広瀬順晧の作品一覧
「広瀬順晧」の「昭和史の一級史料を読む」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「広瀬順晧」の「昭和史の一級史料を読む」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
近衛文麿の昭和20年2月の上奏文が堀田「方丈記私記」にも取り上げられていて、「敗戦自体はそれほどのことでもない」という箇所がこれでもか、とこき下ろされている。
確かに無責任極まりない話というのが大前提であり、そのことが本書「昭和史の一級史料」でも「近衛の妄想」という表現で示唆されているのだが、「史料を読む」というのは歴史のディティールをきちんと抑えようという話であるから、そのときの当事者の心理や人間関係の襞に積極的に分け入ろうとする。
著者らの姿勢には敬意を払った上で、でもなあ、とも思うのだ。分け入れば分け入るほど、例えば先ほどの近衛のトンデモ発言にもそれなりの背景があることがわかってくる。な
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「富田メモ」や『卜部亮吾侍従日記』をはじめ、昭和史における一級史料の発掘が相次いでいる。
歴史史料は、どう読んだら理解が深まるのか。
ノンフィクションとアカデミズムでは、史料の考え方、使い方はどう違うのか。
側近たちが残した史料が語る昭和天皇の実像とは。
昭和史研究の第一人者と、史料発掘の専門家が「史料の表裏」を縦横無尽に語り合う。
[ 目次 ]
1(昭和史史料の見取り図 史料の空白部分 史料発掘の裏側 歴史をめぐる「記録」と「記憶」 昭和天皇史料をどう読むか)
2(昭和史の転換点を読む 昭和史の虚実に迫る)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ