保阪正康のレビュー一覧
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ネタバレ学びたい気持ちが、無性に湧き上がるときがある。
就職・転職や資格取得のためではなく、己の人生を深めるために…。
本書は、自分の社会的な利益や価値を高めるための「虚学」ではなく、生き方そのものを探求する「実学」によって自己変革を遂げた4人の具体例を通じ、本当の“学び”とは何かを問いかけた好著である。
人生に新たな展望を開くうえで、進むべき道を示す格好の道標となろう。
人間のバイタリティとは無限大ですね。
読んでいてそう思いました。
実学と虚学とはどんな違いがあるのか、詳しく分かりませんでしたが本書を読んでみて納得いきました。
虚学が蔓延しているという事も頷けます。
様々な過去や経歴を持った -
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本書は昭和史の15の歴史的事実を扱った歴史書である。ひとつひとつが大きな課題であり、優に1冊の本となるような事案ばかりであるので、それぞれの事案の詳細は本書のみではわかりにくいところもあるが、昭和史全体を理解するためには良い本であると思った。
日本人は歴史好きの人が多いと思う。幕末の坂本竜馬は日本史最大のヒーローであるし、明治を扱った「坂の上の雲」も人気は高い。ところが、昭和期の歴史は、人気がない。私には、昭和の歴史についての国民全体の共通の認識が今成立しているとは思えない。
日本人は、どこかで間違ったから、あの戦争になったのだろう。本書によると昭和史論争でのさまざまな意見を持つ人たちに -
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ネタバレ・ノンフィクション作家保坂正康氏が、「帝国主義的感情」を捨てて、冷徹な歴史的論理の中において領土問題を考えるよう主張して書かれた作品。
・尖閣諸島、北方領土、竹島という現在領土問題でホットなエリアを取り上げ、露中韓との間での歴史的事実を決してヒステリックにならず丁寧に淡々と記載している。
・サンフランシスコ講和会議における吉田首相(当時)による演説は気骨のあるものであり、きちんと歴史に刻み込まれていかねばならないと感じた。
・我々は敗戦体験を通じて学んだ以下のことに改めて思いを至らせるべきである。
①他国の領土を奪うことによる損と得を計測してみるべきである。(歴史)
②自国の文化や文明が唯一絶 -
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ネタバレ[ 内容 ]
東京裁判(極東国際軍事裁判)とは何だったのか!?
勝者による「復讐裁判」と片づけてよいのか?
史実から目を背けるのは「逃避」である。
壮大なる歴史ドラマに隠された数多くの教訓を、どう受け止め、どう伝えるか!?
新史料を得て世に問う、保阪正康流理性史観。
[ 目次 ]
序章 昭和史清算のひとつの形
第1章 裁判の全体図―可視と不可視の部分
第2章 裁いた側の論理と歴史的責任
第3章 裁かれた側の弁明とその義務
第4章 判決のもつ意味と戦後社会
終章 六十年目の東京裁判、歴史への道
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆ -
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[ 内容 ]
昭和三十年代の「昭和史論争」を初め、これまで、昭和史をめぐっては様々な論争が繰り広げられてきた。
今日でも、国を超えた歴史共同研究が進む一方、個別のテーマに関して、依然として対立点が存在する。
これまでの論争は果たして本質的なものであっただろうか?
15のテーマに関して、史実を整理し、より本質的な問題点を提示する。
[ 目次 ]
満州事変前後の国家改造運動
二・二六事件と新統制派
日中戦争と「現地解決・不拡大」
南京事件―戦場における残虐行為とは
太平洋戦争とその歴史的本質
毒ガス・原爆・大量殺りく兵器を許した論理
北方四島、北海道占領をめぐるドラマ
「敗戦」と向き合うというこ -
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[ 内容 ]
「富田メモ」や『卜部亮吾侍従日記』をはじめ、昭和史における一級史料の発掘が相次いでいる。
歴史史料は、どう読んだら理解が深まるのか。
ノンフィクションとアカデミズムでは、史料の考え方、使い方はどう違うのか。
側近たちが残した史料が語る昭和天皇の実像とは。
昭和史研究の第一人者と、史料発掘の専門家が「史料の表裏」を縦横無尽に語り合う。
[ 目次 ]
1(昭和史史料の見取り図 史料の空白部分 史料発掘の裏側 歴史をめぐる「記録」と「記憶」 昭和天皇史料をどう読むか)
2(昭和史の転換点を読む 昭和史の虚実に迫る)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ -
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東京裁判から60年。本来なら歴史の領域に入っていかなければならないのだが、法務省の地下に眠っているとされてきた裁判の検察側、弁護側の証拠文書が平成11年に国立公文書館に実は移されていた。
そして、国立公文書館が平成18年12月からその一部の整理を終えたことを明らかにし、それが徐々に公開されてきている。
著者は、激動を生きた世代の責務として、昭和前期からの軍人、政治家などの行動を分析し、どのようなプロセスで無謀な戦争へと突き進んでしまったのか。
東京裁判の記録、当事者などの証言を元に、詳細に分析したものである。
この裁判が問うていることの真の意味を日本社会は今後に生かしていかなければなら -
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8/12が発売日だったらしいのですが、たぶん発売日の丁度1年後に買いました。すごい縁ですね。報道問題と報道を信じたくなる人の心理をどう突くかというプロパガンダ論の一環として手に取ってみた次第。戦時中の日本が欧米諸国から「病的な空間」とそれぞれ自国でキャンペーンするとともにそれを自己実現させ、結果的に異常性を裏打ちしてしまったのが当時の異常な報道のありかただったというのは示唆に富んでいます。根拠は示せないけれど「我が」軍が勝ってるんだ!といってだんだんと煌びやかにデコレートされる報道文とともに報道をある程度コントロールできる者が「これまでの嘘がばれる」のを防ごうとするあまり国家反逆罪級の行動に出