政治家になった当初のタカ派のイメージが、いかに平和のシンボル、改革のシンボルとして自民党のみならず、社会党はじめとする野党からまでも信頼を得た存在になっていくかはドラ

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    2013年08月26日
  • 日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島

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    外交は自分の正義を追求するだけでは結果として何も得られないことがあり、発想の転換や柔軟性も必要なことがわかりました。

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    2013年04月11日
  • 日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島

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    領土交渉に関する三原則
    現状を変更しようとする国は力によって行動をしてはならない。実効支配している国は相手国との話し合いに応じなくてはならない。両国が知恵を出して衝突に至らないようなメカニズムを考える。

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    2013年02月22日
  • 参謀の昭和史 瀬島龍三

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    組織全体にひとつの勢いをつけると言う事が大事
    勢いさえつけば、人間の心理からしてみんなが最大限に全幅の努力を傾注し能力を発揮する
    企業のリスクは体質、スケール、スピードを関連させ、決断する
    7割8割の成算で踏み切る 3割2割のリスクを忘れない
    戦術の失敗は戦略で補えるが、戦略の失敗は戦術では補えない

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    2013年02月12日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    いかにあの戦争が非合理的な意思決定の積み重ねとして開戦され、続けられたかが綴られている。「あの方がそこまで言われるのなら、勝ち目はないけれど、一緒にやってみよう」という精神論。今に至っても尚、似たような論調を耳にするのは気のせいだろうか。印象に残ったのはアーリア民族至上主義のヒトラーが何故日本と組んだのか。そして特攻、玉砕、零戦、戦艦大和に関するくだり。今後のためにももっと意思決定における説明責任を追求すべきだと思う。それに事後のaccountabilityも欠かせない。

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    2013年02月02日
  • 日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島

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    国力が下がると、領土問題で他国につけ込まれるという指摘には納得。しかしなぜ尖閣や竹島に拘らなければいけないかという根本的なところは書いていない。

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    2013年01月24日
  • 日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島

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    中ソ国境紛争をはじめとした国境紛争の史実に基づき紹介するとともに、日本が平和的に隣国との利益関係を構築する方法を見出そうとしている。

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    2012年10月21日
  • 日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島

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    分かりやすかった。このレベルの知識は国民全体が持っているベキですね。そうすれば、対峙国の暴挙に対して国民全体が冷静に対応できるかと。しかし、外交は難しいですね。

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    2012年09月29日
  • 日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島

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    尖閣諸島国有化より前に出た本です。恥ずかしながら、僕は子どもにこの問題を正確に説明できませんでした。そこで本書でお勉強、と思った次第です。
    「歴史問題」「領土問題」「政治問題」の違いを前提に、北方四島、竹島、尖閣諸島の状況、まとめ、そして解決案です。
    早くしないと解決できなくなるぞ!というプレッシャー。

    「塩漬け」も選択の一つだと考えていましたが、領土問題と原発事故には、通底する意識として、そのままじゃいけないとわかっていても、自分が担当しているうちは何も起きてほしくない、という「原発安全神話」に通底しているものがあるという指摘です。そう言われるちゃうとなあ。
    ある第三極のトップの方の唐突発

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    2012年09月25日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    6名のそうそうたる面々によるが大東亜戦争に関する座談会。
    半藤一利・保坂正康・中西輝政・戸高一成・福田和也・加藤陽子の6名。僕自身かつてその著作で勉強させてもらった人も多くいます。また、この6人の大東亜戦争に対する立ち位置が微妙に違っているので、そのあたりも興味深く読ませてもらいました。

    ただ、内容が非常に多岐に渡るため、それぞれの議論が尽くされていない印象があります。一致点を見つけて終了、といった感じです。もう少しテーマを絞り込むか、参加者を3人くらいにするかした方が、より深い議論が楽しめたのでは、と思います。

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    2012年09月01日
  • 日本を変えた昭和史七大事件

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    個々の事件についてきちんと調べられた上で簡潔にまとめているのだな、ということがよくわかる一冊。教科書や一般的に語られる内容からだけではその奥まで理解出来ないことが多い昭和の歴史の、特に軍部と天皇との間で何が起きたのかなどについてもだいぶ深く切りこまれている。
    個人的には三島由紀夫や田中角栄のくだりもすごい興味深かったんだけど、筆者としては太平洋戦争前後の所が一番思い入れが強そうな感じはありました。でもこれだけわかりやすくまとめられているのはそれはそれですごいなとは思います。

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    2012年08月16日
  • 日本の領土問題 北方四島、竹島、尖閣諸島

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    北方領土、竹島、尖閣の三つの領土問題を詳しく説明。東郷先生の言われる三原則が一つの解決の方向だと思う。1.現状を変更しようとする国は力で行動してはならない。2.実行支配している国は相手国と話し合いに応じなければならない。3.両国が知恵を出し合い衝突にならない方法を考える。特に2番目の話し合いに応じるという部分が大事だと思います。日本で言えば尖閣は実行支配しているのだから、強行するのではなく話合う。北方領土はロシアは話合いに応じなければならないし、竹島も韓国は話し合いに応じなければならない。国のプライドや利権などもろもろのしがらみを超えて実行支配している国が少し妥協し、合意の方向を模索する事が大

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    2012年07月28日